国連停戦監視団の先遣隊がシリアに現地入りして以降もシリアで市民が軍の発砲による死傷者がでている。著しく減少したとはいえ、12日が完全停戦期限であったのでアサド政権が停戦を完全に履行していない。アメリカのクリントン国務大臣は、NATO外相・国防相合同会議に出席しシリアがトルコへの越境攻撃にも重大な関心を持っていると警告した。国連のバン・キムン事務総長も安全保障理事会へ国連停戦監視団の本体派遣を勧告したという。派遣には安全保障理事会の決議が必要である。理事国の多くは監視団派遣に前向きとの見方があり来週には決議が採択される可能性が高いという。これをアサド政権がどのように受け止めるのか、停戦後の政治的な解決がどのようになるのか注目される。「アラブの春」と言われ独裁政権から解き放たれたエジプトでは大統領選挙が行われる。しかし、イスラム原理主義者が選挙への立候補を認められないなど混乱が起きている。極端なイスラム化を嫌うアメリカも民主化の行方が気になることだろう。
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