漆黒文書の森

筆者が日常からヒーローものまで、様々なことを書き込むボヤキブログです。

白黒ついたが

2010-05-03 15:10:00 | 映画
 早速観てまいりました「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」。元々哀川翔の映画主演100本目記念として作られた前作、そういえばあれの時代設定はちょうど今年・2010年だったな。この作品のパンフに、監督の三池崇史のメッセージが「この映画は2回観てもらわないと暴動が起きそう。だから2回観て下さい」とあったが、1回しか観てません。でも映画本編は別に怒ったりするような内容では無かったぞ。
 そして続編ということで作られた今作、さらに15年の月日が経過しております。哀川翔扮する市川新市(某脚本家と同じ名前なのは確実に狙ってるな)は、前作でヒーローとしてもてはやされ、家族とも別れてしまい、自暴自棄になっていたところに防衛庁(本作は防衛省になっていないので)により長い眠りに。ただし裏もあり、真相は映画館で確かめてください。
 目覚めた時には東京都は周囲も巻き込んで統合され、ゼブラシティとなっており、そこでは特定の5分間だけ暴力行為を合法とする「ゼブラタイム」が存在していた。それにより多くの犠牲を負った人々は、その外の「白馬の家」に身を潜めており、新市はそこでかつての教え子で、「ゼブラーマン(昔)」を通して勇気を得た浅野さんに出会う。しかし新市は、記憶を失っていた。
 一方でゼブラシティの知事・相原は、元々防衛庁の出身であり、「ゼブラタイムを導入したのは、(前作で)生き残った宇宙人を探し出すため」だと娘のユイに、宇宙人の危険性を説明する。しかし、娘(ゼブラクイーン)はそれを聞いてるのか聞いていないのか、宇宙人に興味を示す。
 一方で、浅野さんのところでリハビリに明け暮れる新市は、救命士・市場純一(田中直樹)に自警団の入隊を勧められ、自身の主演作でもある「縞馬戦士 ゼブラーマン(新作)」のDVDを見せられる。劇中でも流されていたが、その内容は…実にショボい。何か呼び方がかの「グリーンマン」みたいだし(クドカンよくご存じだな)。造型は結構チカラ入っているのに。これで30分番組だとすると、映画本編よりも抗議出したくなるわ。でもこっちの新作は、一応半年やらせてもらえたのね。でも最終回のあの展開は無いわ。イヤすぎる。そもそも「最終話執筆途中で、脚本家がバックレたので、主役が提案した」というのも、どこかで聞いた話だな。それを観て怒った新市を浅野さんが鎮静剤を打って納めたが、頭に注射刺してもなかなか効かないんじゃ無いか??頭蓋骨固いし。それにそもそも、地デジ化したはずなのにブラウン管TVで番組観るって、時代考証無視してるな。とはいえ、それも面白みのひとつではあります(いわゆるウケるぅ、な部分)。
 とりあえず本編について語れるのはここまでです。これ以上はホントネタバレになりそうですので、暴動を起こされる前に中止します。せめてゼブラクイーン=仲里依紗について書いておきましょうか。本編でもしきりに言われていたが、本作ではひたすらエロい。ゼブラクイーンのPVでも、見事な大活躍でしたよエロスも含めて。監督もその辺は凝って作っていらしたみたいで、哀川翔もコメントしていたように、三池監督がすごいことになってるわ。しかも黒ゼブラとして登場した時は、さらにカゲキになっております!!それはここでは語れません。しかしあのスーツの造型が、まさかレインボー造型企画とは…。あとはせめて、15年経って「通りすがりの救命看護師」になった浅野さんが、なかなかいい味出していたな。とりあえず無事に歩けるようになったようで安心した。それでか、放浪癖がついたのは(違う番組だ)。


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