ありきたりの手持ちや三脚固定の撮影ばかりしていると、撮影する側も見る側も驚きがなくなってしまう。かといって独りで撮影することが多い僕の場合、いろんな調整が必要なドリーやジブはオペレーションをするのが大変すぎる。そこで前々から使ってみたかったポケットドリーを、円高を機に導入した。
ずいぶん前に初めて5D mark IIの現場を見たときから使ってみたかったんだけど、先日このエントリで書いたロシアのプロダクションで使われているのを見て、決定的に欲しくなった。
物色しているとKessler Crane™が、その手の大手っぽい。たまたま先日Philip Bloomモデルが出たので円高を後押しに衝動買いしてしまった。今は品切れ中で、たぶん日本で買ったのは僕くらいだろうと思われる。すでに2度ロケに使ったが、はっきり言って最強である。独りでオペレーションするのも問題ない。そして超楽しい。
うちの妻がオペレート中 (My wife and the Bloom Dolly)
写真ではSachtlerの上にPocket Dollyを載せ、さらにその上にManfrottoの503の雲台部分を載せている。ビデオ雲台を載せればセンターフォローが可能だが、相当練習が必要だ。センターフォローはやはりカメラマンが一緒に乗るタイプのほうが確実で美しいと思う。が、こいつの利点は独りでドリーができること。タイヤドリーよりも安定しているし簡単だ。
さらにElektraDriveという専用モーターがあれば自動化もできるし、視点が動くTimelapseも可能になる。
久々に刺激的な機材だ。おもしろい絵を撮りたい。
※追記(2010.12.12)
先日、撮影監督を務めてくれた木村重明氏のインプレッション。(木村氏のブログ)
ElektraDriveがあればなお良しとの御達し!ハイ、買います!
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欲しいですね。
見た目もカコイイ!
http://ditogear.com/featured/product-news-dec-2010/