麻雀戦略調査室

麻雀戦略をデータや計算で考えます。毎週土曜更新。一部のカテゴリーについては、冒頭の目次をご利用下さい。

1.3 統計データの扱い

2006年01月21日 18時42分14秒 | 麻雀戦略
赤ドラ麻雀での押し引きを考察する際
統計データを用います。
ここで、統計データの取り扱いについて
補足しておきます。


1.3.1 統計データに必要なこと
麻雀戦術において統計データを用いる場合、
より多くの局についてデータを取り
その平均値を用いるという方法が一般的です。
しかし、本来平均値を用いる前提として
平均値からどの程度ゆらぐかという情報が必要です。

統計データに必要なもの
・平均値
・ゆらぎ(分散)

ゆらぎが大きい場合、より細かい条件で統計データを取らないと
人間が感覚で打牌するほうがマシになってしまう可能性があります。
(「1.3.2 具体例」を参考のこと)

ただ実際には、平均値を取るのは簡単でも
どのくらいゆらぐのかを定量化するのは
多くの場合難しいことです。
今回のデータは平均値は取りましたが、
どの位ゆらぐかは不明です。
その点を考慮したうえで、読んで下さい。
ただ、自分が何枚ドラを持っていれば
平均的な場であるかについては、後に論じようと思います。


1.3.2 具体例
統計的には「平和のみは手替わりを待つダマよりリーチ」という結果が
公表されています。[1]
しかし、例えば待ち牌が河に全て出た状況でも
「平和のみはリーチ」が正しいかというと、これは違います。
つまり、「統計的には『平和のみはリーチ』が正しい」という結論は
100回平和のみを聴牌したら、
0回リーチするよりは100回リーチする方が良いということで
100回リーチするのと90回リーチする方のどちらがよいかについては
わからないということです。



1.3.3 統計データへの反論に対する反論
 反論1
麻雀には時代ごとに打ち手のトレンドがあるので
統計データは時間が経つと使えなくなる。

 反論1への反論
時間が経ったらまたそのときにデータを取ればよい。


 反論2
麻雀は打ち手の心理や癖にも打牌は影響される。
統計データはこのような麻雀というゲームの性質を
表すことができない。

 反論2に対する反論
全くの誤り。
統計データは一般的な打ち手の心理や癖といったトレンドを
含めた情報である。
なお、当ブログが想定している不特定多数との対戦でなく、
特定の相手との対戦の場合には
統計データには特定の相手のトレンドが反映されないため
統計データが使えなくなる可能性はある。


 参照
[1]とつげき東北 「科学する麻雀」 講談社 2004年

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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (サンマ打ち)
2006-07-10 23:48:10
正規性の検定くらいはしてくださいね。

ドラの持っている枚数の分布とかは非正規です。

標準偏差の取り扱いには注意してください。
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Unknown (10万円キャッシング)
2010-01-07 09:15:04
今日は七草ですね。
おかゆを食べてお腹休めてまた頑張ってくださいね!
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Unknown (証券外務員二種資格)
2010-01-14 20:53:39
今日もお疲れ様でした☆

ゆっくり休んでくださいね~
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Unknown (来店不要キャッシング)
2010-02-21 09:20:59
日曜お疲れちゃ~ん♪

月曜もまたがんばりましょうね!
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Unknown (法人向けレンタルサーバー)
2010-02-24 20:50:48
こんばんわ~
楽しませてもらいました。
頑張ってください。
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Unknown (キャッシング自動審査)
2010-03-07 11:01:56
毎日雨ですね~
お休みなのに今日もお出かけできません・・・
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Unknown (三井住友VISA ETCカード)
2010-04-13 07:11:55
お疲れ様です。
これからも応援してます。
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Unknown (年会費無料クレジットカード)
2010-08-29 08:14:24
来週も30度を越える日々が続くそうです。

熱中症に注意してくださいね。
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Unknown (悠香 化粧水)
2010-08-30 00:04:11
またブログ更新まってますね。
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Unknown (シーバス 釣り方)
2010-08-30 00:04:28
またブログ更新まってます。
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