◆SORAの腎臓がん日記◆

2008年12月まさかの「腎臓癌」
12センチの腫瘍が右腎臓に!
発病~入院手術とその後15年間の記録

イメージの向こう側@ポケモンカード

2016-07-09 00:00:15 | たわごと










部屋をあちこち掃除していたら
懐かしいモノが出てきました。

次男が大好きだったポケモン。
ポケモンのキャラクターとキャラクターの名前を手書きしたカード。

次男は、3歳の頃から週に1回「言葉の教室」に約3年間通っていました。

次男が2歳を過ぎる頃
言葉が上手に出ないことに気がついた私。
心配になりあれこれ調べてもらった結果
「鼻咽腔構音障害」と診断されたのです。
次男の場合、唇や舌などに不具合があるわけではありませんでしたが
唇や舌の動かし方が下手で、吸う力や吐く力が弱く発した言葉の発音が上手くいかないというものでした。

あいうえお表では
「あかさたなはまやらわん」という「あ段」の発音だけがクリアに発音出来、その他の発音は全て「ん」になってしまうという・・・次男の発する言葉の殆んどは「ん」で占められていました。

本人が一生懸命にお話ししてくれるのに
「おかあさん」なら「「んかあんん」
「ぎゅうにゅう」なら「ん~んん」と全て「ん」
イントネーションだけが「ぎゅうにゅう」と言う感じ。

当時、次男の言葉を理解出来るのは母親である私だけでした。私以外の家族は次男の言葉を理解することは出来ませんでした。母親って凄いね、あんな言葉を全て理解していたんだから・・・今更ながらそう思います(笑)

言葉の教室では個別レッスン
ストローを使って息を「ふっー」と吹く練習や吸う練習が遊びを通して行われました。
舌をしっかり動かす練習では 
赤ちゃん用のすぐに溶けるおせんべいを使って
唇の右端や左端、はたまた上唇、下唇につけたおせんべいを舌だけでで取るという3歳児には少し難しいことなどをやりました。

家でも、遊びながら口を動かす動作のある遊びが主でした。
しゃぼんだまをしてみたり、お風呂にストローを持っていきブクブク競争
ストローで息をふきかけ軽くて小さな玉を転がすゲームをしてみたり。

発音が次第にクリアーになりだすと
レベルアップした訓練が行われました。
発音出来ない音を発するための唇のカタチや舌の位置を鏡を見ながら確認し
先生の口元を真似て発音してみるという感じ。
その頃に作ったのが、↑このポケモンカードとポケモン50音表なるものでした。
「音」を特定して行う訓練が楽しくなるように、次男の大好きなポケモンを使ってなら喜んで出来るかなぁと思って作りました。
ポケモン50音表は、言葉の教室を卒業する時に誰かのお役に立つように先生に貰って頂きました。あのポケモン50音表は、あれから誰かのお役に立ったかな?

あの頃は、必死で。
次男が何とか人並みに発音が出来るように
訓練を嫌がらずに楽しく出来るようにと先生と一緒に試行錯誤したなぁ。
思い悩むことが多く本当に心配しましたが、
強く頭に描いていたイメージは良い方向へ必ず向かうという明るいものでした。
幸い次男も嫌がることもなく楽しく訓練をしてくれ私が思ったよりも早くに言葉の教室を卒業することが出来ました。

約20年ほど前に作ったポケモンカード。
今年、就職し独り立ちした次男は覚えていないだろうなぁ(笑)

さぁてさて、この懐かしのポケモンカード
どうしたものか・・・
捨てるに捨てられない(笑)
でも、もう要らない(笑笑笑笑笑)

あの頃の心配は何処へやら・・・
今では口が達者になった次男。
あっという間に月日は流れました。


ポケモンカード
しばらく眺めてあの頃を思い出していましょうか・・・。

いや、過去ばかりに想いを巡らすのではなく未来を夢みないと!
まだ見ぬ未来が素敵な時間になるイメージを頭に描いて
そうなるよう過ごそう・・・


あの頃、次男の未来を明るく描いたようにね




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