元上場証券会社店長のブログ

元上場証券会社店長で現在株式、為替、商品ディーラーのブログです。

上昇トレンドの終焉

2007年08月06日 20時53分51秒 | Weblog
2008年度の米国サブプライムローンの借り換えは
およそ1兆5000億ドルになろうとしています。
この内の約15%が不良債権化しようとしているのです。
身震いするような数字です。

米国経済の「リセッション入り」「信用収縮期入り」は
間違いないのではないでしょうか?

さて、この1年で2,5倍になってる「上海市場」ですが、
個人的には「バブル」を通り越した「ユーフォリア状態」
「集団ヒステリー状態」に近い状況ではないかと思います。

単なる「携帯電話販売会社」が「IT企業」と目され、と
てつもない株価、時価総額を付け、見事に崩壊した「IT
バブル」と同種類の「ユーフォリア状態」ではないかと思
ます。

総選挙もない共産党が支配する未熟な似非資本主義市場の
株式市場が大混乱しその鎮圧に人民解放軍が出動する時も
近いのではないかと思います。
中国上海市場に上場されている「上場企業」の「会計、経理、
決算、コンプライアンス、道徳的規範」は果たして「公正」
なのでしょうか?「信用」できるのでしょうか?
この頃の中国企業の出鱈目ぶりを見れば信用はできません。
「癒着、不正経理、不正融資、贈賄、粉飾決算」が数多く
噴出するのではないかと個人的には感じます。

東京は目先の「戻り」「反発」に一喜一憂せず、「銀行株」
を信用で「吹き値売り」「戻り売り」方針で!

アメリカで「利下げ(利上げではなく)」が本格化した時、
本格的な「世界同時株安」のトリガーが引かれるのではないか
と思うのです。