1914年、第一次世界大戦が勃発。日本はドイツと敵対する連合国側に立って参戦する。日本軍はドイツのアジアにおける拠点だった中国・青島(チンタオ)に3万の大軍を送りこれを攻略する。捕虜となった4700人の兵士が日本に移送される。全国12箇所に作られた俘虜収容所へと振り分けられる。物語はそれら12の収容所の一つ、徳島県鳴門市にある板東俘虜収容所で始まる。所長松江豊寿(松平健)中佐は元会津藩士の子で戊辰・会津戦争での敗北による屈辱を体験している。他の収容所では”囚人”として扱われる中、松江中佐はドイツ兵達に人間の尊厳を認め、敗者としての辱めを与えない。むしろ厚遇するのだった。それが、悪意を持つ一少尉によって、陸軍省の知るところとなり、予算を減らされる。しかし、確固としたヒューマニズムの持ち主、松江中佐は捕虜達に働いてもらって収入を得、難局を切り抜ける。1918年11月、第一次世界大戦はドイツの敗北で終結する。ここ板東での捕虜達は、地元民の好意や中佐の温情に応えるべく、ベートーベンの交響曲第九番歓喜の歌を演奏して見せる。(これが日本での第九の始まりとなる) ラストシーンでは、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮によるベルリン・フィルの音源を使い、クライマックスでは、壮大なスケールの人間賛歌が綴られる。
ざっとした解説ですが、流れの中に様々な人間模様が刻まれている。泡沫的な事柄にこだわったきらいがありますが、私は合格点を差し上げます。カラヤンの第九を聴くだけでも価値があると言えます。採点は70点です。
ざっとした解説ですが、流れの中に様々な人間模様が刻まれている。泡沫的な事柄にこだわったきらいがありますが、私は合格点を差し上げます。カラヤンの第九を聴くだけでも価値があると言えます。採点は70点です。
ポスターに書かれたこのタイトルに、内容とテーマを想像する全てが窺えますね。
聞いてみましょう・・・
音楽を聴くだけでも良いですね。
ストーリーもなかなか良いですよ。
もちろん最後の音楽もいいですが。
ご主人も喜ぶことでしょう。
是非見てきてください。
今話題の映画、早速見にいかれたのですね。
poloさんが合格点を出されるのは何と珍しい。マイナス30点も聞きたいところですが。それが泡沫的な事柄に拘った点なのでしょうか。
苦しみを知っている人は人に優しくなれる。それが例え敵国の人であっても、同じ人間として見ることができる。本物の大人物だと思います。
心の狭い人は、弱い物いじめをすることでストレスを発散する傾向にありますよね。
ドイツ、ドイツ語が大好きな夫は前々から楽しみにして、初日に映画を見てきました。感想は「本のほうが良かった」でした。
本を読むとイメージがどんどんと膨らんでいきますから、映画を見てガッカリすることは多いですね。 でも、近々 見てきますね。