平和がええねん 東大阪 Ⅱ

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歴史に真摯に向き合い、あらためて不戦・平和の決意を

2017年08月15日 20時07分12秒 | 
満州事変から敗戦まで15年にわたるアジア太平洋戦争は日本がポツダム宣言を受諾したことでおわった。安倍首相はポツダム宣言をつまびらかに読んでいないと臆面もなく語った。ポツダム宣言では「日本國國民ヲ欺瞞シ之ヲシテ世界征服ノ擧ニ出ヅルノ過誤」という文言が6項に明記されている。にもかかわらず、過去の戦争を正当化して恥じない安倍政権の危険性は日々明らかである。集団的自衛権容認の閣議決定、戦争法、共謀罪法の強行成立、教育勅語の評価等々。アメリカの哲学者サンタナヤの「過去を記憶できない人間は、罰としてそれを繰り返す」は至言というべきか。これまでにしばしば引用した、ドイツのヴァイツゼッカー大統領が1985年5月8日ドイツ敗戦40周年にあたって連邦議会で行った演説の一部を紹介したい。「罪の有無、老幼いずれを問わず、われわれ全員が過去を引き受けねばなりません。全員が過去からの帰結に関わり合っており、過去に対する責任を負わされているのであります。」「問題は過去を克服することではありません。さようなことができるわけはありません。後になって過去を変えたり、起こらなかったことにするわけにはまいりません。しかし過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのです。」と。日本の戦争はなんであったのか、あらためて考えることが求められている。