昨日の日経新聞でこのような言葉があることを知りました。親は選べない…と言うことらしいです。
今の職場では､卒業判定会議なるものがあります。単位が足りず卒業出来ないのは、まぁ自業自得と思います。実は､学費未納で卒業出来ない可能性のある学生の存在を知りました。卒業すれば､教員免許と保育士免許の取得が出来るのに…です。
昨年夏に入学したばかりの一年生が、やはり経済的理由で退学しました。親の経済力によって大きく人生が左右される…何とも悲しいことです。色々意見はあるでしょうが、経済力に左右されず学びたい人は誰でも学べそんな世になって欲しいと切に願います。
そうそう、古い話を思い出しました。
大学四年生の時､ゼミの先生から以下のような感じで大学に残るよう言われました。
「大学に残って司法試験合格を目指さないのか？数年頑張って仮に合格出来なくても、俺の力でどこかの大学の助教授で出してやる。そこで５年頑張れば弁護士資格は取れるぞ」と。たまたま本当にたまたまなのですが、その先生のテストで一番だったことからそのような有難い声掛けを頂けたのでした。悩みました。私は貧しさを感じることなく育てて貰いましたが、うちは客観的にみて裕福から程遠く、寧ろ貧しい方の家庭でした。さらに愚弟が二浪中で国立大学など到底行けない学力で、親に心労と経済的負担をかけまくっていたタイミングでした。悩みましたが、先生からの有難い話を､親に言い出せませんでした。親に頼めば､どんなことしても行かせてくれるだろうと分かってはいましたけど…頼めませんでした。
親ガチャ…何とも切なく感じます。
