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保険で損をしないでください!

相続に関わる問題は繊細なので慎重に!!

2015-09-24 | ビジネス

 最近はよく相続の話しを聞きますが、最近知人に話を聞いたのですが、その知人は

 「この間、私の父親が誰かに相続の話を聞いたらしく、一億円の相続財産があれば
  相続税は、税率が30%だから、控除額の700万円を引いても、2300万円
  になるって、いわれたらしくて。」

 と落ち込んでいましたが、

 「計算方法が間違っている。法定相続どおりに相続すれば、お父さんからの分と
  お母さんからの分を合わせても、負担する相続税は500万円半ば程度になる。」

 と伝えてあげました。しかし、それに対し知人は落ち込んだ表情で

 「問題は相続税ではなく、実はうちの父親は、
  一億円ものの財産を持っていないんです。」

 と結局、両親にお金がないことに落ち込んでいるだけでした。


 上記の話はちょっとした世間話ですが、相続税は相続財産と相続人が確定した後、
遺産分割方法が決まって初めて定まるものです。知人の場合は家族だけだったので、
簡単に把握できたということですが、中には複雑なものもあります。

 思わぬ財産、借金が出てくるかもしれませんし、住宅としての家屋には特別な
評価方法があるので、まずはどれくらいの“相続財産”があるのか、きちんと
調べることも大事ですね。例えば、株式なども相続財産の対象になるので、
価値が上がっているとその分、相続財産は増えますね。

 他にもいろいろとありますが、財産額がはっきりしない場合や、借金のありそうな
場合は、生命保険を準備しておく手もあります。そういった状況の際は、
私どものような保険の専門家へのご相談をされることをお勧めいたします。


※画像(相続税の速算表)は国税庁ホームページより:https://www.nta.go.jp