元上場証券会社店長のブログ

元上場証券会社店長で現在株式、為替、商品ディーラーのブログです。

世界同時株安へ

2007年07月31日 20時50分40秒 | Weblog
アメリカサブプライムローン問題を日本人は安易に
考えているらしい。
恐らくアメリカは金融恐慌寸前まで行くだろう。
日経平均株価は15000円台が来る。
値頃の買いは禁物!

騙しの戻り

2007年07月31日 08時19分19秒 | Weblog
急落局面は「戻し目」がポイント
◇過去のNYダウ急落局面との比較
先週末のNYダウは2日で520ドルの大幅下落となり、週明けの日経平均も大幅続落で始まりました。

参院選で自民党が大敗したという国内要因もありますが、日経平均の下げ要因は米国株安と円高傾向による世界同時株安懸念ということになると考えられます。そこで、過去のNYダウ急落局面と今回の下落を比較してみたいと思います。

まず、今年3月の急落局面を振り返ってみます。このときは上海株の急落が世界同時株安の引き金になったと見られていますが、NYダウが急落した本質的な要因は、サブプライムローン問題の懸念がくすぶっていたことだったと考えられます。

2/20にNYダウが12795ドルの史上最高値を付け、その後2/27の急落から3/5の12039ドルの安値まで下落しました。高値からの下落幅は756ドル、下落率は-5.9%となりました。史上最高値から安値をつけて反発するまで、9営業日かかっています。



続いて2006年5月の急落局面です。このときは、商品市況(金や原油)の高騰が利上げ継続につながるインフレ要因という面が嫌気されていました。

5/10にNYダウが11670ドルの史上最高値を付け、翌日5/11の急落から5/24の11030ドルの安値まで下落しました。高値からの下落幅は640ドル、下落率は-5.4%となりました。急落から安値をつけて反発するまで、10営業日かかっています。



2006年のケースは一旦下げ止まって反発したあと一段安していますが、いずれのケースもNYダウが史上最高値更新後、6%弱の調整で一旦下げ止まりを見せています。

今回の急落では、NYダウが史上最高値をつけたのが7/17の14021ドルであり、先週末の安値13265ドルまで、高値からの下落幅は756ドル、下落率は-5.3%に達しています。また日柄でみても史上最高値をつけてから、すでに8営業日経過しています。



このように比較してみますと、今回の下落は高値からの下落率、史上最高値をつけてからの日柄ともに、過去2回は下げ止まりを見せた水準まで調整が進んでいると見ることができると思われます。

◇急落局面は「戻し目」が重要視される
今夜のNYダウが一時的にでも反発すれば、NYダウ急落をきっかけにした日経平均の下落も、17000円の心理的に大きな節目で下げ止まる可能性が見えてきます。

ただし、急落したあとの反発局面は一時的であり、再び安値を試す局面があることを想定しておく必要があると思われます。

過去のNYダウが急落した局面で見てもわかるように、一旦反発したあとに必ず再び下落する場面が見られています。

そして、このような急落局面で戻りを判断するのが「戻し目」となります。

急落したときは、株式を持っている投資家が下落の恐怖で投売りをすることになるのですが、反対に反発を狙った買いも入ることになります。

このときの戻りの目安になるのが、下げ幅の1/3戻しラインです。過去2回のNYダウ急落場面でも1/3戻しを達成しています。





どんな悪材料があって急落しても、下げ過ぎたことで持っている投資家が恐怖で売り切り、反発を狙った買いが上回るので、株価は一旦1/3くらいは戻るということです。

そして注意することは、1/3戻しを達成したあとです。この戻りというのは自律反発といえるもので、株式市場の通常の動きのひとつと考えられます。

あくまでも自律反発ですから、一旦反発したあと再び下値を試すことが多く、このときに反発前の安値を更新するか、下げ止まって本格的な戻りに入るかという分かれ目になると考えられます。

NYダウの下げ止まりがあれば日経平均も反発すると考えられますが、日経平均も下げ幅に対して1/3戻りが目処に考えられることになります。

外部環境に株価を押し上げるインパクトのある好材料が出れば別ですが、外部環境に大きな変化がなければ、反発した場合に下げ幅の1/3を戻りの目処として対処すればよいと考えられます。


上海バブル崩壊へ

2007年07月30日 08時28分22秒 | Weblog
NY株式市場崩壊は世界同時株安となり上海市場を
直撃する日も近いでしょう。
アメリカの住宅ローンは約1兆5千億ドル、この内
約13%がサブプライムローンであり、その中の約
10%が不良債権化しております。
まさしく「金融恐慌」ですね。

目先、値頃から急激に値を戻すことがあるかもしれ
ませんが、大底ではありません。
9月中頃から再度急落があると思われます。
銀行株は急落するでしょう。
買い場は10月まで我慢しましょう。

ドルも株も底はまだ!
騙されるな!


先週末の日経平均株価は、大幅続落となった。前日の米国株式市場
では、エクソンモービルの決算が市場予想を下回ったことや、新築
住宅販売件数が予想以上の落ち込みになったことが嫌気されただけ
でなく、サブプライム問題による信用リスクの高まりにヘッジ・
ファンドなどのポジション解消売りもあり、NYダウは今年2番目
の大幅安となっていた。これを受けて、東京市場でも朝方から売り
ものが殺到し、その後も軟調な値動きが続いた。そして、先週末の
米国株式は大幅続落となった。予想を上回るGDPや、米国経済の
ファンダメンタルズは強いとするポールソン財務長官の発言に上昇
に転じる場面もあった。しかし、そのたびに戻り売りに押され、さ
らに取引終了にかけて下げ足を速めた。また、シカゴ市場の日経先
物は17000円を割り込む場面もあった。これを受けて、本日の東京市
場は売り先行となろう。米国株式が大幅な下落を続けていることが
、東京市場を圧迫する。これに加えて、参議院選挙で与党が大敗し
たことで、利益の確定売りや持ち高を整理する動きが強まりそうだ
。ただ、NYダウは6月の底値水準に届いていることで、週明けの
相場では買戻しも入りやすい。また、選挙結果も先週までの相場で
かなりの程度は織り込まれていたと見られる。したがって、本日の
東京市場は日経平均株価で17000円という大台を意識しながら、下値
を探る動きになりそうだ。

 先週末の日経平均株価は大幅続落。終値は5月1日以来となる安値
となった。17200円台は注目されるサポート・ラインである。現状は
、年初来安値16532円(3月5日)から6月高値18297円(20日)までの
中期上昇トレンドに対する調整局面との見方ができるが、この上昇に
対する61.8%押しは17206円である。また、200日移動平均線も現在は
17270円にある。ただし、この水準も割り込むことになれば、4月2日
の安値16999円などがある17000円水準がターゲットになる。もっとも
、200日移動平均線を終値で本格的に割り込むことになれば、昨年の安
値14045円(6月14日)~今年の高値18300円(2月26日)までの上昇に
対する調整との見方が強まろう。その場合、この長期上昇トレンドに
対する61.8%押しとなる16675円が下値めどの候補となる。一方、大き
く下げて始まると、上値では、先週末の安値17196円や200日移動平均
線などがある17200円水準が最初の戻りのめどになる。ただし、ここま
で終値で戻せば、さらに戻りを試す流れも期待できる。なお、騰落レ
シオ(25日移動平均)は、先週末は69.4と、昨年11月21日の66.3以来
となる60台まで低下した。昨年11月のケースでは、騰落レシオが60台
に入ってから3日後、また60台に入った日の安値から80円(0.5%)安
い15615円(11月27日)が底値になった。



大天井を打った株式市況

2007年07月29日 15時02分16秒 | Weblog
みなさん!
今はどんな営業力のアル営業マンが来て「騰落率は大底です」
「確実に相場は下げすぎで多きリバウンドします」と営業を
かけてきでも、鬼の涙で断って下さい。
東京は13000円台も充分ありえます。
恐慌状態では目先の戻りを「大底」とはやしたて買い込みそして
全滅と言うパターンを良く見ます。
とにかく今は、相場がふらふら戻るか、急激に戻れば「銀行、不動産」
株の空売りです。
新規で買いたい人は10月まで「我慢」です。

銀行株指数BKXが110を切れば1998年のLTCMの時と同じ状況に直面する。
あの時は3ヶ月あまりでシティバンクの株価は60%下げた。

ダウ上昇の陰で銀行株は下落している。この状況は金融恐慌の道のりを
日々歩んでいる事を意味する。先週末の銀行株の急落から流れは変わっ
たと見ていいだろう。

米自動車大手クライスラーの買収で注目を集めている米投資会社サーベ
ラス・キャピタル・マネジメント。先週土曜の日経夕刊によると、サー
ベラスは620億ドル(約7兆5千億円)の資金調達に苦労しているとのこと。

今まで大量の資金を調達できたヘッジファンド。彼らが資金調達に苦労
しているという話は、銀行サイドの問題が大きくなりつつある事を示し
ている。

住宅着工件数の微減は、不動産価格の上昇がもはや続かない事と、不動
産バブルが終った事を示している。サブプライム債の価格インデックス
が55に下がった事実…。

もはや金融恐慌は避けられない、始まったと断言できる。ちなみに先週
末のBKXは111.47になった




サブプライムローン金融恐慌

2007年07月29日 14時50分12秒 | Weblog
この相場は単なる「調整」の域を超えています。
NY新高値でその後高値乱高下し急落と「バブル崩壊」特有の
天井のつけ方です。
近々、上海もバブル崩壊する可能性が濃厚です。
とりあえず、今は無理をせず現金を置いておきましょう。
今回NY,上海バブル崩壊から真っ先に立ち直るのは日本の株価
でしょう。
NY,上海に引きずられて急落してゆく場面を落ち着いて買い仕
込み長期保存されればいいです。
日経平均3万円5万円は夢ではありません。
とりあえず、8月は静観されればいかがですか?
大底を狙うとこういう相場はやられます。
大底を確認してからでも遅くは有りません。
9月か10月でしょう。

 物事には、動があればその反動がある。株式相場でも、人気が
過熱ぎみで上に行き過ぎたときには、そのあとの下げもきつい。
いわば、妥当とみられた水準を上向った分だけ、下げのときも予
想をさらに下回ることになる。いってみれば“相場の勢い”であ
る。

 したがって、どの指標をみても、どう試算しても、これ以上株
価が高くなるはずはないといってみたところで、現実に株価はこ
の予想を上回ってしまう。ちょうど、スピードを出して走ってき
た自動車が、急ブレーキをかけてもすぐには止まれないようなも
のである。勢いがついているものは、結局、行きつくところまで
行かなければおさまりがつかない。それも相場のうちであること
と知っておくべきだというのが、この「行き過ぎもまた相場」と
いうことばである。同時に、行き過ぎがあれば、その分だけは反
動を覚悟しなければならないことも教えている。

 その意味から「山高ければ谷深し」という格言が同種のものと
してみられるわけだ。つまり、高い相場があればそのあとにくる
下げはそれだけ大きいといっている。さらに「株価はもとの古巣
に帰る」「株価の里帰り」も同義の格言とみていいだろう。どん
どん値上がりしていった株価も、いつか下げはじめ、結局もとの
出発点まで戻ってくるという“株価の習性”を言い現わしたこと
ばだが、ある程度長期間にわたってみなければ当てはまらない。
その反対に、ある高値から反落した株価が、いつかまたその水準
に戻ってくる意味も合わせもっている。長期投資に徹すれば、株
式投資は損をしないという論拠が、ここにあるわけだ。



97年7月1日のアジア通貨危機。タイという小さな国の小さな通貨
の問題はやがて世界を覆う暗雲となっていった。そしてLTCMが破
綻する。その時、シティグループの株価は3ヶ月余りで60%も下
げてしまった。小さな通貨危機が世界の流動性の問題へ発展した
最初の事件だった。

この7月17日にサブプライム債が63に下落したとブログで報告した
。そして7月23日は55に下落。もはや金融恐慌と断言できるとまで
書いた。それがなんと51.62まで下げてしまった。これにより、全
米の金融機関のBBBよりリスクの高い債券投資をしていた人々は流
血の大惨事を経験することになった。野村ホールディングスですら
、半年間に米国における住宅分野で726億円の損失を出している。

さて、BKXは106.21になった。これから銀行株の下げが最も激しく
厳しい状態になっていくに違いない。もはや大きなバブルの天井は
確認され、長くつらい崩壊の日々が待ち受けているのだろう。下げ
すぎた株は一時的に戻るので、本格的な暴落は9月中旬あたりから
か!?

円が118円台になりドルDXも下げすぎたことから、
急反発するに違いない。
10月まで銀行不動産戻り売り。