かわせみ 山の学校

山登りの記録

かわせみ山の学校 2016年5月23日(月) 『棚田の風景』 

2016-05-23 23:00:49 | 日記
かわせみ山の学校  『棚田の風景』 2016年5月23日(月)

 岡山県の中山間部は標高が100mから600m前後あり、
生活の糧として山を切り開き棚田を作っています。
美咲町や久米南町には平地が少ないため棚田がたくさんあります。
しかしながら高齢化と若者の流出で棚田が放棄されてきていましたが、
地元の人達により棚田の再生が行われるようになり、観光客も来て賑わいを取り戻しています。
棚田を案内して欲しいとの依頼で美咲町の大垪和を訪れ、昼間と夕景の棚田を眺めて見ました。
棚田は田植え時期で山からの水が田にはられ、美しい光景でした。


北西から見た棚田


南西から見た棚田全景


夕景迫る棚田


夕日に照らされた棚田


沈む太陽と棚田

かわせみ山の学校 2016年5月22日(日) 『牛臥山(729m)・海上山(785.2m)』とちぐさ高原のクリンソウ

2016-05-22 12:37:56 | 日記
かわせみ山の学校『牛臥山(729m)・海上山(785.2m)』とちぐさ高原のクリンソウ
2016年5月22日(日) 11人+1匹

 牛臥山 海上山は智頭町の街並みのすぐ北側にあり、地元の方に親しまれています。
町の西外れの警察署から板井原に至る車道を50m進んだ所にある斎場隣の墓地が登山口。
植林帯を30分行くと送信所や展望台。ここまでは車道がある。尾根道を進むと常盤岩。
岩に立つと街並みが足元に。ピークをトラバースして登ると海上山への分岐。
分岐から右に行くと牛臥山山頂。篭山や那岐山が一望。分岐に戻り、
小さなアップダウンを4回繰り返すと海上山。木立の中で展望はないが静かな山頂です。往路下山。登山道は比較的整備されています。
登山口~牛臥山 1時間30分、牛臥山~海上山 40分
 下山後、ちぐさ高原のクリンソウ見学。ちょうど満開で園内一面にクリンソウが咲いていました。
これだけたくさんのクリンソウは初めて見ました。



スイカズラ(スイカズラ科)花が白から黄色に変わる。花の蜜が吸える。


ギンリョウソウ(イチヤクソウ科)別名ユウレイ草、葉緑体がない。


アズキナシ(バラ科)果実は食用


ヤマボウシ(ミズキ科)赤い実は食用


コナスビ(サクラソウ科)実がナスビに似ている


稜線の道


牛臥山山頂にて


タニウツギと洗足山遠望


海上山への稜線道


海上山三角点にタッチ


海上山山頂にて


展望台のトイレにいたガマガエルにはビックリ


キランソウ(シソ科)別名地面にぴたっと張り付くようなのでジゴクノカマノフタ


クリンソウ(サクラソウ科)岡山県ではなかなか見られない。


クリンソウ


クリンソウ



かわせみ山の学校 2016年5月17日(火) 『石鎚山系東赤石山(1706.6m)』

2016-05-17 12:06:09 | 日記
かわせみ山の学校 『石鎚山系東赤石山(1706.6m)』2016年5月17日(火) 7人+1匹

 四国の石鎚山系は褶曲山脈によりできたため、非常に急峻で谷が深く、
滝も多く登山は苦労を強いられます。筏津登山口で現地のNさんと合流して出発。
前日の雨で轟音を立てて流れ落ちる八間滝が新緑の間から見える。
今にも崩れそうな丸太橋が次々現れる。尾根コースを山頂に向かう。
山頂近くは大石のガレ場で水が落ちる沢を登る。下山は赤石山荘経由で沢に沿って下る。
下りも急なため非常に神経使いました。上り3時間半、下り3時間


登山口にて出発前(クリックすると画像が大きくなります)


登山道


樹間から見える八間滝。前日の雨ですごい水量でした。


最初の丸太橋。参加者はややびっくり。(クリックすると画像が大きくなります)


川を渡る橋。水量が多く緊張気味です。(クリックすると画像が大きくなります)


シコクナベワリ(初めて見る花です)

新緑と滝。滝が非常にたくさんありました。


イワタバコ


ツチグリ


シロモジ。ほのかな匂いがあります。


シロヤシオ。


シャクナゲ。


アケボノツツジ。今年は早く咲き、終わりかけでした。


山頂にて(クリックすると画像が大きくなります)


東の権現山方面。


三角点にタッチ。


岩峰の八巻山。


沢沿いの道。(クリックすると画像が大きくなります)


丸太橋。歩くとミシミシ音が。


かわせみ山の学校 2016年5月4日(水) 『新緑大山(1709m)』   

2016-05-04 22:33:26 | 日記
かわせみ山の学校 『新緑大山(1709m)』    2016年5月4日(水)
 
 連休の中日とあって登山口の駐車場は満杯に近い状態。
山を見上げると白い雲が南から北に早く移動しているのがわかる。
大山寺橋では下から吹き上げる風が15m位の強風。
連休で若いファミリー登山客や中高年夫婦が多いのが最近の傾向。
6合目過ぎると風が強くなり、時折砂ほこりが舞い上がる。
8合目から山頂への木道に入ると風は一段と強くなり20m以上となり時折25mを越える南風に木道から飛ばされそうになる。
木道に座り込む登山者も。山頂は気温9℃と風のため冬並み。寒さを避けた人で避難小屋はびっしり満員。
下山する頃には風は益々強くなり、向かい風で姿勢を低くして木道のロープに掴まりながら下山。
上りの登山者には「8合過ぎると危険ですから無理はしないこと、子供さんがいる場合は8合から下山して下さい」とアドバイス。山の怖さを知らないと事故になります。
上り(夏山登山道)約2時間40分、下り(行者谷)2時間20分


大山寺橋より山頂の遠望。下から見ると登山日和のはずですが・・・


イワカガミ(イワウメ科)(クリックすると画像が大きくなります)


サンカヨウ(メギ科)


ヤマシャクヤク蕾((キンポウゲ科)


ショウジョウバカマ(ユリ科)


ダイセンキスミレ(スミレ科)


ツガザクラ(ツツジ科)


山頂より最高峰剣ヶ峰(1729m)を望む。剣ケ峰へは崩壊が激しく通行禁止。


ダイセンヤナギ(ヤナギ科)


大山北壁。下山中剣ケ峰下でゴオーと大規模な崩落がありました。


オオカメノキ(別名ムシカリ、スイカズラ科)


白色のショウジョウバカマ。白色は少ない。


ブナ新緑。心が洗われるような気持になります。


大神山神社にあるユキツバキ(太平洋側のヤブツバキが日本海側の気候に適応したもの)


大神山神社の石垣(石の合わせ目が指も入らないほど隙間なく作られ、職人技の見事さ)

かわせみ山の学校 2016年5月1日(日) 『静かな山 岡曽山(963.3m)』 

2016-05-01 21:49:55 | 日記
かわせみ山の学校『静かな山 岡曽山(963.3m)』 2016年5月1日(日) 11人+1匹

 岡曽山を話しても「どこにある山?」と地元でも知らない人がほとんど。
吉井川の支流の羽出川と羽出西谷川の間にあり、森林公園に行く途中の左に三角に聳え立つ山です。
20年ほど前に登った時には、登山道がなく尾根のヤブをかき分けて登りました。
現在は神原地区から登山道がついています。コミュニテイから50m上の橋を渡り民家2軒の間が登山口。
植林帯を登り、沢を渡るとタタラ跡。足元に鉄屑(かなくそ)がたくさんある。
沢沿いに狭い道を登ると滝谷の滝。迂回して滝上を通り、Aコースを過ぎるとBCコースの分岐。
急なBコースを木を掴みながら登る。右側にはイワウチワの群落。山頂手前でAコースと合流。
山頂は木立に囲まれ展望は良くない。山頂から稜線を20分で覗き岩。岩に立つと眼下に羽出集落が一望。
下山は山頂に戻りCコースを分岐まで下り、尾根道をテープを見ながら下るとたたら跡。
上った登山道を登山口に。
〈上り〉登山口~BC分岐 約1時間半、分岐~山頂 25分、山頂~覗き岩 20分
〈下り〉覗き岩~山頂 20分、 山頂~BC分岐20分、分岐~たたら跡 40分、たたら跡~登山口 20分
【注意】雨や雨上がりは滑りやすく非常に危険
コース全般に道幅は狭く、一部ルートが判りにくい所があります。
稜線道に花がたくさんありますので踏まないように。 


岡曽山登山口。民家の間を通る。


鉄屑(かなくそ)。砂鉄から鉄を作る時、溶けた鉄が石や土と混ざりできた物


たたら跡


イカリソウ(メギ科)


エンレイソウ(ユリ科)


沢沿いの狭い道を登る


チゴユリ(ユリ科)


トチの大木。樹齢300年くらいかな


滝谷の滝


花が終わったイワウチワ。今年は2週間くらい早く咲きました。


BC分岐


三角点にタッチ


ミツバツツジ(ツツジ科)


イチヤクソウの葉(イチヤクソウ科)


ツルシキミ(ミカン科)毒があります。


覗き岩に立つOさん


覗き岩にて(2)


覗き岩にて(3)


覗き岩にて(4)


山頂にて


Cコース下山路


シハイスミレ(スミレ科)


コチャメラソウ(ユキノシタ科)


エビネ(ラン科)