54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

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定期更新

2016年06月03日 | ハコ
2016年ももう6月になりました。

氷室さんのLAST GIGSが今年上半期のハイライトかなと思います。

ちなみに、このブログの秀逸な記事はカテゴリ「パラレル」にまとまっています。
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54のショートショート短編小説

2009年12月31日 | クリエイティブな思考への挑戦
ショートショート短編小説
「魂の断絶」
「ニノミヤくん」
「風呂場」
「地球外生命体」
「ホコリ」
「孫悟空」
「うんち」
「活毛剤」
「魂の墓」
「ナンシー」
「タイムサーフィン」
「睡眠は未来への」
「SHO-RI」
「輝く宇宙」
「人生ゲーム」
「うどん屋がカレーをつくる」
「ダイヤモンド・アース」
「ハルマゲドン創生記」
「死にたい衝動」
「ヴァンパイアとの契約」
「私の太陽」
「いらない贈り物」
「僕らの知らないところで」
「ピーターパン少年の成長」
「棄てられた民」
「空飛ぶ水族館」
「うさぎとかめ」


夢小説
「イルカの絵」
「余命宣告」
「おばあさんの指輪」

ポエム
「Dying Massage」
「RESISTANCE REVOLUTION」
「空を越えて」
「真冬のBUTTERFLY」

「クリエイティブな思考への挑戦」から、
ベストアルバムとはいわないが、こんなのもあったなあというのをまとめてみました。
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盗まれたもの

2009年12月18日 | クリエイティブな思考への挑戦
先生が怒りを露わにして言った。
「この中に、人の物を盗った人がいます。正直に名乗り出なさい」

誰も名乗り出なかった。この中に犯人がいるはずなのに。
・・・当り前だ。盗まれたというカードゲームは僕のカバンの中に入っている。そして僕は名乗り出ない。

先生はさらに言った。
「自分の大切な物を盗られたら嫌だろう?人にされて嫌なことは、人にもしてはいけないんだ。
まあ、誰にでも間違いはある。ちょっとむしゃくしゃしてついやってしまったのかもしれない。それならそれで、盗んだ物を返して素直に謝ればそれでいいんだ。
いつでもいいから、返しに来てください。待っています。よく考えるように」

返すわけないじゃないか。僕は思った。


家に帰った。弟がいる。
「はい、プレゼント」
そう言って、僕は弟に盗んだカードゲームを渡した。
「わーい、お兄ちゃん、ありがとう」

うちは貧乏だ。だから欲しい物なんてなにも買ってもらえない。
みんなが楽しそうにして遊んでいるおもちゃを見ても、うらやましがるしかない。
僕は我慢できる。でも、弟がかわいそうだった。


次の日、弟がトラックにひかれて死んだ。
なんで、弟が。死ぬなら、人の物を盗んだ僕の方が死ぬべきだと思った。なんで、弟が。

事故の時、弟は貯金箱を抱えていた。
「お兄ちゃんにプレゼントを買ってあげるんだ」
そう言って笑っていたと、弟の友達が言った。
弟は本当に少ないお小遣いをずっと貯めて、それでプレゼントを買おうとしていたんだ。
それなのに僕は・・・。

ふいに、昨日先生が言っていたことを思い出した。
「自分の大切な物を盗られたら嫌だろう?」
僕の大切なものはどこか遠くへ盗られてしまったんだ。
こんな気持ちになるなんて。


その日、僕はこれまでに盗んだ物をすべて返して回った。
一人一人に直接、謝って返した。
弟は僕からのプレゼントだと思って全部大切にしまってあったので、失くなったり壊れたりした物は一つもなかった。


その日の夜、僕は願った。
どうか、弟を返してください。待っています。よく考えるように。。
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世界を滅ぼすモノ

2009年04月30日 | クリエイティブな思考への挑戦
人間はなんて残酷なんだろう。
金、権力、そして暴力、上に立った者が好き放題にやって、下にいる者は傷つけられていく。慈悲のかけらもない。優しさなんてものはない。意味がない。

働いても働いても暮らしていくのがやっとの人がいる一方で、政治の力で裏で大金を手に入れるやつがいる。告白したくてもできない臆病者がいる一方で、集団で女の子をレイプするやつらもいる。
それに、俺をいじめたあいつら・・・人間なんてみんな死んでしまえばいいんだ。人類なんて滅んでしまえばいい。

「一緒に人類を滅ぼそう!」
斉藤馬亜駆はネットに書き込み、人類を滅ぼす同志を募った。

一週間後、馬亜駆のもとに集まったのは、たった一人だった。

「人類を滅ぼそうっていうのに、たった二人じゃどうしようもないな。せっかく来てくれたのに、これじゃ無理そうだ・・・」
しかし男は不敵な笑みを浮かべながら言った。
「そんなことはないですよ。私にお任せください」
だが、馬亜駆には信じられなかった。
男は続ける。
「あなたはこの世界の人間を見て、幻滅したわけだ。こんな人間いなくなればいいのに。こんな世界なら消えてしまえばいいのに」
「そうです」
「私がその願いを叶えてあげましょう。目を閉じてください」
馬亜駆は言われるまま目を閉じた。
「まさかこんなので『世界が消えました』なんて言うんじゃないでしょうね?」
「やはりそれでは満足しないでしょうな。仕方がない」
BANG。
馬亜駆の世界は消えて無くなった。

「まったく、こういうやつが毎年何人か出てくるよな。自分が世界を嫌になったからって世界を滅ぼそうなんて無茶を言いやがる。世界の方ではそれなりにうまくやってるっていうのに。そんなに世界を滅ぼしたかったら、自分の世界だけ滅ぼしてくれっていうんだ」

中村正義、彼は悪から世界を守る正義の味方だ。。
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宙姫(そらひめ)

2009年02月04日 | クリエイティブな思考への挑戦
むか~しむかしのお話。
ある夜、翁は流れ星が流れるのを見た。
こんな夜はどこかで誰かの願いが叶うかもしれない、などとは翁は考えない。
流れ星は山に落ちたのだ。
これはすごいものを見てしまった。
翁は興奮して眠れなかった。

翌朝早く、翁は流れ星を探しに山に入った。
すると、竹やぶの中でひときわ輝いているものを見つけた。
その物体は熱で真っ赤になっていたのだ。
一晩中燃え続けているなんて、さすがは流れ星。
翁は川から水を汲んではかけて水を汲んではかけてしてその物体を冷ました。
翁はその丸い物体をいろいろ触って見ていたが、ある拍子にパカッと開いた。
すると、中から赤ん坊が出てきた。
桃太郎・・・などとは翁は考えない。
空から降ってきた女の子、翁はその赤ん坊に空姫と名付けた。

空姫は不思議な赤ん坊であった。
その成長は驚くほど速く、あっという間に年頃の娘になってしまった。
さらにその容貌。
はじめは人間の赤ん坊のようであったが、成長するにつれて普通の人間とは全然違う特徴をもつようになった。
銀色の肌に、白目のない黒目、後の世にいうマネキンのようでもあった。
しかしその姿には不思議な美しさがあり、会う男はみな空姫に惚れてしまった。

たくさんの男が空姫にプロポーズをした。
そこで空姫は、「私が欲しいものを持ってきてくれた人と結婚します」と言った。
空姫は次々と無理難題を出してきた。
金が欲しい、銀が欲しいから始まり、合成ゴム、合成プラスチックが欲しい、耐熱材が欲しい、ジェットエンジンが欲しい・・・その要求はどんどん高度なものになっていった。
最初は要求に応えていった男たちも、やがてついていけなくなり、次々と脱落していき、そして最後には誰もいなくなってしまいました。
翁は心配して聞いてみました。
「空姫、いったいどうしたいんだ?」
「翁、私はね、この星の者ではないんです。私は故郷へ、宇宙へ帰りたい・・・・」
翁は空姫の泣く姿を見ていられず、なんとかしてやりたいと思いました。
空姫に一番惚れていたのは、この翁だったのかもしれません。

翁は早速宇宙船制作にとりかかりました。
もともと流れ星を見つけるような天体科学者です。
それに、空姫に求愛してきた男たちが集めた数々の部品がありました。
翁は夜も寝ずに研究し続け、数年をかけてなんとか宇宙船を完成させました。
空姫が最初に乗ってきた丸い宇宙船を分析したのが決定的でした。
ほぼ同じタイプの宇宙船が完成しました。
翁は大喜びで空姫に見せました。
空姫も大喜びです。「やっと帰れるのね」
そこで翁は気付いてしまいました。つまりこれは、空姫とのお別れなのだ。

その夜、翁は空姫と最後の食事を共にしました。
そこで空姫は自分の決意を表しました。
「明日私は、この星を旅立ちます。鬼退治に行くのです。
私の故郷の星は、凶暴な鬼に襲われ、たくさんの人が死にました。私の両親は、私だけでも助かってほしいと、宇宙に私を逃がしたのです。
でも私は故郷に帰りたい。それに鬼が憎いのです。
どうしても両親の仇をとりたい。
翁、そのチャンスを与えてくれて、どうもありがとう。
私をここまで立派に育ててくれてどうもありがとう。」
空姫が立派な大人の女性に見えた。

次の朝、出発の時。
「では、行ってまいります」
「空姫・・・」
翁は言葉にならない。
「空姫、これを持って行きんしゃい」
嫗が走ってやってきた。
「ほれ、きびだんごだよ」
空姫はきびだんごを手に入れた。
「昨夜の話、聞いてたよ。一人で鬼退治なんてあんまり無茶だよ。道すがら、そのきびだんごで仲間を集めたらいいさね。一晩かけて作ったから、ちょっと寝坊しちまったよ」
「ばあさん、お前・・・」
「あたしゃね、空姫に嫉妬してたんだよ。じいさんを取られちゃったような気がしてね。でもほら、こんな遠い異国でさ、唯一の家族だろ?最後の最後くらい・・・あたしにもいいカッコさせとくれよ」
「嫗、ありがとう。これでもう負ける気がしないわ。絶対に鬼をやっつけてやるから。翁と幸せにね」

宇宙船は飛び立った。鬼を倒すために。

翁はつぶやいた。
「宙姫か・・・」
。。
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うさぎとかめ

2009年02月02日 | クリエイティブな思考への挑戦
うさぎとかめ

昔々、あるところに、うさぎとかめがおりました。
うさぎとかめは仲良しなので、毎日毎日かけっこをして遊んでいました。
でも、かめは足が遅いので、いつもうさぎに負けてしまいます。
かめはくやしくてたまりません。
ある夜、かめはこう思いました。
うさぎのやつはまるで飛ぶように駆けやがる。
そうだ、僕も飛べたらいいのに。
その夜、どこかのじいさんが流れ星が流れるのを見たという。

次の朝、かめが起きると、なんと背中に羽が生えていました。
甲羅から羽が生えているのです。
かめは大喜びです。今日こそうさぎに勝てるぞ。
意気揚々とかけっこに挑んだかめでしたが、かめはやはり負けてしまいました。
いくら羽が生えていたとしても、かめの遅い足では助走の勢いが足りないのです。
うさぎはかめに言いました。「かめに羽なんか生えてても意味ないじゃん。宝の持ち腐れだな。その羽はお飾りか?」
かめはくやしくてたまりませんでした。

その夜、うさぎはかめの家に忍び込みました。
かめに羽があっても意味がない。価値のあるものはあるべきところにあるべきなんだ。
もしも俺に羽が生えていたら、鬼に金棒だ。動物で一番の速さになるかもしれない。あのチーターの野郎にも勝てるかもしれない!
うさぎはかめの甲羅から羽をちぎり取ってしまいました。

次の日、うさぎは背中に羽をつけて走りましたが、飛ぶことはできませんでした。
ガムテープで貼り付けた羽なんかで飛べるわけがないのです。
かめの甲羅には傷跡だけが残りました。

・・・・・リセット・・・・・

昔々、あるところに、うさぎとかめがおりました。
うさぎとかめは仲良しなので、毎日毎日かけっこをして遊んでいました。
でも、かめは足が遅いので、いつもうさぎに負けてしまいます。
かめはくやしくてたまりません。
ある夜、かめはこう思いました。
うさぎのやつはまるで飛ぶように駆けやがる。
そうだ、僕も飛べたらいいのに。
その夜、どこかのじいさんが流れ星が流れるのを見たという。

次の朝、かめが起きると、なんと背中に羽が生えていました。
甲羅から羽が生えているのです。
かめは大喜びです。今日こそうさぎに勝てるぞ。
意気揚々とかけっこに挑んだかめでしたが、かめはやはり負けてしまいました。
いくら羽が生えていたとしても、かめの遅い足では助走の勢いが足りないのです。
うさぎはかめに言いました。「かめに羽なんか生えてても意味ないじゃん。宝の持ち腐れだな。その羽はお飾りか?」
かめはくやしくてたまりませんでした。

その夜、うさぎはかめの家に忍び込みました。
かめに羽があっても意味がない。価値のあるものはあるべきところにあるべきなんだ。
もしも俺に羽が生えていたら、鬼に金棒だ。動物で一番の速さになるかもしれない。あのチーターの野郎にも勝てるかもしれない!
そう思っていると、部屋の中から泣き声が聞こえてきました。
「せっかく立派な羽が生えたのに・・・やっとうさぎのやつに勝てると思ったのに・・・足が遅いばっかりに飛べないなんて・・・羽が生えるなんてすごい奇跡が起こったのに・・・これじゃあんまりだ・・・」
うさぎはなんだかかわいそうになりました。
今さっき自分が考えていたことを思うと、自分がとても恥ずかしいものだと思えました。
その夜、うさぎは黙って帰りました。

次の日、いつものようにうさぎとかめはかけっこを始めました。
うさぎはびゅーんと走っていってしまいました。もう姿が見えません。
かめはこれでも一生懸命に走っているつもりです。
甲羅が重いからかな、でも羽があるからいつもより軽い気がする、うん、なんだか今日はとても軽いぞ、いつもより速く走れている気がする、周りの景色がびゅんびゅん流れていくもの・・・なんだかおかしいな・・・
「おいかめ、その羽をはばたかせてみろよ」
そこでやっと気付きました。かめの背中をうさぎが押していたのです。
「え、なんで・・・」
「いいから早く」
かめは羽をはばたかせてみました。
すると、ふわっと体が浮き上がりました。そのままゆっくり、高く、高く。
うさぎとかめは空を飛んでいました。
「すごいなかめ、こんな速さ、チーターの野郎でもびっくりするぜ。鬼に金棒、うさぎとかめだ!」
「・・・・・・」
かめは言葉になりません。泣いていたのです。やっとのことで言いました。
「うさぎ、ありがとう」
「・・・・・・」
今度はうさぎの方が照れてしまって言葉になりませんでした。

夕日に向かって、うさぎとかめのシルエットが空に浮かび上がりました。。
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半魚人の夢

2008年11月06日 | クリエイティブな思考への挑戦
私は幼な心に、半魚人をつくりたかっただけなんだ、、、

中学生の私は、ふとした好奇心から、サケの卵に自分の精子をかけた。
こうしたら半魚人ができるんじゃないか。もしかしたら美しい人魚になるんじゃないか。
ドキドキしながら、私はその「受精卵」をシャーレに入れて、机の中にしまっておいた。

しかし、少年の好奇心は持続しない。
私はすぐに受精卵のことなんか忘れてしまった。

しばらく経ったある日の夜。私はガタガタという音に起こされた。
音は机から聞こえていた。引き出しがガタガタと揺れている。
何事かと思い引き出しを開けてみると、シャーレの上で手のひらサイズの半魚人が暴れていた。
私はその一瞬で、しばらく前の出来事を思い出した。まさか本当に!
私は小さな半魚人を手のひらに乗せ、間近でじっくり見た。これは大発見だ!
名前はハンギョ!

そこには私に少し似た顔があり、エラのようなものがあり、、、魚のような体がくっついていて、、
手ヒレが人間の手のひらのようになっていて、、尾ヒレも両足首がくっついたようになっている、、、
そんなハンギョは手ひらと足ひらをバタバタと動かし、私と少し似たその顔は苦しそうにもがいている。
その様子はまるで、手足をロープでぐるぐる巻きにされた人質のようだった。

息ができないらしい。肺呼吸ではないようだ。
私は洗面所に走り、バケツに水をいれ、そこにハンギョを入れた。
これで生き返るだろう、と思ったが、水の中でハンギョは溺れてしまった。
手ひら足ひらをバタバタ動かして、くるくる回っている。顔を水面に上げようと必死でもがいているようだ。
えらがあり、肺があり、しかしどちらも機能しないのか。
いや、どちらも中途半端だから機能しないのか。

ハンギョはバケツの中でひたすら苦しんでいる。
しかし、私にどうすればよいというのだ?
私に似た顔が苦しみに満ちた表情で私を見る。
少年のささいな好奇心、ハンギョの半分は私のDNAで構成されている、私の子どもだ。
わが子が、生まれて来たはいいが、呼吸さえできずに苦しんでいる。
先の事も考えず、一瞬の好奇心でつくってしまった受精卵、孵ってしまってから慌てたのでは遅すぎる!こんなことになるなんて!
私はなんてことをしてしまったんだ!

私にはどうすることもできなかった。
ハンギョが苦しんでいる姿をもう見たくはなかった。
私は最期にハンギョを手のひらで抱きしめた。
生んでしまってごめんね、ごめんね、ごめんね、、
そしてそのまま、、、、、、、、、、、  、  、   、    。

私は目を覚ました。朝だった。
あわてて机の中のシャーレを見た。
白く濁った水の中にイクラがあるだけだった。
よかった、まだ孵っていない。
私は心の底から安堵した。あれは夢だった。私は半人殺しじゃない。

私はシャーレを持ってトイレに駆け込み、そっと卵を流した。
さよなら、ハンギョ、、、

、、、あれから10年経った。

だけど私は今になって思う。
もしかしたら、トイレに流した「受精卵」がどこかで孵ったりしていないだろうか。
そしていつの日か、私の顔した半魚人が私に会いに来るんじゃないか、、、と。
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自殺天国

2008年10月03日 | クリエイティブな思考への挑戦
「お、久しぶり。元気か?」
「まあな」
「せっかくだからメシでもどうだ?」
「いや、お腹減ってないから」
「そうか、じゃ、また今度にしよう」
「いや、というか、お腹減らないんだ」
「え?・・・そうか、お前も死んだのか」

最近自殺する人間が急増している。というのも、幽霊の存在が科学的に確認されたからだ。
死んでも幽霊として存在できる。幽霊には肉体がないから、痛くないし疲れないしお腹も減らない。
わざわざ心身にストレスを抱えてまで働く必要なんかない。幽霊は自由だ。
働くのが嫌な連中はみんな自殺した。勉強が嫌だ、人間関係が嫌だ、簡単な理由でみんな死ぬようになった。

「ねえ、君かわいいね、俺のうちでイイコトしない?」
「ごめんなさい、私、できないの」
(ちぇっ、また幽霊かよ)

俺が死なずに生きている理由は、SEXしたいからだ。
死んだら肉体がないからSEXできない。気持ちよくない。
でももうダメかもしれない。綺麗な女の子に声をかけてもほとんどが幽霊になってしまっている。
SEXできないなら生きている意味なんかない。
俺も死んでしまおう。

俺は死んだ。
幽霊になれば空も飛べる、深海にも潜れる、光速を超えて移動できる、時間も超えられる、、、
あらゆる物理法則を超えられるんだ!
完全なる自由!!

あれ?
何も見えない、何も聞こえない、何も感じられないぞ、、???
そうか、目がないから、耳がないから、肉体がないからか。
、、、ということは、脳みそがないから何も考えられない、、、

・・・・・・・・・・・(虚無)。。


なんかね、幽霊として存在できるんならみんな死んじゃうんじゃないかって思ってね。
肉体がないから痛くない疲れないお腹も減らない。呼吸する必要もない。
幽霊になったらあらゆる物理法則を超えられんじゃないか。
でもよくよく考えてみたら、目がないから見えないし、脳がなかったら何も考えられないじゃないかって思って、
こんなオチになりました。
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おおかみ少年

2008年06月15日 | クリエイティブな思考への挑戦
「狼が来たぞ!狼が来たぞ!」
少年は叫びながら町中を走り回る。
「大変だ!」
人々は銃を持って家を飛び出す。
しかし、狼はいない。
人々は、町中の家々から町中の人々が銃を持って飛び出している様子を見てひと安心する。
これで万が一のことが起きたときでも大丈夫だ。
これは一種の訓練なのだ。

「狼が来たぞ!狼が来たぞ!」
少年は叫びながら町中を走り回る。

(あれ?今日は災害訓練の日だったっけ?)
ライトンはそう思ってカレンダーを見た。
(やっぱり、今日は訓練の日じゃないや。)

「これは訓練じゃない!本当に狼が来たんだ!」
少年は必死で叫んでいる。

「なんだか今日はいつもより芝居がかってるなあ。抜き打ちだからか?」
ライオネルは妻と食事をしていた。
「なにかの間違いよ。今日は訓練の日じゃないんだし、狼なんか出るわけないじゃない」

(なんで誰も出てこないんだ?いつもはあんなに早く銃を持ってみんな出てくるのに!)
少年は焦りと恐怖と不安でいっぱいだった。
「狼が来たんだって!!」

アイザックは銃を持って外へ出た。
少年の叫び声を聞いたとき、躊躇することなく銃を取りに行った。
訓練のときは銃を手元に置いていたのだが、いざとなるとどこに銃をしまってあるか一瞬わからなくなっていつもより倍以上も時間がかかってしまったが。
そしてアイザックは見た。大量の狼の群れが町に押し寄せてきている光景を。
「狼が来たぞ!!」
そう叫ぶなり、アイザックは銃を撃った。

アイザックの叫び声と銃声を聞いて、ライオネル夫妻はようやく事態を受け止めた。
(これは本当らしい。)
ライオネルは銃をすばやく取ると、外へ出た。

町中の家々から銃を持った人々が飛び出していた。
そして、一斉に狼の群れに向かって銃弾が飛び交った。

しかし、銃弾が当たらない。
すばやい狼を相手に銃を撃つ訓練なんてしていなかった。

町中の人々が外に出ているので、人間に銃弾が当たるのを恐れて撃てない人々がたくさんいた。
こんなとき、どのような態勢をとればいいのだろう?
訓練のときはそんなことまで考えていなかった。

アイザックが叫んだ。
「みんな、家の屋根に上れ!屋根の上から撃てば味方に当たる心配はない!」
アイザックははしごを使い、屋根の上に上った。

ライオネルは迷った。屋根に上るべきだろうか?妻はどうする?妻も屋根の上に上らせるべきだろうか?
そのときライトンの叫び声が聞こえた。
「もう無理だ!みんな、走って逃げろ!」
ライオネルは決断した。妻の手をとって走り出した。

町中の人々はばらばらに行動した。
屋根に上り銃で戦おうとする者、銃で戦うのをあきらめて逃げ出そうとする者。
マニュアルなどなかった。

アイザックは毒づいた。
大勢の人々が逃げ惑っているので、銃を撃つことができずにいた。
「みんな、家の中に入れ!男は銃を持って屋根の上から撃つんだ!」

しかし逃げ惑う人々には聞こえない。
すると一人の男が狼に倒された。
狼の方が圧倒的に速かった。男の苦痛の叫び声が響く。
人々はパニックに陥った。
我先にと逃げ出す人々。ぶつかって転ぶ人々。狼に追いつかれ襲われる人々。

アイザックは銃を撃った。
もう待てない。人々が狼に襲われている。戦わなくては。
アイザックの銃弾が一人の女性に当たった。女性は倒れた。
アイザックは一瞬ためらったが、またすぐに銃を撃ち始めた。
この場合、それでもこうするのが最善だと思った。

屋根の上から銃弾が降り注ぐ。
狼の群れが襲い掛かってくる。
逃げ惑う人々。
町はカオスだった。

どうしてこんなことになってしまったんだろう。
少年は思った。
訓練は所詮訓練でしかない。現実の災害はもっとずっとヘヴィなんだ。
「おお、神よ!!」
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透明人間

2008年05月31日 | クリエイティブな思考への挑戦
1897年、H・G・ウェルズは小説という仮想空間において、「透明人間」を作り上げた。
それ以来、多くの科学者が、公にはしないが、個人的に、ひそかに、「透明人間」を実現させようと、研究を続けていた。
そして、2008年、ついに、ドカニツ博士は「透明人間」になれる薬を開発することに成功した!

「やった、ついにやったぞ!」
ドカニツ博士は興奮していた。長年の研究がついに実を結んだのだ。
世界で初めて、物質を透明にする薬を開発した研究者として、ノーベル賞も確実だろう。
いや、それよりもまず、、
ドカニツ博士は考えるより早く、透明人間の薬を飲み下した。
鏡の前に立つ。身体が徐々に透明になってゆく。そして完全に消えた。
衣類をすべて脱ぐ。まったく見えない。透明だ。大成功だ!

ドカニツ博士は早速、街へ飛び出した。
嬉しさのあまり走り回る。
セクシーな女性のミニスカートをめくってはしゃぐ。
女性は突風だと思い込んでキャッと言いながらスカートを押さえる。
誰も透明人間だなんて夢にも思わない。
ドカニツ博士の行動はエスカレートする。
スカートの中に手を突っ込む。胸を揉む。
理性が透明になって本能がむき出しになったみたいに。
女性は胸を揉まれながら、しかし何のことかわからない。
人間の気配がするのに、誰もいないのだ。
博士はやりたい放題。

しかし、、
「なによアンタ!」
女性に思いっきり殴られる。
「さっきあたしのを触ったのはあんたね!」
今度は別の女性に殴られる。
先ほどイタズラしてきた女性たちが一斉に集まってくる。一斉に殴られる。
女性たちに囲まれながら、殴られ蹴られ、集団リンチである。
(こんなはずでは、、)ドカニツ博士はなんとか逃げ出し、研究室へと戻った。
どうしてバレたんだろう?

ドカニツ博士は鏡を見た。
「そうか、道理で、、」
ドカニツ博士の身体のラインに沿って、すすのような汚れが付着していた。

大気汚染の進行した現代社会においては、透明人間になるのはもはや不可能だった。。
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ミニスカート率と犯罪率の増加

2008年05月27日 | パラソル

基本的に男はバカです。
バカな男にミニスカートで挑発したら、興奮して犯罪行為に及んでしまいます。
そんな話。

女子高生のミニスカートは年々短くなっています。
このまま短くなっていったら、近いうちにワカメちゃんのようにパンツ丸出しにまで短くなるのでしょうか?
それとももっと短くなってベルトとパンツだけ、、、なんてことになるのでしょうか?
そうなったらなったで、おもしろくありません。
スカートの下を覗くあの感じがいいのですから

そもそも、パンツをチラッと見せる行為というのは、男性を挑発する行為なのです。
それは、襲ってくださいという合図なのです。
彼女が彼氏に、「今日はいいわよ♪」という、いやむしろ「今日はシテ♪」というメッセージなのです。
それを、不特定多数の人にやっているわけですから、、、
当然、レイプされますよ。男たちを犯罪に駆り立てるわけです。
それとも、最近の女子高生は乱交されるのがお望みなのでしょうか?

女子高生のミニスカート率と、犯罪率の増加は無関係ではないでしょう。
人間は犯罪とはギリギリのラインで生きているのです。
一歩間違えれば犯罪を犯してしまう。そんな危うい存在なのです。
ですから、ちょっとした刺激を与えてやるだけで、人間は犯罪を犯してしまう。
最近の都会には刺激が多すぎる。
犯罪が増えるのは当然の結果である。

女子高生のミニスカートを法律で完全に禁止してしまえば、犯罪の発生件数は激減するでしょう。
しかし誰もそんなことはしません。
みんな女子高生のミニスカートが大好きなのだから。。
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空飛ぶ水族館

2008年05月25日 | クリエイティブな思考への挑戦
ネロは風を感じながら、その巨大な飛行船をみつめていた。
空飛ぶ水族館、「スカイラクーア」を。

スカイラクーアはその名の通り、空飛ぶ水族館である。
巨大な飛行船の中は、様々な海洋生物を収容した水族館になっている。
普通の水族館でも、海の青さを表現するために、水槽の壁を青く塗っているのだが、スカイラクーアの場合は、壁は透明で、そこには空の青がある。
そのため、なんだか魚たちが空を泳いでいるように見える。
イルカやサメやクジラ、熱帯魚やペンギンやアシカたちが、空を泳ぐ、その美しさ。

この巨大な施設を飛行させるのに巨額の資金が投入された。
スカイラクーアは一瞬たりとも地上には戻らない、飛行し続ける。
燃料も空中で補給する。食料物資の供給や、ゴミの回収、あらゆることが空中ですべて行われる。
そのため膨大な金額がつぎ込まれている。
これはスカイラクーアをつくり、運営しているG・ロジャーの方針である。
空飛ぶ水族館がさまざまな所用のためにいちいち着陸していたのでは、「空飛ぶ水族館」とはいえないだろう。

膨大な金額が注ぎ込まれているスカイラクーアだが、その入場料は無料である。
空飛ぶ水族館、スカイラクーアは夢を与える楽園なのだ。見たい者には大いに見せてやる。
これもスカイラクーアをつくり、運営しているG・ロジャーの方針である。

しかし所詮、金持ちの考えることである。
空飛ぶ水族館に入るには、個人用のジェットビークルが必要だ。
ジェットビークルなんて高価な乗り物、金持ちにしか買えない。
だから、スカイラクーアに行けるのは一部の金持ち連中だけである。
しかもG・ロジャーは、ジェットビークルのメーカーで最もシェアのあるGNR社の社長なのだ。
スカイラクーアに行くためだけにジェットビークルを買う客も多いという。
まさに世界を飛び回る巨大広告!

さて、ネロは風を感じながら、その巨大な飛行船をみつめていた。
ネロにはジェットビークルを買うお金なんてこれっぽっちもなかった。
貧しい家庭に育ったネロは子どもの頃から何も与えられなかった。
だからといって夢を見るのに不自由はしていなかった。
ネロは海が好きだった。そこにはたくさんの魚がいた。
ネロは本が好きだった。そこにはもっと広い海、もっとたくさんの魚がいた。
そしてみつけたのだ。どうしてもみたいものを。
世界に一匹しかいないという、夜になるとスカイブルー色に発光するイルカ。
スカイラクーアのパンフレットだった。
ネロはスカイラクーアに行くことを夢見た。
入場料は無料なんだから、僕にだって見ることができるはずだ。

ネロは山頂にいる。世界最高峰の山の頂に。
スカイラクーアの上に出るにはそこしかなかったのだ。
ネロには翼がある。
捨ててあったテントでつくった即席ハングライダー。
ジェットビークルなんてなくったって、スカイラクーアに行くことはできるんだ。
ネロは駆け出して、飛び立った、夢の世界へむけて。

、、、ネロは飛んでいる。青い空を。静かに漂っている。
目を開けて見回すと、無数の魚たちが空を泳いでいる。
いろいろな色の魚たち、その鮮やかさ、彩り、美しさ。
隊列を組んで一斉に動き出す小さな魚たちの群れ。
そこへ大きなサメがやってきて、カラフルな群れが散り散りになる。
そのサメと目が合ってネロはドキッとする。
しかしサメは興味なさそうにどこかへ泳ぎ去る。

そしてネロは思い出したように探し出す。
スカイブルー色に発光するイルカを。
遠くをキョロキョロ見回していると、ネロの全身を暖かい感触が触れた。
イルカだった。
ネロはそのイルカにつかまった。
イルカはネロを乗せたまま、空を深く深く泳いでいく。
空はだんだん暗くなっていき、イルカは次第に光りだした。
スカイブルー色に。
暗い空をネロと光るイルカは泳いでいく。深く、深く。
イルカが放つ明るさはどんどん強くなっていって、ネロは青い光に包まれたような気がした。
ネロは暖かい光に包まれながら、ゆっくりと目を閉じた。
風の流れを感じる。イルカの温もりを感じる。青い光を全身に感じている。
僕はとうとう出会えたんだ。ずっと会いたかったんだ。青く光るイルカ、、、

ネロの身体は深い海の底にある。
でも、ネロの意識は今も青い空を泳いでいる。
青い光となって。。
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赤ずきん少女ちゃん

2008年05月21日 | クリエイティブな思考への挑戦
むか~し、むかし、といってもほんの2,3週間前のむかし。てか最近?
とあるところに、赤ずきん少女ちゃんがおりました。

その夜、赤ずきん少女ちゃんはお母さんに、「ちょっとおばあちゃん家に行ってくる」と言って出て行きました。お母さんは「な~に、またお泊り?」なんて。
もちろんそれは口実で、本当は大神くんという男の子の家に行くのでした。
実のところそのことはお母さんも承知済みで、知らないのはお父さんだけだったりする。

さて、赤ずきん少女ちゃんは大神くんの部屋の窓から侵入します。
夜も遅いので大神くんはもうベッドの中。耳だけ出して寝ています。
赤ずきん少女ちゃんはその大神くんの耳に息をフッと吹きかけます。
「わっ、な、何?赤ずきん少女ちゃん?なんでこんなところに??」
「フフ、来ちゃった、、」
赤ずきん少女ちゃんの小悪魔チックな微笑。

「ねえ大神くん、どうして私のおっぱいは大きいと思う?」
「え、、あの、、なにを、、、」
「ねえ大神くん、どうしてあなたのは突き出していて私のは割れてると思う?ね~え?」
「そ、そんなの、、、」
「私のがあなたのを食べちゃうからよ!」

そうして、赤ずきん少女ちゃんは大神くんを食べちゃうのでした。
最近では狼も昔ほど意気地がなくなってしまって、逆に女の子に食べられちゃうようになったのでした、、

するとその最中に大神くんのお母さんが物凄い形相で入って来ました。
二階からギシギシと音がするので慌ててすっ飛んで来たのです。
赤ずきん少女ちゃんのが大神くんのを咥えたまま、びっくり仰天です。
「この淫乱女め、うちの息子になにすんのよ!」
怒り狂った大神くんのお母さんはそのまま赤ずきん少女ちゃんを撃ち殺してしまいました。ちなみにここはアメリカ・ロサンゼルス。

こうして、大神くんのお母さんは息子のムスコを赤ずきん少女ちゃんの胎内から無事救出したのでした。

めでたし、めでたし。。





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自分

2008年04月02日 | クリエイティブな思考への挑戦
「あいつ、自分のことがわかってねえんじゃねえか?」
「え?どういうこと?」
「自分のことがわからなくなって、混乱してるんじゃないかって」

『あいつ』こと番場順次は家の二階上の屋根に上って一人立っている。
まるで今にも飛び降りそうな雰囲気だ。

「でも、自分のことなんて、誰だってよくわかってないんじゃない?」
たとえば、鏡に映る自分は左右反転しているから、他人が見る自分とは違っている。他人が見ている自分の姿は自分では見ることができない。自分の写真を見て感じる違和感はそれだ。
もしくは、自分の声。自分が聞いている普段の声と、他人が聞いている自分の声は違っている。録音した自分の声を聞いて感じる違和感がそれだ。
つまり、自分は自分の内側からしか自分を知ることができない。他人のように外側から自分を知ることができないのだ。だから、自分のことなんて、自分ではわかりようがない。

「違うんだ。それだったら、『自分の内側にいる本当の自分のことなんて誰もわからないんだ』と言って済む話なんだ。だけど、あいつの場合、内側の自分までわからなくなっちまったんだ」
「どういうこと?」
「お前だよ。えっちゃんはあいつのことなんでもわかってしまうんだ。あいつが考えてることを言い当ててしまうし、あいつ自身よくわからない感情とかも、えっちゃんは的確に表現してしまう。えっちゃんはあいつと付き合い長いから、隣で鏡見て、あいつが見てるあいつの姿も見てるし、あいつの背中に耳をぴっとつけて、あいつの内なる声も聞いてる。しかも、あいつよりもあいつのことわかってしまうから、そんなえっちゃんがいるから、あいつは自分のことがよくわからなくなってしまったんだ」

「だからって飛び降りるなんてことある?」
「別に飛び降りるつもりかどうかはわからないさ。考えてるのかもしれない。ほら、人間死ぬ直前になるといろんな考えが光のようにすごいスピードで浮かんでくるって言うだろ?だから、自分について今必死に考えてるのかも、、」

そのとき

順次は飛んだ。

屋上から、

空にむかって。。
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犯罪者製造人

2008年01月31日 | クリエイティブな思考への挑戦
「おいお前、金出せよ!」
無視。金のない俺からなぜ金を取ろうとする。まったく、、ふざけたガキどもめ。
なぜこんなやつらが次から次へと現われるのだろう。

『犯罪者製造人』

「金出せよ」
「はい、どうぞ。」
「金持ってんだろ?」
「はいはい、どうぞ。」

私は犯罪者製造人。

かつあげは初歩的な強盗です。初めてかつあげをする人は当然不安です。罪悪感も感じています。それでも、なんらかの理由があって、かつあげという行為に及んでしまいます。最初は失敗するかもしれないと思っていますから、抵抗する姿勢さえ見せれば、相手は必ずあきらめます。
しかし、なんの抵抗もなく金を渡してしまえば。思いのほか簡単に金が手に入る。その事実はクセになります。バイトして金を稼ぐのが馬鹿らしくなります。かつあげを繰り返すでしょう。次は、前の成功があるから失敗するなんて思っていません。少々の抵抗でもあきらめません。失敗するはずないと思っています。うまくいかないと暴力を振るうかもしれません。どんどんエスカレートしていきます。もう普通の生活には戻れません。やがて重大な犯罪者になってしまいます。

私は犯罪者製造人。
五千円で一人の人生をめちゃくちゃにする。。
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