驚きました。Blackmagic Design。ちょっと前までは編集用のPCボードを売ってた会社ですわ。それがシネマカメラを出すわ、いまやAdobe王国を揺るがすまでの存在に化けそうな勢い。「意思決定の速さ」には驚くばかり。どうなっとるんだ?僕としてはこのブラックマジックの恐ろしいまでの勢いにアドビさんが税金を下げてくれることを祈りたいのだが。。。
BMD Fusion 7
上記リンクに行けばタダでダウンロードできます。
Fusionって何?
Fusionってのはアイオンって会社が出してた超マイナーなVFX/モーショングラフィックスソフト。いや、誰も使ってなかったと思う。
時系列を追うと、BMDがFusionの開発元であるeyeon Software, Inc.の買収を発表したのは2014年9月12日 。ついこないだですよついこないだ。
でですね。。。。 Fusion 7 って2500ドル だったんです。すぐになくなるだろうから証拠のスクリンーンキャプチャ貼っときますね。
そしたらちょうど2か月後の今日、BMDから「Fusion 7タダだよーーー」って斜め上の発表。。はあ???ですよはあ????
VFX/モーショングラフィックスのソフトといえばAdobe After Effectsの独壇場。その絶対的な牙城に「無料」という武器でBMDが挑んできた。もちろんNukeもあるけど Nukeなんて50万 ですよ50万!もはやFusionタダやのに誰が買うねん!!!※追記 Autodesk のことすっかり忘れてました。
で、Fusion 7で何ができるのか知らない人はナニソレ?だと思うけどいまパッと見て何ができるか俯瞰的に分かるのはこれでした。
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※追記 もうちょい分かりやすくて短い動画。
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つまりアフターエフェクツとほぼほぼ同じことができる。
ものっすごいダサいけどモーショングラフィックス的なサンプルとして見つけたのはこんなの。
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4年前の動画だし、AEの達人は10年前でもこんなの作らないよねーってレベルだけどまあこれがタダソフトでできるんだから許す!
映像制作参入障壁下がりまくり
正直Adobe CCを使ってる自分にとってはタダだからといってFusionに乗り換えるのはリスクが高すぎる。今までのAdobeファイルが開けなくなるから。。なのでもし乗り換えるとしても今からFusionを特訓して使い始めて、5年後にCCをやめてもいいかなーーくらいな話。
だけどAdobeやAutodeskのライセンスが大量に必要な大規模スタジオにとっては、Fusion 7無料は福音なのではないだろうか。
ましてやこれから映像始める学生さんたちにとったら、ResolveもFusionもBlenderもぜーーーーんぶ無料!!カメラは激安!!もう誰でも始められますよ。。。僕が思ったのは、内職でミシン、、、じゃなくて内職で合成。あなたのパソコンにもタダでこのソフト入れられるんだから。。。
ただし。
参入障壁が下がるということは、競争相手もいっぱいできるということ。ツールがタダであろうとも、結局もっとも大切なのは「使う人」です。使う人。そこは自分も忘れないように。。。
にしても何もかもタダか~~~~~~ いい時代になったもんだ。
相変わらずの震撼っぷりですね。まさにマジック。
自分は、以前にオークションで手に入れた、DPSのボードについていたFUSIONを、折角だし...。と思って登録しなおしてアップグレード(結構高かった)したのですが、もうすでに頭が大分AE脳になっていて、ノードベースに上手く移行できなかったです。
持っている事すら、忘れていたような...。
しかし、機材もそうですけど、ソフトの値段の変化は凄まじいものがありますねー。
AEだって、自分がハタチくらいの頃には、卸しで40万位していたのに。
これで合成を始めた、天才中学生とかも出てくるかもしれないですね。
年々頭が固くなっていく身としては、セコセコ精進を続けなければ。
おー、Fusionお持ちだったんですか~ それは珍しい!!僕はAfter Effectsの「みんなが使うツール」というデファクトスタンダードなのがいやで、一瞬いろいろ検討したことがあったんですが、もちろん値段もあったし、やっぱりあまりにマイナーすぎてやめました。。Nukeはけっこう考えたのですが、、、
でもこの戦略は凄いです。
機能限定とはいえ無料で配ればみんなとりあえず一度は使ってみますよね。。。特にAdobe CC登録してないユーザーは刈り取れる可能性はある。
すそ野が広がればサードパーティも動くだろうし、仰る通りユーザーの中には時間をかけて凄いの作るのいっぱいでてくると思います。
あと驚いたのは自分自身の中でFusionにガゼン、メジャー感が出てきたのが、ブラックなマジックだと思いました。
いやあどんな作品が出てくるか楽しみですが、僕もセコセコ精進を続けねばと思います。。。。。。。
タイトルに書いてて言及するの忘れた。Cinema 4DもただでAEについてきたときは相当な衝撃でした。。
あと、時間のある学生さんや主婦(夫)などのバイトや内職もそうですが、労働人口の多い中国やアジア各国でこのソフトが広まると一気にデファクトになる可能性はありますね。。。
恐ろしいデス。
相当古くて2000年くらい?
ノードが電子ブロックみたいに格子の中にしかはめ込めない時代でした(*^_^*)
それでも合成アルゴリズムやカラコレなどAEにない機能もそこそこあったので便利に使ってました。
その前はILLUSION、その前がMATADOR・・・
ま、SGIで走るソフトですからとんでもなく高かったですけどね。
ILLUSIONが確か800万くらいだったかな??
SOFTIMAGEが600万? あやふやですが…
ツリー構造に慣れていたのでAE触った時はすごい違和感ありましたね。
でも年が年なのでいまから新生FUSIONに乗り換えるのはちょっとリスキーですかね。
ふじのんさんもFusionお持ちでしたか!僕は映像始めたころ、AE4.0(まだ3Dがないころ)が初のこの手のコンポジットソフトのなれそめでした。。
昔はほんとソフト高かったですよねー、、、Mayaが200万から25万になったころのことを鮮明に覚えてます。
タダとはいえやはり、Fusionに乗り換えるって躊躇する人は多いと思いますが、やっぱり鍵は労働人口が多い国で、その辺で爆発的にユーザーが増えれば、変わってくる気はしますね。
ブラックマジックのシネマカメラの状況を観測してますけど、北米というよりアジアとか中東での利用が増えてるような感じなので、そっちのマーケットを取りに行ってる気がするんですよね~~~~~ BMDってオーストラリアの会社だし。
とてもシンパシーです(笑
他にも、SpeedRazorとかEffetto Prontoとか。
BlueICEイヤでGreenICEとか。
AEバンドルのCinema4Dも衝撃ですね。違うメーカー間のソフトの連携を、難しく考えないで出来るのはありがたいです。
ふじのんさま
はじめまして。
そうですね。古いのはツールを勝手にウィンドウ内で動かせなかったですよね。はめ込みだった。懐かしいです。
After Effectsだと絵が似ちゃいますもんね~ Video CopilotとRedgiantと、チュートリアル通りの絵をよく見ます。自分も楽して作ってるけど(笑
今はでももう選択肢ないですね。Autodesk、AE、Nukeの三択という感じですか。
と思って見てみたらSilhouetteFX、っていうのとMistikaっていうソフトがありました。どんなのか全く知らないけど、、、
http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Compositing_software
Fusionはいま皆「Game Changer」って書いてるんで爆発的にユーザー裾野が広がるのかなー。。