3RD EYE STUDiOS
街角の映像制作下請け零細業者のブログ




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その前に、必要ないもの。圧倒的に必要ないのは「プライド」だ。クライアントは映像に関しては素人であり、その素人に「ここはセンスない。あそこはかっこ悪い」と指摘されることほどハラワタ煮えくりかえることはない。しかしそこはグッと我慢。しかも「お前が直させるからカッコ悪くなった!」と投げ出してはいけない。クライアントの指摘を受けて『なんだと(怒)!』と思いながらも、直してもっと良くするようにする気概を持つべき。

「~~するための×つの法則」みたいなのブログでよく見るからちょっと真似っこして考えてみた(笑

1)
笑顔と余裕な雰囲気。テンパって自信なさげだと現場は仕切れないし、カメラマンにも照明さんにも役者さんにも「ダメだコイツ」という印象を与えてしまい、思い通りに動いてくれない。ハッタリでいいから余裕なフリをしてニコニコしていること。余裕があると、クライアントもなんとなく「なんか分からんがいい感じだ」と納得して現場を見てくれる。そのためにはロケ前には十分に何を撮るか考えておくことは必要だね。

2)
世の中に対する好奇心。雑学。VPディレクターやってると広く浅く知っている方が得をする。どんなクライアントの仕事が来てもチンプンカンプンでは心は響かせられない。第一印象で「お、このディレクターはよく知ってるぞ」とクライアントに思わせられたらその後の仕事は楽になる。たとえ全く知らない業種でも、担当者にどんどん聞いて知ろうとする好奇心は重要だ。たいていの担当者は喜んで説明してくれる。僕はそうやって知識を増やすことが大好きだし、VPディレクターの醍醐味だと思う。

3)
英語も重要。通訳や翻訳家と違いペラペラ話す必要はない。ただ英語が苦手だと損をする。英語のテロップを打つことは多いし、外国から素材をもらうこともある。英語でしかマニュアルがないソフトを使わなければならないこともある。とにかく英語ができると仕事が1.2倍は増えるだろう。中国語と韓国語も分かれば鬼に金棒だ。VPで中国語版を作ることも多いからだ。

4)
突っ込んでもらいやすいボケ部分。特長のある趣味でもいいし、変な習性でもよい。会話のネタになるもの。こういうのは営業能力と言っていいかもしれない。クライアントには覚えておいてもらえるし、一緒に動いてくれるカメラマンや役者さんにも「気難しい監督」と変に距離をおかれるより仕事しやすいと思う。

5)
見た目の良さと身だしなみ。見た目がカッコ悪い人が作った映像はカッコ悪く見えてしまうもんだ。不思議だ。くだらないことだけど、そんな些細なことで説得力が増す。なぜなんだろうね?着る服のセンスって、なんかいい影響があるんだよなあ。汚い格好が得意な僕には全然ない能力です。

ま、映像業界に限らず社会人として必要な能力かもしれないですね。

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