虚構の世界~昭和42年生まれの男の思い~

昭和42年生まれの男から見た人生の様々な交差点を綴っていきます

黄昏のモノローグ~怒鳴るということ~

2018-02-09 12:07:40 | 小説
*このお話はフィクションです。

 午前中、別の部署の前を通ったら、大きな怒鳴り声が聞こえてきた。

 ふと中を覗くと、部長が部下をみんなの前で大声で叱責していた。


 何があったかはわからない。

 しかし、あんな怒鳴られ方はどうなのかと思った。


 もし、あんな口調で街中で怒鳴ったら、即、警察が駆けつけるだろう。

 暴力的な何時の何物でもない怒り方だった。


 会社という閉鎖的な建物の中だから許される・・・。


 いや許してはいけないと思う。

 ヤクザまがいの脅し方をする上司は私の世代にはまだ存在する。



 そんな怒り方を許していては会社自体がダメになる。


 社風が変わらなければ、この会社も長くはない。

 何とかしていくのが私の役目だ。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。