森の中の恍惚

野山が笛を吹いている

When words leave off music begins.


箭弓稲荷神社 火伏神事

2011年03月03日 | 空色の休日 2011 

稲荷大神の縁日に当る初午大祭(3/4)の前日、東松山市の箭弓稲荷神社では火の災禍を鎮める火伏神事が行われます。


社殿から神職さんと白狐神がやってきました。


地元の消防関係者の皆さんも集まっています。


神職さんの祝詞で始まります。


砂を盛った炉に本殿より火を移します。


神職さんに続き参列者の皆さんが順に火鎮めをします。


そして、最後に白狐神たちが炉の火を鎮めます。


箭弓稲荷神社の火伏神事は昭和24年3月7日(初午の日)に起きた「松山町(比企郡松山町=現在の東松山市本町周辺)の大火」の災いを鎮めるため、それより毎年3月初午の前日に行われているそうです。それにより、東松山市ではこの日に限ってはお風呂を焚かないという風習もあるようです。


昭和二十四年松山町の大火
昭和24年3月7日午後から松山方面は北西の風が吹き、夜に入ると風速16mの強風となり、湿度も50%以下に達し、県下各消防署で特別火災警報を発令中であった午後8時40分ごろ、松山町本町二丁目付近から発火、折からの風速15mの風にあおられ、火の手は川越-鴻巣県道にはさまれた本町二丁目埼玉銀行松山支店裏から商工会議所、八百清魚店、深沢油店、さらには農協倉庫、醸造所日野屋など三丁目、四丁目、元宿各町の一部を焼失して8日午前零時30分ごろ鎮火した。
 罹災状況は、焼失戸数約95戸、98世帯、被害者517名(埼玉新聞 24.03.09)損害約1億7千万円に達した(「埼玉県の気象災害」によれば、焼失111戸、損害2億8千3百万円と記されている)。
  「埼玉県警察史」より


朱色の稲荷鳥居に松女(松山女子高校)のセーラー服がよく似合う・・・・。
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■箭弓稲荷神社の初午大祭
 箭弓稲荷の御朱印帳 2
 験の杉
 揚護符
 火伏神事

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