ヴィンセント・ラフォレ先生が映像撮影の方法を変えると断言する撮影機材

2008年の衝撃の5D Mark IIサンプル映像を撮ったヴィンセント・ラフォレ先生を知らない人はいまやいないと思われる。おととしのCINEMA EOS発表の席では、なんとマーティン・スコセッシ巨匠と並んで登壇するほどの影響力の持ち主となったピューリッツアー賞受賞カメラマン。そのラフォレ先生が突然ブログに「5D Mark IIで受けた衝撃以来のゲームチェンジャーがもう間もなく発表される」と書いたから大騒ぎ。それも4月1日になりかけのギリギリだったからそこも微妙だったので、いま大変なことになっている。

 

ラフォレ先生のただいま絶賛話題沸騰中のブログ記事

NAB 2013 Schedule and “something very special” coming to this blog Part II
「何か特別なもの」がこのブログにやってくるパート２

なんだこのタイトルは！なんだこの意味深な内容は！

 

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ラフォレ先生いわく。

I’m also very excited to help introduce a piece of camera equipment that I think clearly deserves being called a "game changer."  

私は今、このカメラ機材を紹介する一役を担うことに大変興奮している。この機材はまさに「ゲームチェンジャー」だ。

と下線を引いてブログにポスト。いきなり「ゲームチェンジャー」発言であおるあおる！当然あの5D Mark IIのラフォレ先生が「ゲームチェンジャー」というからには、そうとうに革命的な機材なんだろうと。さらに

Nearly five years ago I posted a blog post titled "Something Very Interesting is coming to this blog…and to our industry" – and that was the post that was the precursor to my launch of "Reverie" the first video every shot by the Canon 5D MKII.   And we all know what happened next with the explosion of the Canon 5D MKII and how that affected our market.

ほぼ５年前、私は「このブログ、そしてこの業界にとても興味深いものががやってくる。」と書いた。それはつまり5D Mark IIで初めて撮ったReverieのことだったんだが、ご存知の通り、その後5D Mark IIは業界に凄まじい衝撃を起こした。

From the moment I laid my eyes on the Canon 5D MKII I knew there was incredible potential almost immediately.  I often say that "the bulb didn’t just go off over my head  it exploded."

Canon 5D MKIIを目にした瞬間、あのカメラが持つ信じられない可能性を即座に理解した。私はよく言うんだが、「ただぶっ飛んだじゃなくて、あの瞬間爆発したんだ！」

5D Mark II以来の衝撃と熱く語る先生。いったい何？？

と思い出語りをされる。そしてこう書くわけです先生は。もったいつけます。

I feel the same way about the device that I shot with a few weeks ago – and haven’t felt that way about ANYTHING I’ve seen or shot with since the Canon 5D MKII (The RED Epic is close – the only reason it didn’t make the list was due to the fact that it’s simply not affordable to the amateur market.)   And that’s why I’ve chosen to to repeat the same blog title for only the second time in nearly 5 years for this launch…

数週間前、「この機材」を使って撮影したとき、あのときと同じことを感じた。Canon 5D MKII以来、一切なかったあの感覚を感じたんだ（RED Epicは近かったけどEpicはアマチュアが手にする機材じゃなかった）。

だからあのときと同じタイトルを、５年後の今、このブログ記事につけた。

 

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この５年間に出たあらゆるカメラや機材をすっ飛ばして5D MKII以来の衝撃と言うか！！すさまじい扇動！！！そして、こんなこと書かれたら当然みんなカメラと思うわけです。僕はそう思った。なので僕はそっこうTwitterにこう書いた。

そしたら先生、「カメラじゃないよ、ごめんごめん。ミスリーディングだったね」ってコメント欄で即否定するわけです。それでもうなんというか、、、、

「ええ！？カメラじゃないの？じゃあ一体何？なにがゲームチェンジャー？？？？」状態。

そして日付が微妙だったんで、コメント欄は「エイプリルフールだろ」っていっぱいになって。。先生は「絶対にエイプリルフールじゃねー」とそれも否定するわけだが、、、

現在１１５もコメントが集まっているブログポストにはさまざまな予想が書き立てられている。RAWコーデックだろ、革命的なスタビライザーか？スライダーの何か？ヘリじゃないの？電動ワイヤレスフォローフォーカス的な何か、、、、、などなど。ちなみに先生はレンズも否定しています。

 

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さていったいなになんだろう？コメント欄、ツイッター、あちこちで当てっこゲームが続いているわけだが、、、

 

先生いわく、

How could an external recorder be a game changer??? 

外部レコーダーがゲームチェンジャーのわけないじゃん！

In fact someone may have hit the nail on the head… maybe not. 

実は誰かが当ててるかも、いや多分違う？

 

などと、もうおちょくりモード。そして極め付けがこれ。

 

.Whatever it is doubtful it will change the way movies are shot…
..over 100 years of cinema and stuff is still shot/lit with the same basic tools/tech………..electronic follow focus control is a guess….

それがなんであれ、映画を撮る方法を変えるとは思えない。100年に渡る映画の歴史、そして連綿と基本的には同じ技術が使い続けられているというものが。。。でも多分電子フォーカスコントロール？

というコメントに対して、

You are very wrong in my opinion – and I don’t mean that in a confrontational way. I think this will DEFINITELY change the way movies are shot – or can be and lead to shots you’ve never seen before because they were simply impossible to pull off.

私に言わせると、君はとても間違っているよ。私は既存の技術と対立するものとは言っていない。そしてこの技術は映像撮影の歴史を「絶　　　対　　　に」　変える。そして見たこともないようなショットへ導いてくれる。

とまで言い切ってます。

 

いったいなんなんだろうか？？？ドキドキ。もう数日で明かされるはず。みんなで刮目して待ちましょう！！

 

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※追記

事後ですがラフォレ先生から、引用・転載の許諾いただきました。ありがとうございます！ラフォレ先生のアカウントは@vincentlaforet！　Thank you very much for your permission! 

 

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 ※追記

来ました！！あと24時間から48時間以内にメイキングを含め「驚きの映像」をUPするって！！

Expect an announcement on this blog within 24-48 hours.

Here’s what I can tell you with all due honesty:   I have a hard time imagining the day where I won’t be using it on a shoot.   While I’ll always rely on other types of "devices" on my shoots for specific purposes, this is the ONE I would pick were I given the choice to pick only ONE.   And that’s not something I say very often.

今正直に言えるのは。。。この「デバイス」を使わないで撮影に向かうことはもうないだろう。様々な撮影状況で、いろいろなこの手の「デバイス」に頼ってきたが、今後はもう「コレ」しか選ばないだろう。

One of the reasons you should be interested in what this is, is the fact that almost every single filmmaker whether they are documentary shooters, indie filmmakers, or major hollywood directors or DPs will find that this device will allow them to do their jobs in ways they never could before – but that they have always dreamed of since they first picked up a camera.

この「デバイス」が何か、に興味を持つべき理由のひとつは、ほぼ全てのフィルムメーカーに恩恵がある「デバイス」ということ。ドキュメンタリーであれ、インディ映画であれ、ハリウッドの監督や撮影監督であれ、これまででは考えられないような仕事の仕方ができるようになる「デバイス」なんだ。初めてカメラを手に取ってからみんなこういうモノがでてくるのを夢見ていただろう。

もう、なんという煽りだ！！！！さらにこの「デバイス」の価格は5D2が出たとき(30万円くらい)よりは高いけど、「みんな」が手に取れる価格だそうだ！

あと24時間！！