大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

グレビレアとアガヴェ・サルミアナ・フェロクス

2020年05月31日 | 植物
31日からしばらくの間天気が良くないとの予報、かつ30日は夏日になるほどの良い天気でしたので、なんばパークスと咲くやこの花館へ相棒を誘って出かけました。
28日の産経新聞「花スケッチ」に掲載されていた珍しい花(なんばパークスのグレビレアと咲くやこの花館のアガヴェ・サルミアナ・フェロクス)に誘われたためです。

グレビレア
ヤマモガシ科、オーストラリア原産の2~10mの常緑低木~高木。

250種以上もあり、花は大変ユニークな形をしていますが、花弁のように見えるのは総苞で、苞の色は赤、黄、桃、白などがある。
花が非常に長く咲いていて、長く楽しめるので主に鉢物用に低木性の種類がたくさん導入されている。
半耐寒性で、種類によって耐寒性にも幅があるが、総じて、霜に当たると傷みますので通常は鉢植えでの栽培になり、高温はよいが多湿は不可。

アガヴェ・サルミアナ・フェロクス(日本名 猛竜舌)
クサスギカズラ科 (旧:リュウゼツラン科)。北アメリカ、中央アメリカ、南アメリカのコロンビア、ベネズエラ、西インド諸島などに300種あまり分布している多肉植物。

咲くまでに数十年かかり、花芽形成から開花までに要するエネルギーは想像を絶するもので、これまで葉などに貯めてきた養分を使い切って咲くと同時に子株を育てており、咲いた後は子株を残して枯死する。
この種はメキシコ原産の植物でリュウゼツランの仲間の中でも、非常に豪快な感じのする大型種で黄色い花を咲かせる。

リュウゼツラン科の仲間には、100年に一度咲くというアオノリュウゼツランが有名です。

今年の開花株以外には小さな株しかないため、この先10年以上は花にはお目にかかれない見込みという。この株の開花は6月初旬ということですので、咲いたころにもう一度行こうと思っています。
実家の裏庭にあったリュウゼツランは花が咲かず、葉の先のとげが痛く庭掃除の際によく刺され良いイメージが無かったのですが、結婚したころ突然花茎を伸ばし白い花を咲かせ、その後は毎年咲いていたような思い出があります。

なんばパークスでも咲くやこの花館でも、色とりどりの花に出会い相棒とともに気持ちよく過ごせた一日となりました。
なんばパークスでの花は上(ウツギ・アロエ・名前不明)、咲くやこの花館での花は下(ラン・プリメラ・青いケシ・月下美人)。
月下美人を咲かせたことがありました、1センチにも満たないつぼみが、どんどん大きくなって数時間かけて咲いた時の感動を思い出しました。
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ハアザミ

2020年05月29日 | 植物
先日の慶沢園にて散策中、横道に長い茎をのばした花を見つけました。名札には「ハアザミ」と記載。

ハアザミ(アカンサス)
キツネノマゴ科。大型の常緑多年草で、地中海沿岸(北西アフリカ、ポルトガルからクロアチア)の原産。
日本には明治の終わり頃に渡来し、切り花や地植えなどに利用されている。
正式名は、アカンサスで葉がアザミに似ていることからハアザミと呼ばれる。

初夏に太い花茎を1~2m程伸ばし、白や淡い紅紫色の花をいっぱいにつけ、下から上へと咲き上がっていく宿根草。
葉には深い切れ込みがあり、光沢があり、根元から叢生して長さ1m、幅20cmほどになる。晩春から初夏に高さ2mほどの花茎を出し、緑またはやや紫がかったとがった苞葉とともに花をつける。花弁は筒状で、色は白、赤などがある。乾燥にも日陰にもまた、寒気にも強い。

アザミに似た形の葉は、ギリシャ建築コリント様式の円柱を飾る彫刻の模様に用いられたことで有名で、ローマや中近東などでは工芸品の模様としても親しまれている。
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カルガモの母子

2020年05月26日 | 鳥・昆虫
先日てんしばへ行った時、住友家の庭園であった慶沢園の四阿で休憩中、目の前の池を横切るカルガモの母子。(子供は10羽確認)
池に浮かぶ右側の睡蓮から左側の睡蓮へと急いで渡っています、睡蓮の間隔は10mくらいあるようで、その間隠れるすべはありませんので上から狙うカラスたちから子供を守って急いでいるようでした。渡り終えるとすぐに睡蓮の葉の陰に潜り込んで身を隠します。

20分ほど左側の睡蓮の森で遊んだ後、右側の睡蓮の森へ移動、その際にも親ガモの後ろにしっかりくっついて一塊になって無事渡り終えました。

カルガモ
カモ科。カモは渡り鳥ですがカモの中で唯一の留鳥。

日本には数多くのカモが飛来し、ほとんどは冬鳥ですが、カルガモだけは留鳥で一年中日本で暮らしている。
主に本州以南の河川や湖沼・湿地・干潟・水田時には都心のビルの池等、水のあるところなら大抵は暮らしていて周年生息(留鳥)する。
和名は「軽の池」(橿原市大軽周辺とする説もあり)で夏季も含めて見られたカモであったことに由来すると考えられている。

渡りは行わないが、北部個体群は冬季になると南下する。食性は雑食、主に植物食で植物の葉や種子などを食べる。
卵を10~14個生み、抱卵期間は26 ~28日。メスが抱卵・育雛を行っている間、オスは概ねオスだけの群れを形成する。
マガモに並び美味しい鳥とされ、鴨打ちの対象にされることもある。

くちばしの先からしっぽの先まで53~63cm(オスのほうが大きい)、翼を広げると83~91cmで、カモの中では大きな鳥です。
カルガモの大きな特徴は、雌雄が同じ色で見分けが付きにくいこと。群れでいる場合は、ひと回り大きな個体がオスなので見分けがつきますが、単独ではほとんど見分けがつきません。

お母さんの声は全く聞こえませんでしたが、少しでも離れるとすぐにそばへ帰ってくる等母を慕うコガモの素早い行動は素晴らしいものでした。
池の中でしたので、お母さんの後ろをよちよち歩く姿を見ることができませんでしたが、いつもニュースで見るかわいい母子のカルガモを初めて見ることができとても良い気持ちになりました。(相棒は東京三井ビルのカルガモの引っ越しを見たことがあるようです)
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てんしば・通天閣

2020年05月25日 | 風景
昨日、相棒とともに、てんしばまで約30分のウオーキング。
てんしばには、子供連れの家族やカップルが上天気に誘われて集まっています。

木陰の下の芝生に腰を下ろし、キャッチボール・サッカーやシャボン玉で遊んだり走り回っている子供たちの笑顔に触れ、ひたすら巣ごもりに励んだ結果コロナに負けなかったことに、ホッとしながら通天閣を見渡せる美術館へ。
美術館の前からの通天閣とモズやんは、緑色に彩られ喜んでいるようです。
(目では緑色が見えましたが、明るくカメラでは判りにくいようでした)

美術館横の茶臼山の河底池に咲くアサザの黄色い花を満喫し、名庭園師小川治兵衛の手になる住友家の庭園であった慶沢園をめぐってバスで帰宅。
茶臼山は、大阪冬の陣で徳川家康の本陣となり、大阪夏の陣では真田幸村の本陣となって「茶臼山の戦い」の舞台となり、昔は河底池に貸しボートがあり大阪市民にとっては憩いの場所でした。(私も乗ったことがある、その貸しボートが今は無くなったのは淋しいです)

しかし、朝刊に昨日の大阪はコロナ再警戒基準の3条件の一つが未達で黄色になるようです、やはり気のゆるみは禁物です。
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アリストロキア・ギガンティア

2020年05月21日 | 植物
一昨日の長居植物園の入り口で初めて見る花とつぼみに出会いました。
最初に、10センチくらいの袋状のつぼみ(二つ)が目につき、次いでその下にある紫色のしぼんだ花(二つ)が下がっているのを見ました。
その花びらの上部をつまんで持ち上げてみますと網目状の大きな楕円形の花(約15センチくらい)でした。

アリストロキア・ギガンティア
ウマノスズクサ科。ブラジル原産の大型のつる性の小低木、

温度があればよく成長し、春から秋まで開花し、30センチにもなる大きな褐色の萼(がく)が、花びらのように見えます。
花は中心のくぼんだ所につきます。
ウマノスズクサ科の植物は日本にも自生していますが、ヒメカンアオイ (姫寒葵・写真下左)はアリストロキア酸という腎障害を引き起こす有毒物質を含む。同系統とは思えない小さな花のようです。
ほかには、フタバアオイ(二葉葵・写真下右)があり、京都の葵祭に使用され徳川家の紋のルーツにもなっています。

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