後期高齢者1と2と3と

後期高齢者に組み込まれて運転免許試験も認知症検査付き
せめてgooブログで脳トレに励むことに・・・

白馬三山縦走

2012年07月28日 | Weblog

前日の富士登山に続いて北アルプス「白馬三山」と呼ばれる白馬岳・杓子岳・鑓ケ岳に行ってきた。

所属するクラブの夏山合宿の一環で、白馬岳2932m ⇒ 杓子岳2812m ⇒ 鑓ケ岳2903m を縦走する
三泊四日の超ゆったりコースで、参加メンバーは男3女5人の8人編成。

さてここで、行く前から気になっていた「白馬」の呼び方・読み方だ
「はくば」か「しろうま」か・・・地元は「はくば」、駅も役場も「はくば」なのに、何故か登山者や山の雑誌は
「白馬岳=しろうまだけ」と呼ぶから混乱する。

21日:登山口の猿倉荘(標高:1250m)に移動して一泊
22日:天候が怪しいので行くか止めるか協議した後、午前7時に白馬岳目指して出発。 白馬山荘宿泊
23日:杓子岳⇒鑓ケ岳を経由して日本一の高所温泉(2100m)鑓温泉に宿泊
24日:出発地点の猿倉に下りる

  22日のハイライトは白馬大雪渓だ

  23日:白馬山荘の朝は薄曇りで明けた。 雷鳥、雷鳥と期待してコッソリ山荘脇の横道を抜けたら・・・  いましたッ          

   そのまま頂上まで行ってご来光を写してきた

   杓子岳に向けて出発して間もなく、霧の中に「ブロッケン現象」を見た

   振り返ると白馬山荘と白馬岳が・・・・

   雷鳥も見てブロッケン現象にも遭遇して気分上々で杓子岳から鑓ヶ岳に向かう

   杓子岳

   鑓ケ岳を登る

 24日:鑓温泉小屋を出て出発地点の猿倉山荘に戻る

   この雪渓を渡り、樹林の中を4時間歩いて出発地点の猿倉に・・・・

 

楽しかった。 歩いた距離は僅か19kmでしかないが得た感動は大きい。

女性は高山に咲く花に魅せられ白馬三山を満喫したという。

自分は山の高さが示す瞬間、瞬間の表情に、神秘なまでの自然の力に感動して帰途に就いた。
帰宅して、それぞれの三山で広い集めた小石を故人に届けて「ありがとう」を告げた。
そして小石の合計が23個になったよ・・・・とも。

ややあってFさんから電話が来て「大丈夫ですか? 倒れてない?」
「ハイ 大丈夫 生きてるよ」 ありがとう。

 

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屈辱の富士山

2012年07月28日 | Weblog

頂上まで行けなかったよ

初めての富士登山だったが、頂上に辿り着けず九合五杓(9.5合目)で下山した・・・悔しい
高度順応不足と白内障による視力障害に加えて雨のコンディションに負けた。

予定では、19日夜に五合目に車中泊して高度順応した後、翌20日早朝に登山するハズが
「今夜から雨」の予報で、急遽予定が変わったと着いてから知ることに・・・・。

ウンもスンもなく五合目到着と同時にヘッドランプを頼りに登山を開始(午後10時40分)。
登り始めて10分も経たない内に、いつもと違う体の“異変」”を感じて大汗が流れる。
息があがって苦しい・・・・明らかに高度順応が出来ていないと自覚できる
 
そして石につまづき、踏んだハズの岩に足が届かずよろめく。
ヘッドランプの薄明りでは、白内障の進んだ右目とそうでない左目の視力差が大きく
遠近の知覚能力が著しく悪い。
 
誘ってくれたHTさん、Fさんが「ユックリでいい」とピッチを合わせてくれたが、あまりのテイタラクに
Fさんは先行して八合目で待って居てくれた。
大先輩のHTさんから「危ないから」とドクターストップが掛かり、二人が頂上から戻るのを待つことにした。
 
山小屋の軒先を借りて、有りったけの着物を着込むがメッチャ寒い
午前2時。気温3℃。
 
辺りが白んで来た午前4時過ぎ、単独で頂上目指して再び登頂を開始 
ヘッドランプに頼らなくても周囲が見えるのでフラツキも軽減して、登れる感覚が戻ってきた 
 
  九合目を過ぎた頃には陽が昇り東の天空が美しい
 
 
それも束の間「九合五杓」(9.5合目)の案内板を見て「後少し・・・」と思った頃から雨が落ち始めた。
かなり雨足が強くなり躊躇しているところに、先行した二人が下山して来たので一緒に降りることに・・・・。
 
すっかり迷惑をかけたHTさんFさんには「申し訳なかった」と言葉で言ったものの
力の無い自分に腹立たしいのと悔しいのとで気持ちが晴れない。
 
「これからは厳しい山は爺は置いて行くからネ」とFさんに宣告されて、ならば一人で行くよと密かに反発。
幸い九月にそのチャンスがあるので、それまでに目の手術を済ませてこの屈辱を晴らしたい。
 
帰りの車では、明日からの白馬岳登山のことを気遣ってくれて「年寄りなんだから無理しないこと」と
口では気に入らないことを言うが、目は優しいFさんに励まされて元気になった。
 
達成の歓びも、無念も涙も気持ちを紡いで呉れる優しさにありがとう。
 
 
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出会いの楽しみ(木曽駒ヶ岳)

2012年07月12日 | Weblog

7月10日午前4時: Fさん夫妻の車に同乗して山登りに出発。

「Fさん夫妻とその仲間」の“恒例山行”に誘って貰い「木曽駒ヶ岳」に行って来た。
現地「菅の台バスセンター」でリーダーのKさん、サブのMさん、他の皆さんで・・・総勢16人のパーティ。

「木曽駒ヶ岳」は、ほぼ3000メートルとビッグな山にも関わらず、一般観光客が押し寄せて
バスに乗るのに3時間待ちが出る人気の山と聞いていたが、確かに麓は瀟洒なホテルが目立ち
登山の雰囲気より観光地の趣きだ。

それもその筈、日本一高い駅(2,611m)まで一気に登っちゃう(7.5分)61人乗り山岳ケーブルがあり
しかもサンダル履き、街着でも行ける高山植物・花の園だから・・・¥3,800は高くない

木曽駒ヶ岳は2,956mと高いが、90%近くをケーブルカーで昇るから“登山する”のは、300mそこそこで
歩く距離も7km弱と「本宮山」の半分程度で体力負担の少ない女性的な山・・・・だからと言って甘くはなさそうだ。
その事は登り始めると直ぐに分る。
 酸素が少ない分、心拍数がいつもより高めでハァハァ
 雪で足元がズルズル滑る
 数分で雲が湧いては消え、消えては湧く不安定な山の天候

  今年は雪が多いそうで、ご自慢の「千畳敷カール」も残雪に覆われ花一面とはならず

  頂上目指してユックリと登ります(超高齢者参加を気遣ったリーダーの配慮デス・・・

  例によって花の名前は分らないが記念の写真を撮る(黄色の菫だそうデス)

  1時間で頂上に着いて昼食・・・携行食“クロワッサン”の袋がパンパンだ(空気が薄いので)

さて、戻りは一番の期待処「宝剣岳」2,931m登頂だ。
中央アルプスの中でもシンボル的な山で、眼下は800mのガケになっていて滑落すれば・・・・の岩場歩きです。
駒ヶ岳頂上から真っ直ぐ登る“直登”と、周り込んで行く“巻き道” ルートがあるが、安全のため巻き道を進む。
安全とは云え、岩を掴み、所々で鎖が途切れて無くなる“カニの横這い歩き”は初心者には恐ろしい。
 
  後方に見える岩の山が「「宝剣岳」 (頂上のド真ん中にポチッと尖ってる岩の上に立つのが楽しみの一つ)
 
なにせ落ちたら確実にこの世と・・・の思いが過ぎるから、大方の人はリュックを置いて身軽になってから出発する。
でも今後のことを考えて、ここはリュックを背負ったまま登る「ボッカ経験」をすることに決めて後に続く。
Fさんはと見れば、リュックをどうするなどは全く気にもしていないようで、サッサと先頭を行ってしまった。
 
  ヤレヤレ辿り着いて、サテ、頂上の岩に立つ事が出来るか  眼下はまさしく奈落の底です
 
先ずはあの岩に登ることが出来るか・・・足を掛ける突起も凹みも無いツルツル岩だ。
それなのに・・・それなのにデス
Fさんが真っ先にサササと登って岩の上でバンザイ三唱とピースをしているではないか
 
降りてきたFさんが「ハイ 爺さん行って」と足場を空けてくれる。
よ~し 登るゾ と前に出た途端「大丈夫かよ」「ムリすンなよ」「止めた方がイイ」の声が沸き起こった。
Fさんの主人がFさんに「煽るな・煽ちゃいかん」と大声で叫んでいるのが聞こえた。
 
登る手掛かりが取れない・・・ 
ちょっと迷ったがボルダリングで覚えた方法でしがみ付いたら、割と簡単に這い上がってしまった。
ヘッピリ腰でやっと立ち上がって下を見ると、恐ろしさでポーズなどしてる場合ではない
それでも下で見ていた皆が拍手で讃えてくれるのが見えて「ああ出来た」と満足感が広がる。
少し余裕が出来て、岩の上に置かれた賽銭?を数えたら45円あった。
 
知らない人に迎えられて、岩場の危険を互いにサポートし合い感動の宝剣岳が終わった。
 
午後2時15分無事に下山して「ありがとう ございました」と素直に頭を下げた
 
気持ちが柔らかくなってゆく  自然の偉大な力と懐の深さを感じる時である
 
「またお願いします お世話になりました」 そう言って、今日出会った人達に別れを伝えて車に乗った
 
Fさんとご主人に 「ありがとう」  感謝。
 
 
 
 

 

コメント (2)
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