パルコン旅行記

☆マイホーム建築への道のりとパルコンでの生活
(番外編を含む第1章~第5章)
☆寄り道日記

師崎の船釣り(愛知)

2007-06-10 12:00:02 | ちょっと寄り道=お出掛け日記=
 友人家族に誘われて、10年ぶりに船釣りに行った。
メンバーは、友人夫婦と3歳児、主人の職場のOBのオジサン2人、そして私達夫婦だ。

 前日夜の天気予報では、「大雨・雷・洪水」の注意報や警報が出ており、波の高さは、内海0.5→1.0m、外海1.5mであった。
外では、ザブザブ雨が降るし、雷も鳴っている。
それに、突然の豪雨や雷が予想されるものらしい。
かなりブルーな気分だ。
それでも、どこからも誰からも「中止」の連絡は無く、当日の朝3時半には、友人家族がお迎えに来た。

 雨がしとしと降っている。
今日はカッパ着て魚釣りかぁ・・。まぁ、それは良い。
波が心配だ。転覆したらどうしよう。
それに雷なんて、釣竿や船の金具に落ちたらどうなるの?
 心配をしている内に、「現地でキャンセル」にすれば良いか・・と考えが変化し、気が楽になった。釣りは凄くやりたいけど、無理してする事もないし、命を掛ける気はさらさら無い。
 現地の師崎でも、しとしと雨が降っていた。
でも他は、雷も鳴っていなければ、波も高くなさそうだ。
船屋さんもお客さんも、誰も天気の心配などしていない様で、楽しい行事を前に走り出したいくらいの雰囲気である。
私もすっかり心配を忘れ、わくわくしながら酔い止めを飲んだ。

 船は、6時に出港だ。
港によって決まりが違うらしいが、師崎は、漁船が一隻づつ海に並び、一斉にスタートする。
 海にはプカプカ船が浮いていて、海賊が攻めて来たシーンの様だ。
 無線では、船頭さん仲間が情報交換をしている。
雨の事、雷が光った事、どの辺りに行くか、昨日は何処で何が釣れたか・・・など。
 船には、海上ナビやレーダーも付いていた。
TVで見るマグロ漁船みたいだ。
 何かを合図に、船たちは一斉にスタートした。
みんな、それぞれのポイントの場所取りに一直線なのだろう。
これまたTVで見るマグロ漁船の様である。

 私達の乗った船は、師崎から1時間くらいの外海をポイントにした。
内海を走る頃は気にならなかったが、外海に来ると波の揺れを強く感じる。
身の危険は感じないが、揺れる中、手元のエサを見て目が回り、その生臭い匂いも手伝って少々酔って来た。
 
 道具は、2mmくらいの太さの糸で、手釣りをした。
魚は、イサキ狙いだったが、釣れたのは30~40cmの大きな鯖だった。
あんな大物は初めて釣った!
やっと念願の「釣れる釣り」が出来、大満足である。

 ふと気か付くと、灰色のカモメの様な鳥が、船の周りに沢山浮いていた。
この辺りでは、「ろっこう」と呼ばれている渡り鳥だ。
この鳥は、魚のエサ目当てにやって来るのだが、頭が悪くてどうしようもない。
羽に引っ掛けるは、針を飲み込むはで、何度、鳥が釣れたことか・・・。
引っ掛かると泣き(鳴き)叫ぶし、どうしようもない。
(泣き声は、ピコピコハンマーに似た、ゲコゲコハンマーみたいな感じ)
このゲコゲコ鳥が釣れる度に、船頭さんが外してくれた。

 波は、相変わらず大きく、視界がドーンと3mくらい上がっては下がり、左右にもグラグラ・・。そして、釣り始めて40分くらい経った頃、私はとうとうダウンして小部屋で横になってしまった。
 そうこうする内に、天気は回復し、みんなはガバガバ釣り上げていた様だ。
気を取り直して、何度かチャレンジしてみたが、その度に私には鳥が釣れた。
 結局5~6時間中、4時間近く無線のやり取りを聞きながら、横になっていた気がする。
4家族で平等に分けた魚は、23匹だった。
私の成果は、鯖3匹・鯒1匹、そしてロッコウ15羽であろうか?
終盤では、誰も鳥を釣り上げなくなっていた。
そんな中、私は最後まで鳥を釣っていた。
鳥も馬鹿だが、負けず劣らず私には学習能力が無い様だ

 魚は、友人に配り、残りを刺身・味噌汁・塩漬け・味噌漬け・酢シメにした。
獲り立ての鯖は、臭みも無く最高に美味しかった♪
 釣りは好きだし、魚も美味しかったけど、船釣りは酔うから、もう嫌だ
 でも、学習しない私は、何年か後にまた行くんだろうなぁ・・。


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