虫のメガネ

虫はモノがハッキリと見える訳ではなく動くエサや敵が見えるだけ 虫に眼鏡をかけて... 少し視点を変え日常を眺めてみました

2011年10月 白山へ行くⅣ 展望新道を下る

2011年10月16日 | Weblog

10月9日(日)展望新道を下る

これから室堂小屋から展望新道を経て南竜山荘そして別当出会いへと下る


雲海に浮かぶ御嶽山や乗鞍岳そして槍穂高連峰を眺めながら下る
連山と手前3重くらいの山稜と小さな湖









南の方には別山から連なる山々も見える





白山で見た高山植物は秋のこととて大変少なかった


ウスユキソウはあちこちにあったが綿毛の種になっている
ナナカマドは葉が枯れて飛び散り僅かに赤い実だけが残っていた
持ち帰って播いてみたい誘惑に駆られたが平地では夏が越せない


昨日登りの最後の弥陀ヶ原でははい松や栂の葉が見られた

















今日は観光新道では赤い実をつけたコケモモや葉だけのツガザクラがあった

















虫はきわめて少なく僅かに小さい高山性のゴミムシのようなのを見ただけである









クマザサはたっぷりとあり笹原の木漏れ日があちこちで見られた









やがて南竜山荘へ降り立ったがうちは宿泊だけだと休憩させてくれない
冷たいあしらいでトイレもわからないので見えない横の方でシャワーを放った









暫く水平に山道を歩き南竜分岐から下る
ここからは甚之助避難小屋が見えた









やがて見覚えのある中飯場で最後のトイレ休憩を取る
ここのダケカンバは綺麗に色付き始めていたが
この木の左右に多く生えていた白樺は葉がしおれ気味で元気がなかった






登山口の別当出会いでハワイアンボーイ達と再会し13:30発のバスに乗る






今回の旅行のもう一つの目的はローカル鉄道に乗ることだったので
金沢駅まで行くバスを鶴来と言うところで降りて北陸鉄道に乗る


車両が古い為か上下左右にかなり揺れ写真を撮ることが困難だ









この電車は本来ワンマン運行だが出口の処に女性車掌がおり
切符の販売や釣り銭の世話をしてくれ昔の大阪の市電を思いだす









西金沢駅で北陸鉄道を降りJRに乗り換え福井へ行く




福井からはすぐさま路面を走る武生行きの福井電鉄に乗り換える
この車輌は昔の市電そのものだが揺れが少なく安定した運行である









福井電鉄でも発車する前は車輌に車掌が来て特別割引切符や普通乗車券の販売をしていた






しばしローカル電車の旅を楽しんで娘の家に泊まるために武生の少し前で降車する
2日間のとても疲れしかしその美しさにとても感動した白山登山の旅が終了した









FINE

Nikon D40 AF18-55mmf3.5-5.6G






2011年10月 白山へ行くⅢ 御来光

2011年10月15日 | Weblog

10月9日(日)御来光を見る日

4時半起床の予定だが4時過ぎから周りがざわめいてきた
4時半に起きてズボンを履き替えライトを確かめて4時50分出発した
外は満天の星でこんな夜景を見るのは何年ぶりかわからない




体を温めながらゆっくりと登る
途中3回ほど休み本当にゆっくり登ったり道標のとおり40分かかった
この時間の設定はまあ余り体力のない人のためのように思えた


右から順に御嶽山そして乗鞍岳少し隔てて槍穂高連峰と続く薄明かり






やがて乗鞍岳の中央やや右側から太陽が昇り始めた




こんなに美しい乗鞍岳を見るのは初めてである
初冬に遙か乗鞍岳の方角に渡り鳥の飛ぶ影を見たいと思った





頂上にいる人達が御前峰の標識で記念写真を撮っている









そして社では御来光を見れたことに感謝して大勢の人が手を合わせていた









十分に堪能して山々を見ながら下りにかかる









室堂小屋も朝日に赤く輝いて極彩色を見せている









西側は雲海で白山の影がくっきりと映っていた









小屋から眺めると美しい御嶽山が雲海の中から顔を見せている









小屋に戻ると朝食の時間で長い行列が出来ていた









金沢市から来た小父さんに教えて貰った展望新道を経て下る予定
お世話になった室堂小屋の前ではみんな出発の準備で忙しそうだ









展望新道からは頂上から見た山々が見えるそうだ
時間はたっぷりとあるので今日はゆっくりと下ろう






to be continued


Nikon D40 AF18-55mmf3.5-5.6G









2011年10月 白山へ行くⅡ

2011年10月13日 | Weblog

9:30別当出会いを出発し
晴天の中いよいよ登り始める


気持ちの良い青空















白山のコースは所々に水場が設けられている
40分くらい登ったところの中飯場にはトイレと水がある


川は急で斜面の崩落もあり砂防ダムの工事がかなり上まで行われている








何時も愛用している千円で買ったヒップホップパンツ
これの内側に登山用の薄いタイツをはいていたがとても暑い
中飯場で膝から下を取り山用の靴下に履き替える


晴天の斜面








荷物は何時も5kg未満にしているが今回は7.5kg
季節が10月なので防寒類を多く持ってきてしまった
それと体重がいつもより3kgオーバーなので最初からきつかった


甚之助避難小屋まで地図通りの2時間30分で来たがバテてしまった
此処は綺麗に整備されていて水場と室堂小屋までの最後のトイレがある








ここから黒ボコ岩までの1時間半のコースが急傾斜で暑い
息絶え絶えに2時間かかってやっと黒ボコ岩に到着した

黒ボコ岩








黒ボコから直ぐに弥陀ヶ原に入る
弥陀ヶ原の名前の由来はネットで調べてもよくわからない
立山も白山も頂上にはお寺ではなく神社があるのに..








弥陀ヶ原の突き当たりを最後の力で登ると室堂ビジターセンター
ここは宿泊受付や食堂があり宿泊棟は隣接して3棟ある
この日は秋一番の混雑で3棟とも使用された








この前には白山神社奥宮の鳥居があり白山頂上へと通じている








ビジターセンター食堂での夕食は5時頃から始まり長い列が出来た









食事はハンバーグと鯖の煮付けが選択できご飯は大盛~小盛と工夫してありおかわり可能








食事を終えて6時頃から就寝準備に入る
東の空から月が出て夜半になるほど空が澄んできた









明日は4時半に出発して山頂へ行き御来光を見る
きっと良い天気だろう




to be continued


Nikon D40 AF18-55mmf3.5-5.6G








2011年10月 白山へ行くⅠ

2011年10月11日 | Weblog

10月の連休に加賀白山へ行くことにした

自家用車で行く以外は公共路線が少なかったので
白山へは5月の残雪期に中腹まで行ったきりだった


準備の足慣らしで2回軽いハイキングを行い息は整ってきた
しかし体重が減らず80kg近くで出かけることになった




7日(金)22時20分発の北陸ドリーム号に乗る
北陸行夜行は3列シートなので客が多く3台が出発した

北陸ドリーム






6時前に金沢駅に到着しコンビニでサンドイッチやおにぎり
そしてバナナとソーセージを買い東口のバス乗り場に行く

金沢駅前






北陸鉄道で往復バスと白山室堂小屋宿泊セットの登山クーポンを買う

登山クーポン






クーポン以外の切符は車掌さんが売りに来る
私の前のおばさんが切符を買おうとモタモタとお金を出していた

私の直ぐ後で1台目の定員が迫っていた時に
5人連れの学生が私たちを追い越して列の前に行ってしまった

定員をオーバーしたら少し遅れで増発便が出る事になっていたが
微妙な位置に並んでいた彼らはバラバラになるのを嫌ったのだろう

私と後ろのもう一人がかろうじて1台目に乗れたが
こんなアホな学生と一緒の山に登るなんて耐え難いことだ
そんなことを考えている間にバスは出発した

途中のバス停で乗る人のために補助席が空けてあったが
その途中のバス停で英語をしゃべるアジア人のような人が乗ってきた
彼らとバスの女性車掌が普通の日本語で話したので国を聞くとハワイだという
とても礼儀正しいハワイの日系学生と知らん顔で割り込む日本の学生これが現実

女性車掌






白峰スキー場の近くの白峰車庫(表紙写真)でトイレ休憩がある

白峰車庫








ハワイの青年達も降りてきたので写真を撮らせて貰った
今日は暑いがやはりハワイよりは寒いらしくかれらは冬の様な服装だ

ハワイアンボーイズ






気分がよくなり彼らと日本語でしゃべっている間に別当出会いに到着
この登山口では気持ちの良い朝の光達が其処此処に充満していた

別当出会






ススキでさえ神々しくキラキラと輝いている

ススキ






ここから白山神社の鳥居をくぐり神域である白山へと入る

別当出会







吊り橋を渡っていよいよ白山登山の開始だ

出発地点







to be continued



Nikon D40 AF18-55mmf3.5-5.6G