Live in Berlin / Sting

Live in Berlin: DVD Decca U.S. このアイテムの詳細を見る

　過去の代表曲をオーケストラ用にアレンジした前作"Symphonicities"に続いて、オーケストラをバックにしたライブ演奏が本作。前作を聴いたときにはオーケストラに馴染ませるためにかなり歩み寄っている印象が強かったが、この手法にも慣れてきたのか、ライブ盤ということが作用しているのか、Stingの作品としてより違和感のない仕上がりになっている。

01. If I Ever Lose My Faith In You
02. Englishman In New York
03. Fields Of Gold
04. Why Should I Cry For You?
05. All Would Envy
06. Tomorrow We'll See
07. The End Of The Game
08. Whenever I Say Your Name
09. Shape Of My Heart
10. Moon Over Bourbon Street
11. Mad About You
12. King Of Pain
13. Desert Rose
14. Fragile

Endlessly / Duffy

Endlessly Island / Mercury このアイテムの詳細を見る

　前作"Rockferry"をもの凄く気に入っていたので、本作も発売と同時に購入。前作がかなりヒットしたせいか全体にキープコンセプトな印象。彼女の独特の声とレトロな雰囲気は相変わらず。デビュー作と違って驚きがない分インパクトには欠けるが、悪くない出来。

01. My Boy
02. Too Hurt to Dance
03. Keeping My Baby
04. Well Well Well
05. Don't Foresake Me
06. Endlessly
07. Breath Away
08. Lovestruck
09. Girl
10. Hard for the Heart

Love Me Back / Jazmine sullivan

Love Me Back J-Records このアイテムの詳細を見る

　1st Single の#1がたまたま耳に入って、ハスキーでソウルフルな歌声が気に入ってアルバムを購入。通しで聴いても期待を裏切らない仕上がり。特に奇をてらう風もない正統派R&Bだが歌声の力で非凡な作品になっている。実力故か、前作のヒットが効いているのかソングライティング陣も充実しており、Ne-Yoとのデュエットまである。

01. Holding You Down (Goin' in Circles)
02. 10 Seconds
03. Good Enough
04. Don't Make Me Wait
05. Love You Long Time
06. Redemption
07. Excuse Me
08. U Get On My Nerves
09. Stuttering
10. Famou
11. Luv Back

Beautiful Imperfection / Asa

BEAUTIFUL IMPERFECTION(直輸入盤) Naive このアイテムの詳細を見る

　自身の名を冠したデビューアルバムが印象的なナイジェリア出身のアフロ・フォーク・シンガーの新作。前作では土の匂いがするような素朴な感じが特に印象が残っているが、今回はソングライティングの魅力はそのままに一段と洗練され、完成度が高まっている印象。録音の質も高く、ギターなどアコースティック楽器の音色が美しく、ナイスバランスで収録されている。素朴さが魅力のアーティストは洗練の度合いが高まるにつれて凡庸になり魅力が薄れて行くことが多いのだが、彼女に冠しては洗練されてもなお光る個性があり、個人的にはデビュー作より本作の方が気に入った。特に印象に残ったのはどことなく哀愁漂う#12。

01. Why Can't We
02. Maybe
03. Be My Man
04. Preacher Man
05. Bimpe
06. The Way I Feel
07. OK OK
08. Dreamer Girl
09. Ore
10. Baby Gone
11. Broda Ole
12. Questions

図書室の海 / 恩田陸

図書室の海 (新潮文庫) 恩田陸 新潮社 このアイテムの詳細を見る

　色々な場に掲載された小品を集めた短編集。SF的というか、一風変わった設定の物語が揃っている。1つ1つが短めの作品なので、あっけないというか、物足りない印象も否めないが、人気作品のサイドストーリーが多く収められていることもあり続きが気になるという点は巧い書き方でもある。見事に作者の術中にはまったのか、「ピクニックの夜」「グリースリーブス」「6番目の小夜子」あたりが読みたくなってしまった。

I'm sorry, mama. / 桐野夏生

I'm sorry, mama. (集英社文庫) 桐野夏生 集英社 このアイテムの詳細を見る

　グロテスクなくらいのエゴに満ちたドロドロした人間関係を露悪的に描く、著者の得意技とも言えるジャンルの作品。今回の主人公も不幸な生い立ちを斟酌してもなお、酷い振る舞いを重ねて行く。呼んでいて心地よいわけでもないのにページを捲る手を止められない、不思議な感覚は著者のストーリーテリングの妙だとうか。最後まで救いは無いし、何かが残るという感じもなかったが、がっかりでもなく、確かに面白い作品ではあったなという印象。不思議な作品である。

Spilt Milk / Kristina Train

	Spilt Milk
	クリエーター情報なし
	Blue Note Records

NY出身のSSWのデビューアルバム、「Blue NoteがNorah Jones に続いて送り出す期待の新人」というコピーに不安を覚えつつ（○○のNorah Jones には何度も騙された）、やはり思わず手にとって見たが、今回は当り。ハスキーは声質と情感豊かで力強い歌い方がとにかく印象的。ソングライティングの質も高く、適度に耳を捉えるが安っぽい感じはない。ちょっとアレンジが大げさな曲があるのがちょっと残念。この声と曲であれば、シンプルなアレンジの方がストレートに魅力が映える気がするのだが。その辺は今後に期待か。

Cannival / Ke$ha

	Cannibal
	クリエーター情報なし
	RCA

Ke$haの2ndが早くもリリース。本人が洗練されたのか、それとも聴き慣れたせいか「ゲテモノ感」も薄れ、普通にポップでキャッチーな印象。この辺はLady GAGA の2ndを初めて聴いたときに感じた感覚に似ている。1stがまるごとついてきて"Cannival + Annimal"という第一報を聴いたときは「またそういう商法か・・・」と苛っとしたが、バラ売りがあったので良しとしよう。中毒性のあるメロディはさすがという感じ。このレベルのトラックを量産できるのが彼女の強みなのだろう。

Blue Cruise / Chris Cheek

BLUES CRUISE FRESH SOUND NEW TALENT このアイテムの詳細を見る

リーダーのChris Cheek は良く知らないが、Brad Mehldau 目当てに購入。初期の Mehldau Tiroの3人でバックを務めている。バックにまわった時のMehldau はいつもそうだが、ここでも控えめでリラックスした演奏。これが、Chris Cheek のまったり物憂げなメロディと絶妙に調和している。曲によってMehldau のエレピが聴けるのも珍しくて良い。特に気に入ったのは哀愁漂う#5、エレピがクールなタイトル曲#7。


Chris Cheek (sax),
Brad Mehldau (p,Fender Rhodes),
Larry Grenadier (b),
Jorge Rossy (ds)

1. Flamingo
2. Low Key Lightly
3. Coo
4. Squirrelling
5. Song Of India
6. Falling
7. Blues Cruise
8. John Denver
9. The Sweatheart Tree

Beginning / Black Eyed Peas

Beginning / The Best of the E.N.D. Interscope Records このアイテムの詳細を見る

　彼らのアイデンティティが十分に浸透し、Elephunk の頃までの「なんだこりゃ？」的なトンガッた感じは既にないとはいえ、高い期待を裏切らずにリリースされるキャッチーなメロディと尽きることのないかのようなアイディアはさすが。しかし、商売上手の彼らとはいえDisc 2に前作のサマリをつけるのは蛇足と思うが、それほど高くなかったからオマケということにするか。

1-01. The Time (Dirty Bit)
1-02. Light Up The Night
1-03. Love You Long Time
1-04. Xoxoxo
1-05. Someday
1-06. Whenever
1-07. Fashion Beats
1-08. Don't Stop The Party
1-09. Do It Like This
1-10. The Situation
1-11. The Coming
1-12. Own It
1-13. The Best One Yet (The Boy)
1-14. Just Can't Get Enough
1-15. Play It Loud

2-01. Boom Boom Pow
2-02. I Gotta Feeling
2-03. Meet Me Halfway
2-04. Imma Be
2-05. Rock That Body