空飛ぶ!気まぐれ雑記帳

The Flying Capricious Notebook
気分次第で 気ままに書き込むつもりの『雑記帳』です。

2007(H19)/06/30(土)の放送

2007-06-30 21:17:14 | 落語 演芸/放送後記
志の輔ラジオ 落語DEデート/文化放送 #013
2007(H19)/06/30(土) 07:00-07:55
八代目 春風亭柳枝 「堪忍袋」  1958(S33)/08/28放送 ニッポン放送音源 とのこと(*01)
出演:立川志の輔 ゲスト:瀬川瑛子
2007(H19)/06/18(月)? 文化放送 スタジオで収録(*02)


*次週ゲストのアナウンスなし


*(*01)「番組名」のアナウンスはなし
*(*02)確実な情報ではないが 過去に出演したゲストの数名が 自分で書いているブログ記事より推測して
 毎週月曜日の午後 文化放送で収録している模様 放送は収録日の翌週土曜日の朝
※情報は未確認で不確実な情報なので注意して下さい
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日本の話芸/NHK教育テレビ
2007(H19)/06/30(土) 13:45-14:15
神田翠月 講談「仙台の鬼夫婦」
2007(H19)/ 収録日? 東京・浅草木馬亭 収録


*次週は 三代目 三遊亭遊三「火焔太鼓」を放送予定
※最新の番組表等で確認の事

2007(H19)/06/28(木)の放送

2007-06-28 21:53:15 | 落語 演芸/放送後記
演芸特選/NHK-FM(NHKラジオ第1)(「ラジオ深夜便」内)
2007(H19)/06/28(木) 01:10-02:00
林家彦六 「永代橋」   亡くなる前年の録音 とのこと(*01)
林家彦六 「蔵前駕籠」  亡くなる前年の録音 とのこと(*02)
司会:宮川泰夫

●林家彦六 プロフィール(演目放送前に紹介)
明治28年(1895)5月 東京・品川に生まれました
明治45年(1912) 三代目三遊亭圓遊に入門し(*03)
大正6年(1917) 二つ目
そして 大正8年(1919) (三代目)三遊亭圓楽 を譲られて
その翌年(大正9年(1929))に 真打に昇進しました
その後 昭和3年(1928)には 五代目蝶花楼馬楽(ちょうかろう ばらく) を名乗りました
戦後の昭和25年(1950) 一代限りの約束で 八代目林家正蔵 を襲名しましたが
昭和56年(1981)に 「正蔵」の名前を返上して 林家彦六 と改名しました
その翌年 昭和57年(1982)に亡くなられましたが 「芝居噺」「怪談噺」の第一人者として
また 人情家として知られた正蔵さんでした

今日は 亡くなる1年前に録音した物でお聴き頂きます


*珍しく「亡くなる1年前に録音した物で~」と 放送する音源データらしき事をアナウンスした
*次回の「演芸特選」の予定は アナウンスされなかった


(*01)ネットよりCDを検索してみたら「ビクター落語 八代目林家正蔵 3」Victor VZCG-229
 よりの 放送らしい
 1981(S56)/10/19(月) 日比谷芸術座 収録(検索した CDの情報から)
(*02)上記と同じものからの放送らしい
 1981(S56)/05/08(金) 日比谷芸術座 収録(検索した CDの情報から)
(*03)入門当時は 三代目三遊亭圓遊 に成る前の 三遊亭三福


*次回の「演芸特選」の放送予定
07/04(水) 01時台 二代目 桂小南「三十石」 初代 柳家三亀松「粋談」
07/05(木) 01時台 二代目 広沢虎造 浪曲「閻魔堂の欺し討ち」 八代目 春風亭柳枝「ずっこけ」
※最新の番組表等で確認の事
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BSふれあいステージ爆笑最前線」/NHK-BS2 #010
2007(H19)/06/28(木) 18:00-18:45
「THE!男祭り」
出演:超新塾 東京ダイナマイト ダイノジ
2007(H19)/05/29(火) 東京・渋谷 NHK放送センター みんなの広場ふれあいホール 収録
司会:ビビる大木(劇場支配人) アシスタント:山崎バニラ(看板娘)

◎毎回「テーマ」を設け 当劇場が厳選した「旬のお笑い」を お取り寄せ
 東京・渋谷「NHKふれあいホール」から 全国の皆様へとお届けする「笑いの見本市」

◆「特選芸人」
  今回のテーマ 「THE!男祭り」
◆「特選への扉」
  出演:アントキの猪木 波照間てるこ 赤P-MAN ミニシアター 大西ライオン
◆「企画見本市」
  今回のコーナーテーマ 「男だったらこう生きる 魁! 男道」(*01)

*出演芸人のプロフィール等は 「爆笑最前線」番組のホームページに掲載されているので
 興味のある方はどうぞ


*(*01)パネルをめくり お題のシチュエーションにより男気を披露するコーナー


*次週 放送予定
 「La:ピン芸人!」
※最新の番組表等で確認の事

蔵出しエンターテインメント 名人劇場「落語特集」

2007-06-28 00:41:07 | 落語 演芸/今後の放送予定
NHK-BS2で放送中の「蔵出しエンターテインメント」名人劇場で 7月は「落語特集」が放送される
毎週水曜日 19:45-20:30頃(放送日により 終了時間は変動)
NHKが過去に放送した番組より選んで放送される

放送予定は
2007(H19)/07/04(水) 19:45-20:32
五代目 古今亭志ん生 「風呂敷」「巌流島」

2007(H19)/07/11(水) 19:45-20:32
八代目 林家正蔵 「中村仲蔵」「紫檀楼古木」

2007(H19)/07/18(水) 19:45-20:32 
五代目 柳家小さん 「強情灸」「道具屋」(*01)

2007(H19)/07/25(水) 19:45-20:32 
二代目 桂枝雀 「つぼ算」(*01)

3.4週目の演目は現在不明
※放送時間 演目等は 最新の番組表等で確認して下さい

詳しくは NHKの「蔵出しエンターテインメント」のページでどうぞ

*(*01)テレビ番組表雑誌より 06/28 追記
 07/25(水)は もう一演目あるかもしれない
※不確かですので 放送時間 演目等は 最新の番組表等で確認して下さい


2007(H19)/06/27(水)の放送

2007-06-27 07:10:12 | 落語 演芸/放送後記
演芸特選/NHK-FM(NHKラジオ第1)(「ラジオ深夜便」内)
2007(H19)/06/27(水) 01:10-02:00
八代目 雷門助六  「七段目」   (音源データ アナウンスなし)
五代目 柳家小さん 「粗忽長屋」  (音源データ アナウンスなし)
司会:水野節彦

●八代目 雷門助六 プロフィール(演目放送前に紹介)
明治40年(1907) 東京の本郷に生まれました
明治45年(1912) 父 六代目(雷門)助六 に入門 5歳で初高座
昭和37年(1962) 八代目(雷門)助六 を襲名しました
「虱茶屋(しらみじゃや)」「両国八景」など 珍しい噺等 高座に掛けていました
噺の後に演じる 踊り「あやつり」や「二枚扇」は 正に絶品でした
昭和56年(1981)に 芸術祭賞を受賞しています

●五代目 柳家小さん プロフィール(演目放送前に紹介)
大正4年(1915) 長野市に生まれました
昭和8年(1933) 四代目(柳家)小さんに入門します
昭和22年(1947) 9月 九代目(柳家)小三治 を襲名して真打
昭和25年(1950) 10月に 五代目(柳家)小さん を継ぎました
平成7年(1995)に 人間国宝に指定されました


*明日(06/28(木)) 01時台の「演芸特選」は
 林家彦六「永代橋」「蔵前駕籠」を放送予定

2007(H19)/06/26(火)の放送

2007-06-26 22:40:41 | 落語 演芸/放送後記
BSふれあいステージ「お好み寄席」/NHK-BS2 #010
2007(H19)/06/26(火) 18:00-18:45
「長講一席・落語」
落語:九代目 春風亭小柳枝 「船徳」
2007(H19)/05/28(月) 東京・渋谷 NHK放送センター みんなの広場ふれあいホール 収録
司会:中川緑アナウンサー

「"話芸" "演芸" "名人芸" 古きを訊ねて芸を知る 「お好み寄席」」

●プロフィール(演目前に司会者が紹介)
昭和11年(1936) 東京都新宿にうまれる
昭和40年(1965) 四代目 春風亭柳好に入門
昭和43年(1968) 二つ目に昇進
昭和51年(1976) 春風亭柳昇門下に移る
昭和53年(1978) 小柳枝の名前で真打に昇進
平成3年(1991) 文化庁芸術祭賞を受賞

*ハワイアンバンド「アロハマンダラーズ」で 歌・ウクレレを担当 時にはパーカッションも担当
(舞台上のモニター画面に アロハマンダラーズで演奏している 写真)

◆九代目 春風亭小柳枝 「船徳」」 高座風景

◆インタビュー(演目後)(抜粋)
*経歴紹介では 入門は29歳の時ですが?
 「航空写真測量」の会社で営業職のサラリーマンをやってました 大学入学を失敗して 入社し10年間働いた
 以前から落語が好きだったし 新劇の劇団に通っていたりしていて 札幌出張所長に成りかけた頃 会社を辞めた

 柳好師承も 29歳から噺家になった方で 厳しかったが色々と教えて頂いた
 「気取るんじゃねぇぞ」「芸術家でも芸能人でもないぞ 芸人なんだから 人を笑わす職人なんだぞ」と云われた

*「アロハマンダラーズ」では パーカッションも担当で「波音」を担当
 ラジオドラマの効果音等でも使う「行李(こうり)に小豆」を入れて音を出す
 去年 新宿末広亭での演奏の時 首から行李を紐で下げていたが 紐が切れて 波が溢れた(笑)
 広い集めるのが大変な波だった(笑)

*落語もハワイアンも 伝統の物という点では同じ
(ハワイアンのさわりを 数曲 唄わされる)

*今年も8月の中席 新宿末広亭で アロハマンダラーズの演奏をする
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真打ち競演/NHKラジオ第1
2007(H19)/06/26(火) 21:05-21:55
漫才:Wモアモア(*01)
ギター漫談:堺すすむ 「な~んでか?フラメンコ 岩手編」 作:佐藤かんじ
落語:十一代目 金原亭馬生 「安兵衛狐」
2007(H19)/05/19(土) 岩手県盛岡市・藤沢町 藤沢町文化交流センター 縄文ホール 収録
司会:利根川真也(NHK盛岡放送局アナウンサー)


*(*01)演目冒頭 挨拶は編集でカットされていた


*次週 放送予定演目
 漫才:大空遊平・かほり 声帯模写:北口幹二彦 落語:三代目 昔々亭桃太郎「お見合い中」
※最新の番組表等で確認の事

2007(H19)/06/25(月)の放送

2007-06-25 23:45:00 | 落語 演芸/放送後記
浅草お茶の間寄席/チバテレビ #169
2007(H19)/06/25(月) 19:00-19:55
九代目 春風亭小柳枝 「金明竹」
二代目 古今亭寿輔 「ラーメン屋」
2007(H19)/五月中席 収録日? 東京・浅草演芸ホール 収録(*01)

◆「沙織のお中入り」(お店紹介)/(一席目放送後 CM明け)(*02)
「木札屋 丸島」(木で作った札に字を入れた 表札や携帯ストラップのお店)
案内役:田代沙織


*(*01)2007(H19)/五月中席 の模様だと思われるが 収録された「日時」は定かではない
 小柳枝「昼の部」 寿輔「夜の部 主任」
 小柳枝 後ろ幕より 三笑亭夢花の「真打昇進襲名披露興行」
*(*02)普段 「コーナー名」は付いてないが 「沙織のお中入り」と紹介
 今後 このコーナー名なのかな? 「聖のお中入り」とか(小笠原が紹介の時も)


*再放送予定
 2007(H19)/06/27(水) 13:00-13:55 チバテレビ
※最新の番組表等で確認の事


2007(H19)/06/24(日)の放送

2007-06-24 22:14:56 | 落語 演芸/放送後記
笑いがいちばん/NHK総合テレビ
2007(H19)/06/24(日) 13:05-13:35
漫才:ザブングル
落語:笑福亭たま 「ショート落語」
紙きり:林家二楽
漫才:青空球児・好児
2007(H19)/ 収録日? 東京・渋谷 NHK放送センター 102スタジオ 収録
司会:九代目 林家正蔵 中川翔子

*今回は出演者が4組 「企画コーナー」がなかった


*次週 別番組で放送なし
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ラジオ名人寄席/NHKラジオ第1
2007(H19)/06/24(日) 16:05-16:53
初代 金原亭馬の助 「六尺棒」  (音源データ アナウンスなし)
春風亭枝雀 「音曲吹き寄せ」   (音源データ アナウンスなし)
席亭:玉置宏

「残しておきたい江戸情緒 下座のお囃子 寄席幟」
「ラジオ名人寄席」 席亭の玉置でございます 御来場 誠に有難う存じます

この「ラジオ名人寄席」には 嘗て一世を風靡致した 東西演芸界の「名人」「上手」「人気者」が
お得意の出し物で御機嫌を伺います

◆席亭解説(前半 演目放送前)
今席は「落語」と「音曲吹き寄せ」でございます

まずは 先代の金原亭馬の助さん「六尺棒」でございます
「六尺棒」 「樫(かし)」という 硬~い木がございます これで作った「棒」の事でございまして
まぁ 泥棒退治なんかには 大いに役立ったというんですがぁ
え~ 御案内の通り 「落語の国」の若旦那ってな もう「夜遊びの名人揃い」でございますが 「六尺棒」でも
御多分にもれず 若旦那 親父をてこずらせております
一人息子の遊蕩三昧に業を煮やしながらも まっ 雇い人は寝かせて ひとり起きて 倅(せがれ)の帰りを
待っている
「親の心 子知らず」というやつでございますねっ

以外や以外 この「禁演落語」のひとつに この「六尺棒」も入っていたんだそうでございます
え~ 「禁演落語」って云えば 大体「艶笑噺」 艶っぽいものが多いと思っていたんでございますが
まっ「六尺棒」は例外と言えるかも知れません
まっ あ~ 「忠義」とか「孝行」とか 喧しく云われた当時を思えば あ~ まぁ 何て云うんでしょうか?
「当局からの厳しい命令で 拠無く(よんどころなく)」って云うんではなく う~ん 噺家さんの方から自発的に
まっ 「これは禁演落語にした」という風に 解釈するのが宜しいかと思います
もう 馬の助さん 十八番にしてらっしゃいました 「六尺棒」でございます
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●演目放送  初代 金原亭馬の助 「六尺棒」
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◆席亭解説(前半 演目放送後)
先代 金原亭馬の助さんの「六尺棒」でございました

この「六尺棒」の使い道でございますがねぇ う~ん 「お店(おたな)」の場合 つまり「商店」ですねっ
え~ この場合は 大体 戸締まりの心張り棒ではなくて お店の大戸(おおど)を上げます
それを「ドーン」とまた 元に戻らないように そこに「突っかい棒」に使う これが本来の使い道であった様で
ございます
「長屋」或いは「普通の家」では 心張り棒にしたんでございますが これは「樫」である必要はないんですねっ
樫の棒ってのは 随分高かった様でございます
え~ そこで「杉」 その他の木材で心張り棒を作った これが一般庶民でございました
でぇ~  噺家の お伝えする時は もう何でもかんでも「六尺あるから 六尺棒」 こういう格好で皆さんにも
理解して頂く 進行でございますが 四尺程度の長さのものでも まぁ 全て「六尺棒」と云った様でございます
さて この「六尺棒」の始りっていうのを ちょっと調べてみましたらねぇ
江戸の初期に「辻番」っていうのがございましたねぇ 辻々で警戒に当たる 治安の為に「辻番」というのが
立っておりました
この辻番が持っていたのが う~ん 「六尺棒」なんでございます
これは「棒術の稽古」 つまり「剣術」その他 色々ございますが 「棒術」というのがあって
これをちゃんと身に付けている辻番 つまり「何か 胡散臭いのがいる」 逃げて行く者を 足元目掛けて
この六尺棒を投げ付ける
で 着物の裾に これを絡げて その者を倒して捕まえる
まっ こういう役目を果たしていたのが「六尺棒」の始まりの様でございます
「犬も歩けば 棒に当たる」 これは六尺棒の事を云ったもんでございましょう
え~ 持ち時間が短い時に (五代目古今亭)志ん生さんが 良くこれを掛けておりました
当然の事の様に え~ 志ん生一門に当たる(金原亭)馬の助さんも また (十代目金原亭)馬生さんも
後年は (三代目古今亭)志ん朝さんも ちょこっと時間の少ない時に これを掛けていらっしゃいました

え~ 道楽もんの若旦那の名前は 大抵「孝太郎(幸太郎)」でございますねっ
志ん生さんの本名が 美濃部孝蔵さん 仲間内では「孝(こう)ちゃん」で通っておりました
何か そんな事を思い出すと 非常に面白うございます

そういえば 「よかちょろ」の若旦那も「孝太郎(幸太郎)」であった様な気が致します
道楽もんに「孝太郎(幸太郎)」 え~ 「こう」の字は どういう「こう」を使ったのか? ねぇ
「孝行」の「孝」だと よっぽど可笑しいんでございますが
今日は まず一席目 「六尺棒」をお聴き頂きました

では 「お中入り」 パーシー・フェイス・オーケストラの美しい演奏でございます
ラテンの名曲「ベサメ・ムーチョ」
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◇16:23-16:26 中入り(音楽)(関東地方では 音楽をバックに道路交通情報)
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◆席亭解説(後半 演目放送前)
さて 「お中入り後」は 「音曲吹き寄せ」でございます

「音曲」 まっ 邦楽全般を 日本の「楽」ですねっ 「邦楽」 そう云う様でございますが
「音楽と曲」つまり「楽器と歌詞」 これが 本来の意味でございましょう
え~ その音曲を高座で演じます芸人さんを「音曲師」 こう云った訳でございます
大体「膝替わり」に 良く使われておりました
「膝替わり」と申しますのは「トリのすぐ前」 最後に高座に上がる方のすぐ前に出演する
従いまして「しつっこい演じ方」は トリの方に嫌われるんでございますねっ
そ~ですねぇ わたくし共が寄席に行きだした頃は え~ 柳家小半治さん 橘家米蔵さん それから
初代・二代目柳家三亀松さん 文の家かしくさん 橘家圓太郎さん そして 今日 登場する春風亭枝雀さん

また 女性では 都家かつ江さん 瀧の家鯉香さん(*01) 桧山さくらさん 玉川スミさん
そうですねぇ 今 一番の長老格は 柳家紫朝さん こういったメンバーでございました
う~ん 東京の現役では 只今は 桧山うめ吉さん それに 松乃家扇鶴(せんかく)さん 柳家亀太郎さん
三遊亭小圓歌さん
民謡では柳月三郎さん  柳家紫文さん 太田家元九郎さん 柳家小菊さん
沢山の方々が寄席で活躍をしてらっしゃいます(*02)

では 「音曲吹き寄せ」 たっぷりと 春風亭枝雀さんでございます
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●演目放送  春風亭枝雀 「音曲吹き寄せ」
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◆席亭解説(後半 演目放送後)
鮮やかなもんでしょ~
春風亭枝雀さん 「音曲吹き寄せ」でございました
お聴きの通り「大津絵」「さのさ」「深川」「都々逸」等 もう色々取り混ぜて 音曲師が唄う芸を「吹き寄せ」
と こう云ったんでございますねっ
で 他に「女道楽」というジャンルもございました
女性の芸人さんが二人以上 三味線を高座で巧みに弾きこなしたり また 踊ったりする芸でございますが
まっ これは「三人漫才」の様な形に変化しております
え~ もう 現在はございませんが「シャンバロー(*03)」等が その例でございましょう
東京の「女道楽」は 千家松人形・お鯉さんを 最後に姿を消しております
関西には 内海英華さん等が また 新しい形で「女道楽」を看板にしてらっしゃいます

今日は 「六尺棒」金原亭馬の助さん そして 只今の「音曲吹き寄せ」 春風亭枝雀さんでお楽しみ頂きました

お相手は席亭の わたくし玉置でございました それでは 次回をお楽しみに
次回は「上方落語」を予定しております 御期待下さい
では 本日も「ラジオ名人寄席」への御来場 誠に有難う存じました


*(*01)もしかしたら「滝の家鯉香」なのかも?
*(*02)太田家元九郎は民謡(津軽三味線)はやるが 柳家紫文 柳家小菊 は普段は民謡はやっていないと思う
*(*03)シャンバローは 男性の楽器を使った歌謡漫才のグループ
 先年亡くなった 漫談のローカル岡もメンバーだったことがある


*次週放送 放送演目予定
三代目 桂文我「日和違い」 七代目 橘ノ圓都「長者番付」
※最新の番組表等で確認の事

2007(H19)/06/23(土)の放送

2007-06-23 21:54:00 | 落語 演芸/放送後記
志の輔ラジオ 落語DEデート/文化放送 #012
2007(H19)/06/23(土) 07:00-07:55
三代目 三遊亭金馬 「転失気」  1956(S31)/07/15放送 文化放送音源 とのこと(*01)
出演:立川志の輔 本日ゲスト:矢口真里
2007(H19)/06/11(月)? 文化放送 スタジオで収録(*02)


*ゲストの矢口真里 志の輔の「今現在 知っている落語さんの名前は?」との 質問に
 「林家さん」と「桂さん」とのこと
 テレビ番組で共演した事のある 九代目林家正蔵(元 こぶ平)と 桂三枝の事だった
*一応 番組に出演するので 志の輔の落語は事前に聞いておいたみたい
 「バスストップ」は面白かった 特にマクラの煙草の話が面白かった とのこと

*次週ゲストのアナウンスなし


*(*01)「番組名」のアナウンスはなし
*(*02)確実な情報ではないが 過去に出演したゲストの数名が 自分で書いているブログ記事より推測して
 毎週月曜日の午後 文化放送で収録している模様 放送は収録日の翌週土曜日の朝
※収録日の情報は未確認で不確実な情報なので注意して下さい
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日本の話芸/NHK教育テレビ
2007(H19)/06/23(土) 13:45-14:15
古今亭志ん五 「付き馬」
2007(H19)/04/13(金) 第574回 NHK東京落語会 東京・霞が関 イイノホール 収録


*参考
当日演目:
三遊亭金也「壺算」 三遊亭春馬「阿弥陀ヶ池」 鈴々舎馬桜「心眼」
古今亭志ん五「付き馬」 立川志らく「長屋の花見」 三代目 三遊亭遊三「火焔太鼓」


*次週は 神田翠月 講談「仙台の鬼夫婦」を放送予定
※最新の番組表等で確認の事

2007(H19)/06/22(金)の放送

2007-06-22 23:24:16 | 落語 演芸/放送後記
*未チェック

上方演芸ホール/NHK-BS2
2007(H19)/06/22(金) 16:45-17:58
「フレッシュライブ GO! GO!」
出演:オジンオズボーン ビッキーズ ランディーズ レギュラー 笑い飯
司会:石田靖 堀あかり
2007(H19)/04/26(金) 大阪・NHK大阪ホール 収録
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*金曜日の放送日ではないが 近々の「演芸特選/NHK-FM(NHKラジオ第1)」の放送予定

06/27(水) 01時台 八代目 雷門助六「七段目」 五代目 柳家小さん「粗忽長屋」
06/28(木) 01時台 林家彦六「永代橋」「蔵前駕籠」
07/04(水) 01時台 二代目 桂小南「三十石」 初代 柳家三亀松「粋談」
07/05(木) 01時台 二代目 広沢虎造 浪曲「閻魔堂の欺し討ち」 八代目 春風亭柳枝「ずっこけ」
※最新の番組表等で確認の事


2007(H19)/06/21(木)の放送

2007-06-21 21:11:12 | 落語 演芸/放送後記
BSふれあいステージ爆笑最前線」/NHK-BS2 #009
2007(H19)/06/21(木) 18:00-18:45
「Kidsのアイドル芸人!」
出演:ハイキングウォーキング ザブングル レギュラー
2007(H19)/05/29(火) 東京・渋谷 NHK放送センター みんなの広場ふれあいホール 収録
司会:ビビる大木(劇場支配人) アシスタント:山崎バニラ(看板娘)

◎毎回「テーマ」を設け 当劇場が厳選した「旬のお笑い」を お取り寄せ
 東京・渋谷「NHKふれあいホール」から 全国の皆様へとお届けする「笑いの見本市」

◆「特選芸人」
  今回のテーマ 「Kidsのアイドル芸人!」
◆「特選への扉」
  出演:ブーブートレイン きくりん なかのよいこ ザ・ベビースターズ スペースラジオ オキシジェン
◆「企画見本市」
  今回のコーナーテーマ 「KIDsからの質問 なんでも答えます KIDsテレビ相談室!」(*01)

*出演芸人のプロフィール等は 「爆笑最前線」番組のホームページに掲載されているので
 興味のある方はどうぞ


*(*01)NHKに遊びに来た 小学生から高校生迄の質問に答える


*次週 放送予定
 「THE!男祭り」
※最新の番組表等で確認の事

2007(H19)/06/19(火)の放送

2007-06-19 22:34:00 | 落語 演芸/放送後記
真打ち競演/NHKラジオ第1
2007(H19)/06/19(火) 21:05-21:55
漫才:昭和のいる・こいる 「"ありがとう"を伝えよう」 作:加藤恭子
三味線漫談:太田家元九郎
落語:三笑亭夢之助 「干物箱」
2007(H19)/04/27(金) 鹿児島県・長島町 長島町文化ホール 収録
司会:吉田真人(NHK鹿児島放送局アナウンサー)
*長島町合併1周年記念


*次週 放送予定演目
 漫才:Wモアモア ギター漫談:堺すすむ 落語:十一代目 金原亭馬生「安兵衛狐」
※最新の番組表等で確認の事
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*未チェック

BSふれあいステージ「お好み寄席」/NHK-BS2 #009
2007(H19)/06/19(火) 18:00-18:45
「ものまね日本歌の旅」
出演:堺すすむ ノブ&フッキー 俵山栄子 ダンキー TAKASHI
2007(H19)/05/28(月) 東京・渋谷 NHK放送センター みんなの広場ふれあいホール 収録
司会:中川緑アナウンサー

日本を代表する、ものまね芸人が大集合!
堺すすむ ノブ&フッキー ダンキー TAKASHI 俵山栄子 が日本の名曲に挑戦!
ものまねの豪華歌謡ショーを披露します。


*次週 放送予定
 「落語 長講一席」 九代目 春風亭小柳枝「船徳」
※最新の番組表等で確認の事

2007(H19)/06/18(月)の放送

2007-06-18 21:26:15 | 落語 演芸/放送後記
浅草お茶の間寄席/チバテレビ #168
2007(H19)/06/18(月) 19:00-19:55
桂文月 「出来心」
三代目 桂伸治 「ちりとてちん」
三笑亭茶楽 「厩火事」
2007(H19)/五月中席 収録日? 東京・浅草演芸ホール 収録(*01)

◆インタビュー(浅草演芸ホール前にて)/(オープニング音楽後 CM明け)(以下 内容抜粋)
ゲスト:桂文月 案内役:田代沙織

*「落語家 桂歌春の娘 落語の出来るアイドル「らくドル」の田代沙織がお送りします」と 自己紹介
 (お馴染みの「パパは桂歌春師承です」歌春の顔の画像入り カラーテロップ)

*ゲスト紹介後 いつものお決まり 関係者に依る わざとらしい拍手と「ヨ~ッ!」という掛け声

*さっそくでがすが(田代が言ったままの文字起し) 真打昇進おめでとうございます
 有難うございます こちらこそ 御陰様で 本当に

*手元の「歌春メモ」によると「落語界のトミーズ雅さん」だそうですが?
 あぁ~ ボクシングのことですか? 雅さん程ではないです
 通ってて「C級ライセンス」っていう 一番下のライセンスを取った それだけなので
(画面では ライセンスを手に持っている写真 JBCのC級ライセンスのアップの写真)

*資格をお持ちなんですか?
 もう消されてんじゃないですかねぇ? 何年も前ですからね
 一応「取った」というのは事実なんですけど そんなに強くないので噺家になったんですけど(笑)
 「逃げ足」だけ 鍛えて来ました(笑)

*上手いですねぇ 戦える噺家さんなんですね
 いえいえ

*最後に 真打としての心意気等を
 これから やっと一人前という感じだと思うので これから修行を また重ねて行って 高座に出た時に
 お客さんと一緒に時間と空間を楽しめる様になりたいなぁ というのはあります


○インタビュー後 そのまま 一席目高座の模様へ


*(*01)2007(H19)/五月中席 の模様だと思われるが 収録された「日時」は定かではない
 文月 伸治「昼の部」 茶楽「夜の部」
 文月 後ろ幕より 春風亭柳太郎の「真打昇進襲名披露興行」
 伸治 後ろ幕より 三笑亭夢花の「真打昇進襲名披露興行」


*再放送予定
 2007(H19)/06/20(水) 13:00-13:55 チバテレビ
※最新の番組表等で確認の事

2007(H19)/06/17(日)の放送(2)

2007-06-17 23:40:10 | 落語 演芸/放送後記
ラジオ名人寄席/NHKラジオ第1
2007(H19)/06/17(日) 16:05-16:53
八代目 林家正蔵 「ぞろぞろ」  (音源データ アナウンスなし)
六代目 三升家小勝 「命」    (音源データ アナウンスなし)
席亭:玉置宏

「残しておきたい江戸情緒 下座のお囃子 寄席幟」
「ラジオ名人寄席」 あたくしは席亭の玉置でございます 御来場 誠に有難う存じます

この「ラジオ名人寄席」には 嘗て一世を風靡致した 東西演芸界の「名人」「上手」「人気者」が
お得意の出し物で御機嫌を伺います

◆席亭解説(前半 演目放送前)
今席は「落語二題」でございます
まずは 八代目林家正蔵さんの「ぞろぞろ」でございます

昭和57年(1983)の1月29日 88歳で亡くなった正蔵さん 今年は23回忌にあたります
この 故・彦六師承の噺家としての生涯を「敬慕」する こういう表現が一番宜しいと思いますが
10人の落語界の有識者が運営委員会を作りまして「林家彦六賞」 それから「岡本マキ賞」 これは女将さんで
ございますねっ
「彦六夫妻の生き方を後世に伝えるべく 又 落語界の活性化を願って」 顕彰を続けて来たものでございます
今年が12回目 去る5月12日 表彰式が 彦六師承縁りの日本橋・たいめいけん で行われました
この12回は 「彦六賞」 これは若手真打の中から選ばれますが (四代目)隅田川馬石さん
「岡本マキ賞」は 前座・二つ目・下座さん こういった中から選ばれるんでございますが
今年は 立川フラ談次さん
それに「彦六特別賞」というのがございまして え~「寄席関係に貢献 話芸の発展に尽力した者に」という事
なんですが
え~ 今年度は何と 「あたくし」を選んで下さいまして え~ 有難く頂戴して参りました
「ラジオ名人寄席」この番組を10年以上も 又 寄席が姿を消してしまっていた 横浜の「にぎわい座」を
開場して 満5年 この二つを評価して下すったと云う事でございました
お聴き頂く皆さんの御陰でございます 本当に有り難うございました

それでは 八代目正蔵師承 十八番 「ぞろぞろ」でございます
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●演目放送  八代目 林家正蔵 「ぞろぞろ」
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◆席亭解説(前半 演目放送後)
八代目彦六の正蔵さん 「ぞろぞろ」でございました
え~ 先程「彦六賞」のお話しを致しましたが 「運営基金はどうなっているのか?」 当日 委員の方に
伺ってみました
え~ 生前からそうだったんだそうですが 「LP」「CD」或いは「ビデオテープ」 印税が入って参りますねぇ
この印税を 生前から彦六師承は お受けにならなかったんだそうです
「演じた時に それなりの出演料は貰っている だから もう1回貰うという事は これは不労所得で二重取りに
なる だから 受け取る訳にはいかない」 こう云って お受け取りにならなかったんだそうです
でぇ~ 今回 委員長でいらっしゃる 伊東清さんという この方は彦六の正蔵師 「芝居噺」をなさいます時の
「舞台装置」 これをずっとお描きになってこられた映像の作家でございますがねぇ
この方が 取り敢えずお預かりをして 「これは致し方が無い」
そこで 何か彦六さん そして あの御夫婦の素晴らしさを 若い噺家達を顕彰する事で後世に伝えて行こう
こいう目的で出来上がったのが「彦六・岡本マキ賞」なんだそうでございます
伺ってみれば確かにそうですねっ 寄席へ通う定期券をお持ちになってらっした ところが ちょっと買物をしたい
改めてもう一回地下鉄に乗る時は「通勤ではないんだから」といって 改めて地下鉄の切符を買ってお乗りになった
という
え~ こういう彦六師でございますから 「あぁ~ なるほどな」と 納得が行った次第でございます

え~ 今日は 正蔵時代 絶頂期と云って良い頃の「ぞろぞろ」を聴いて頂きました

さて 後半は 六代目三升家小勝さんの登場でございますが その前に「お中入り」を取らせて頂く事に致します
今日の「お中入り」は パーシー・フェイス・オーケストラでございます
これはもう 皆さんお馴染みの曲でございます「ティコ・ティコ」
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◇16:23-16:26 中入り(音楽)(関東地方では 音楽をバックに道路交通情報)
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◆席亭解説(後半 演目放送前)
さて 「お中入り後」の一席でございます 六代目三升家小勝さんの「命」という作品です
数少ない「黒門町の師承」 八代目(桂)文楽さんのお弟子さんでございます
「新作」そして「古典」の両刀使い 「落語界の知性派」と云われた方でございます
全く創作力に優れてらっしゃいました 数多くの自作の落語を高座に掛け また 前座の時代に創ったと云われます
あの「水道のゴム屋」というお噺 これがレコードで大ヒットして大変な評判を取ります
それから 酔っ払いを扱いました 幾つもの「トラ シリーズ」これがまたレコードになりまして 大変売れました
三代目の(三遊亭)金馬さん 柳家金語楼さん それに 六代目(春風亭)柳橋さんと並ぶ レコードでもスターで
あったという方でございます
口調が明解でございます 特に子供の出て来る「初天神」「花見小僧」「真田小僧」 これなんぞは 本当に寄席を
楽しませてくれた方です
で 古典の方では「天災」「二番煎じ」「弥次郎」「穴どろ」「佐々木政談」 また 新作では「妻の釣り」
「裏向き」「操縦日記」 こういった物を得意として それから ちょっと変わった物に「のっぺらぼう」
なんていうのが有りましたがねぇ これは また 機会をみてお送りしたいと思います
この小勝さんが「子供が得意だ」と御紹介をしましたが なんと 花街を舞台にした「命」というお噺
これは 新作物でございます
それも「新橋」或いは「吉町」「赤坂」 そういった一流の三業地では無いんでございますねっ
え~ 東京の「蒲田」 もう多摩川に近い どっちかと云えば え~ 場末の花柳界
こういう場所を舞台にした作品でございます
それでは 「命」 六代目三升家小勝さんでございます
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●演目放送  六代目 三升家小勝 「命」
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◆席亭解説(後半 演目放送後)
初めてお聴きになった方も多いと思います
「命」 六代目三升家小勝っあんでございました

この方は 八代目桂文楽さんに入門致しましたのが 昭和5年(1930)の3月 最初の名前が 桂文中
「ふみのなか」と書きます 桂文中
「如何に筋が良かったか」というのが 何と満1年で二つ目に昇進しております (桂)文七 こう改名を致します
でぇ~ 昭和12年(1937)の5月に 二代目桂右女助 で真打に昇進しております
もう 本当に早い早い出世でございました それと申しますのも 昭和11年(1936) キングレコードから
出しました「水道のゴム屋」 このレコードが大ヒットしたという 後押しがあったからでございます
この方は 当時と致しましては大変珍しい 電機学校を卒業しているんですねっ
でぇ 金町の浄水場 つまり 水道局の技師になったって云うんですから ちょっと変り種でございます
まっ 「水道のゴム屋」なんていうのも この金町浄水場勤務の間に まっ 様々体験した事を 随所に放り込んで
まっ リアルな作品にした訳でございます
え~ この金町浄水場勤務中に応召されます で 兵役を終えてから落語の世界へ入ったという方でございますんで
何と 22歳で入門
この経歴から致しましても「近代性」それに「博識」で 将来を嘱望されていたというのも 頷ける訳でございます
え~ とにかく こういった経歴の持ち主 新作に まっ 最も力を入れて人気を高めて行ったんでございますが
ねっ
う~ん 趣味の川柳の方でも もう 道楽の域を脱していたと伺っております
新作から古典への転換を模索し始めていた そんな最中に病に倒れ これは脳溢血でございまして
え~ お口の方が上手く回らなくなった その辺りで 思いは叶わなかった訳でございます

昭和31年(1956)3月 六代目(三升家)小勝襲名の後は 病気がちでございまして
師承(八代目桂)文楽さんの後を追う様に え~ 「黒門町」が亡くなった17日後の 昭和46年(1971)12月29日
なんと63歳というお年で亡くなっております
ですから「黒門町」の葬儀の時に皆にお会いした これが最後という事になりました

今日は「落語二題」 「ぞろぞろ」八代目林家正蔵さん そして「命」六代目三升家小勝っあん


お相手は席亭の わたくし玉置でございました では 次回をお楽しみに
御来場 誠に有難う存じました


*次週放送 放送演目予定
金原亭馬の助「六尺棒」 春風亭枝雀「音曲吹き寄せ」
※最新の番組表等で確認の事
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*本日「笑いがいちばん/NHK総合テレビ」は 別番組で放送なし


*次週放送 出演予定
 林家二楽 青空球児・好児 ザブングル 笑福亭たま
※最新の番組表等で確認の事


2007(H19)/06/17(日)の放送(1)

2007-06-17 23:40:00 | 落語 演芸/放送後記
落語研究会/TBSテレビ #027
2007(H19)/06/17(日) 02:55-03:45
立川志の輔 「千両みかん」
2005(H17)/05/31(火) 第443回 TBS落語研究会  東京・三宅坂 国立劇場小劇場 収録
出囃子:梅は咲いたか
解説:京須偕充(落語評論家) 聞き手(進行):竹内香苗(TBSアナウンサー)

◆解説(演目放送前 抜粋)
竹内アナ:「落語研究会」の時間です 東京・三宅坂 国立劇場からお送り致します
     京須さん 本日も宜しくお願い致します
京須  :どうぞ宜しく
竹内アナ:さて 今日お送りするのは 立川志の輔さんの「千両みかん」です
     これは どんなお噺なんですか?
京須  :はい 「みかん」のねっ 「夏の最中(さなか)に食べたい」と でぇ~ 今と違います
     「冷凍みかん」なんかありませんから 「食べたい 食べたい」一心で え~ 思いは叶わないから
     到頭 「恋煩い」じゃないけど 患ってしまった若旦那がいると
     「何だ みかんなんか お安い御用」って うっかり請け合った番頭が「いやぁ~ みかん無い」と
     「これは大変」てんで 江戸中を捜し回る
竹内アナ:うん
京須  :まぁ 有ったんです たった1個有ったんですが 「さて その値段たるや」という
     「さぁ 買えるかしら?」 そういう お噺です
竹内アナ:これぇ タイトルで「千両」って ありますもんねぇ~
京須  :そうです ええ 今だったら1億円位なのかなぁ?
竹内アナ:う~ん 今だったら....
京須  :みかん1つですよ
竹内アナ:そうですよねぇ~ 年がら年中 色んなフルーツ食べられますけど 当時は難しかったんでしょうねぇ~
京須  :そうですね 「今は昔の物語」という事で お聴き下さい
竹内アナ:それでは 立川志の輔さんの「千両みかん」 お楽しみ下さい

◆立川志の輔「千両みかん」 高座の模様を放送(前解説後 CM明け)

◆解説(演目放送後 抜粋)(高座の模様放送後 CM明け)
竹内アナ:立川志の輔さんの「千両みかん」でした
     あの もう頑張ってみかんを捜す行程さが もう 何とも可笑しいですねぇ
京須  :志の輔さんはねぇ 「人間を窮地に追い込んだところで 笑いを立ち上げる」やり方ですからね
     非常に この噺では活きていますねぇ
竹内アナ:そうですねぇ 志の輔さんならではの工夫っていうのは どんなところに ご覧になりましたかぁ?
京須  :はい あのねぇ 「こんな馬鹿な錯覚があるか?」と 云う人もいるんですが
     でも 「人間は思い込んでしまうと...」っていう事を マクラの あのう ねっ
竹内アナ:はい
京須  :「渋滞の中で自分の車を捜す」という話で 上手く仕込まれてますし
竹内アナ:うん
京須  :それから あのぅ 旦那もねっ やっぱり「思わず 思い込んでしまって番頭を叱ってしまった」という
     設定にしている
     「人間 思い込めば こういう事も有る」という様なねっ 自然な風に話を持って行ける
     その辺が 志の輔さんらしい工夫ですねぇ
竹内アナ:あの「マクラ」が有ってこそって云うのも....
京須  :そうです そうです
竹内アナ:確かに言えるかも知れないですねぇ
京須  :はい
竹内アナ:で あのぅ 「千両」という もう法外な値段の様な気がしたんですけど 今でも旬の果物の「初競り」
     だと...
京須  :その様ですねぇ~
竹内アナ:凄い値段が付く事ありますよねぇ~
京須  :うん 採算を度外視した「縁起相場」というのが付く様ですから
     まぁ 噺としては これ位の事があってもねっ 誇張~かもしれないけど
     面白いんじゃないんでしょうか?
竹内アナ:そうですねぇ 「どれだけ欲しいのか」っていう事にも依るのかも知れません
京須  :まぁ 大金持ちのお陰で...
竹内アナ:そうですねぇ
京須  :「悲喜劇」ですねぇ これは
竹内アナ:はい 京須さん 有難うございました
京須  :はい 有難うございました


*参考
当日演目:
春風亭朝之助「鮑熨斗」 古今亭菊之丞「酢豆腐」 瀧川鯉昇(春風亭鯉昇 改め)「お神酒徳利」
(中入り)
柳家花緑「蟇の油」 立川志の輔「千両みかん」


*本日は普段よりも早い時間帯に放送された
 おそらく 「アメリカ大リーグ」生中継放送の為 早めに放送されたのだろう
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上方演芸会(再)/NHKラジオ第2
2007(H19)/06/17(日) 10:05-10:30
桂三金 「二人癖」
2007(H19)/03/22(木) 「若手精鋭落語会」 大阪府・大阪市 NHK大阪放送局 テレビ第2スタジオ 収録
司会:井上善夫(元NHKアナウンサー)

上方演芸会!
皆さん御機嫌如何でいらっしゃいますか これからの一時は 上方のお笑いでお楽しみ頂きましょう
「上方演芸会」 御案内役の井上善夫でございます

今日は 平成19年(2007)3月に NHK大阪放送局のスタジオで行われました「若手精鋭落語会」から
桂三金さんの落語をお届けして参ります
今日も おしまい迄 どうぞごゆっくりお楽しみ下さいます様に

●桂三金 プロフィール(演目前に紹介)
今日 御出演の桂三金さんは 昭和46年(1971) 大阪府 東大阪市のお生まれでございまして
今年36歳になりました
何と 中学生の時から「落語研究会」に入っていたという 根っからの落語好きでございまして
大学卒業後は 信用金庫に1年半務めたという サラリーマン生活も体験していらっしゃいます
その後 平成6年(1994) 念願叶って 桂三枝さんに入門致します 三枝さんの9番目の弟子にあたります
三金さんの特徴は 何と云っても 体重109キロという大きな体 そして にこやかな笑顔でございますね
その大きな体で軽快に高座を務める姿が 自然に笑いを誘います
落語では 師承三枝さんの創作落語を演じながら 御自身でも創作に挑んでいらっしゃいます
例えば「奥野君のコンパ」を初めとする「奥野君シリーズ」は もう8作目を数えました
また 創作落語だけでなく古典落語にも力を入れていらっしゃいまして 着実に力を付けて
毎年秋に実施している「NHK新人演芸大賞」では 予選を勝ち抜いて 本戦に2回も駒を進めました
また 平成16年(2004)には「第41回 なには芸術祭」新人賞を受賞されました
また 三金さんは「芸達者」な事でも有名でございます 例えば「ゴスペル落語」「ダンス落語」更には
パーカッションの演奏等 芸の幅が大変広く 落語の中で「バルーン・アート」が飛び出す事もございます
まっ これも「少しでも多くの人に 落語に親しんで貰う為」 だそうでございまして
若い人から お年寄り迄 全ての世代に笑って貰える落語家を目標としているそうです
これからも 様々の機会を捉えて「今迄落語を観た事が無い人達にも 落語を楽しんで貰う様に 努力したい」
とおっしゃっています

え~ この日 NHK大阪放送局のスタジオで行いました「若手精鋭落語会」には 桂ちょうばさん 桂三金さん
桂よね吉さん 桂春菜さん 桂つく枝さんの5人が出演致しました
三金さんは「開口一番」を務めた (桂)ちょうばさんに続いて 2番目の高座となりました

それでは 明るくエネルギッシュな高座が魅力の 桂三金さんの落語をお楽しみ頂きましょう

今日の出し物 お馴染みの「二人癖」でございます
では 三金さん どうぞ
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●演目放送  桂三金「二人癖」
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●解説(演目後に紹介)
桂三金さんで お馴染み「二人癖」でございました

三金さんは平成6年(1994)の入門ですが 師承が違う同期入門の落語家が集まりまして「ラクゴレンジャー」
というユニットを作っておりました
まっ「ゴレンジャー」では無くて「ラクゴレンジャー」というのが味噌ですが
メンバーは 桂吉弥さん 桂都んぼさん 桂文鹿さん 桂かい枝さん そして三金さんの5人でございます
大阪・梅田の太融寺で落語会を続けておりましたが 3年前に一旦解散しました
その後 何回か 大阪府岸和田市のホールを会場にしまして 落語会を続けておりましたが
御承知の様に 大阪に落語の定席「天満天神繁昌亭」が出来たのをきっかけにして この2月に久しぶりに
5人が揃っての落語会を開く事ができました
「ラクゴレンジャー」の良いところは 一門が違う5人が揃う事に依って「お互いの芸の幅と落語家としての
人の繋がりが広がる事」だそうでございます
また 5人のキャラクターが全く違う為に 演じ方が全て違います 「これがまた 大いに勉強になる」と
皆さん口を揃えておっしゃっています
「良いライバルとしてのお互いが刺激を受けて 切磋琢磨して行く為に 今後もぜひ続けて行きたい」と
三金さんは話していらっしゃいました

「上方演芸会」
今日は3月に「若手精鋭落語会」が開かれましたが この席から 桂三金さんの落語でお楽しみ頂きました
御案内は 井上善夫でした
それでは「上方演芸会」 この辺で失礼致します 御機嫌よう さようなら


*本日 再放送予定だった本放送が「プロ野球」中継の放送時間の延長で休止になった為 今回は「落語」を放送
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(2)へ 続く

2007(H19)/06/16(土)の放送

2007-06-16 15:25:17 | 落語 演芸/放送後記
志の輔ラジオ 落語DEデート/文化放送 #011
2007(H19)/06/09(土) 07:00-07:55
五代目 古今亭志ん生 「鮑のし」  1958(S33)/02/07放送 とのこと(*01)
出演:立川志の輔 本日ゲスト:大林素子
2007(H19)/06/04(月) 文化放送 スタジオで収録(*02)


*ゲストの大林 「お笑い好き」(特に漫才) お笑いライブ等にも頻繁に観に行っているとのこと
 最近は寄席などにも行くこともあり 落語はCD等から何席かは覚えているらしい
 落語会等での「お茶子」(*03)として出てみたいとのこと でも「着る着物が有るかなぁ」とのこと

*次週もスペシャル・ウィーク(聴取率調査週間)
 次週ゲストのアナウンスはなかったが 06/23(土)ゲスト:矢口真里


*(*01)「放送局名」「番組名」のアナウンスはなかった
*(*02)「大林素子 オフィシャルブログ」 より判明
*(*03)「お茶子」は 寄席や劇場で観客を席に案内したり 座布団配りや お茶・お酒等で接待する女性のこと
 また 高座返しや 見台・膝隠しの出し入れ 名ビラの捲りをしたり 楽屋でのお茶の接待などもする
 東京の寄席等では 高座返しや「めくり」は 前座さんが担当するので ほとんど見られないが
 席への案内などは「お茶子」がしている所もある(昔の娘さんだった女性がやっていたりもする)


*確実な情報ではないが 上記のブログの他 過去に出演したゲストのブログ記事より推測して
 毎週月曜日の午後 文化放送で収録している模様
 放送は収録日の翌週土曜日の朝
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日本の話芸/NHK教育テレビ
2007(H19)/06/16(土) 13:45-14:15
二代目 笑福亭鶴光 「西行鼓ヶ滝」
2007(H19)/05/07(月) 第265回 NHK上方落語の会 NHK大阪ホール 収録


*当日演目:
笑福亭由瓶「稲荷俥」 桂團朝「米揚げ笊(こめあげいかけ) 二代目 笑福亭鶴光「西行鼓ヶ滝」
(中入り)
桂あやめ「ちりとてちん」 桂雀々「猿後家」


*次週は 古今亭志ん五「付き馬」を放送予定(番組最後に 文字で次週予告が出ていた)
※最新の番組表等で確認の事
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*本日の放送ではないが
 「落語研究会/TBSテレビ」 放送時間が普段と大幅に違うので注意
 2007(H19)/06/17(日) 02:55-03:45 立川志の輔「千両みかん」

*2007(H19)/06/17(日) 10:05-10:30 「上方演芸会(再)/NHKラジオ第2」で落語を放送
 桂三金「二人癖」を放送