ALEX STREETER`S INSIDE

Angel Heart Ring

Thorn Star Variations

2010年02月20日 | アレックスストリーター


今回は過去のアレックスではなく、新しいNEWアイテムを紹介します。
去年のイベントからリリースされた新作のThorn Starシリーズ。
日本でも3色がリリースされたばかりですが
こちらはまだ日本での販売予定はないようです。




これはシェルのようなカラーの「Crystal Stone」。
スターはシルバーとゴールドです。
このthorn Starシリーズは、日本での3色もそうですがアレックスの新たな世界観が味わえるストーンですね。




これは「Water Stone」で、クリアストーンのグレーと言った感じですね。
来日イベントでのSPストーンで以前見たことのあるようなカラーです。




これは日本でも販売されているブルーのブラックスターです。
去年のイベントでのギャランティーが封入されているのでしょう。
この手のスターはブラックがとても合うんではないかと思います。
神秘的なイメージから、本来の毒々しさが加わりアレックスらしいストーンと言えます。

その他に新たなカラーの、白い異物の入った墨のブラックがあったり
東京レッドや大阪ブラック、マッドイエローなどもあるようです。

もちろん初期の「悪魔の指輪」に惹かれたファンには、近年のアイテムに賛否両論ありますが
新しいエンジェルハートとしてまた楽しめるのではないかなと思い
また、新しいファンを作っていくのかなと思います。

since 1991

2009年12月11日 | アレックスストリーター
アレックスがエンジェルハートリングを作るきっかけとなったのは1987年の映画「エンゼルハート」です。
その後日本にアイテムが初入荷されたのは96年の事です。
しかしその以前からエンジェルハートリングは作られていました。
それは1991年の事で、その当時の物も勿論天然の琥珀で出来ていて
アフリカの琥珀を主に使っていた様で、その他にもオパールも使っていたようです。
因みに、デ・ニーロの指輪も琥珀で出来ていました。

以前にも触れた事がありますが、1996年以前はアトリエで展示はしていましたが
作って欲しいという人にだけ作って販売していました。
あと、正式にアレックスが記事に取り上げられ、サイクロプスで初入荷されたのは96年からですが、それ以前の5~6年前から少しは日本に商品が入荷されていたと触れましたが、その時期とエンジェルハートリング(ダークサイドリング)が作られた時期から考え、もしかしたらその時期のリングも存在するかもしれませんね。
   



デ・ニーロの所持されていた映画の指輪は3年ほど前にテキサス大学に寄付されました。
その他にも映画で使用された小物や、書き込みのある脚本など約3,000点に上ります。
テキサス大学には映画学部の専攻もあり、映画制作を学ぶ際の参考資料として提供されたのでしょう。


初期ホワイト系NEWエンジェルハートリング

2009年11月06日 | アレックスストリーター



こちらは少し前になりますが、手に入れたNEWエンジェルハートリングです。
カラーは光が入ればホワイト系で、部屋の中など光の入らない場所では写真ではどうしてもホワイトにしか写らないのですがとても深いグリーン系の、汚いと言いますか、何とも言えない妖しさのある色です。
ここまで様々な顔を持った石は初めて見ます。
1層という事もあり、スターが異物のぎっしり詰まった樹脂に埋もれていて、貼り付けてあるかのようにさえ感じられます。
スターも形の歪んだ、崩れきっていない1番妖しさのあった頃の物です。
ホワイトは2000年頃からで、その頃のエンジェルハートにもこのようなタイプが存在しました。
実際手にとって見ると、最初期の呪術的なあの美しさを彷彿させてくれるリングです。
元々NEWエンジェルハートはあまり好んではいなかったのですが、この石をセットすればまさに悪魔の指輪に相応しい容姿になります。

因みにアレックスに直接聞く事が出来たのですが、NEWエンジェルはhydeが直接アレックスにオーダーしに来た事は間違いないです。
その時は2つのモデルを絵に描いて1つは映画の指輪をイメージされた物と一目で分かったようです。
それとは違うもう1つのものを作って、hydeがいうように実際は少し違う形になったようです。
作品にするにはどうしても仕方の無かった事です。と仰っていました。
以前にも触れましたがどちらの絵も恐らく映画の指輪をイメージされたのでしょうが、当初アレックスはあの指輪はデニーロの為だけに作った物なので2度と作る事はないと言っていました。


NEWエンジェルハートリングの全貌

2009年08月02日 | アレックスストリーター


こちらは言わずと知れたNEWエンジェルハートリング(通称hydeリング)です。
もともと映画「エンゼルハート」でデニーロが着けていたリングに惹かれ、直接オーダーした物です。
絵を描いて何度も説明して出来上がると全然異なった物だったようで、恐らく映画に使われたタイプをイメージしたのは形を見れば推測できますね。

hydeの希望によるそうですが、あまりきっちりと石留めをしていません。
NEWエンジェルハートリングは、石を台座にはめる際に
ヤギの角の部分で石を留めるようになっていますが
この角の部分を石にピッタリと沿わさずに、少し隙間を開けたような感じで石留めされています。

初期モデルは石の厚みが今より薄かったので、このような留め方が出来たのでしょう。

デ・ニーロの指輪も平べったく、角部分が開いた状態で同じように石が隠れる事無く納まっています。

オーダー当初、アレックスは商品化はしないと言っていたようですが
その後、それを見たファンの方などからの問い合わせや
実際にソーホーに買いに来る人が増えた為、商品化したようです。
そこがアレックスらしいと言えばそれまでですが。

ただし、まったく同じものを作ったのでは別注した意味がなくなってしまうということで
商品としてリリースされているものは、台座の角の部分や石の厚みなどが
hydeが別注した物とは若干異なる様です。

そのオーダーしたNEWエンジェルには目がハッキリと入れられています。



その他にも何個か所持されているみたいですが。

因みに石を外したら台座の奥に数字が刻印されている物があります。

NEWエンジェルハートもエンジェルハートもそうですが、
製作の際、型にシルバーを流し込んで、リングを作ります。
この型は全サイズが揃っているわけではなく、15号・19号・21号などというように
3つくらいしかなく、例えば13号のリングを作る時には、サイズが近い15号のリング台を一旦作り、13号に直すという方法で製作しているようです。
なので、15,19,21などの数字が初期の台座には刻印されています。



アレックスの原点

2009年04月24日 | アレックスストリーター


alex streeterのアクセサリーが日本で本格的に入荷されたのは1996年の事です。
それはhydeが当初から着用していたエンジェルハートの入荷と同時期です。

それまでアレックスのアクセサリーはその5~6年前、
つまり1990年位から日本に少しは入ってはいたみたいですが。

その日本で入荷された店は今は無くなってしまっていますが以前にも触れた、当時渋谷に置いていたサイクロプスという店です。
価格は11万5千円程だったようです。

店の雰囲気は暗めでちょっとB系な感じで、フライヤー(ライブやパーティーの告知)がたくさん置いてあり、商品はあまりなかったようですね。

その初入荷は現在でも販売されているリザードフェイスのシリーズのみです。
勿論、当時の商品には全てアレックスのサインが入っています。

因みにその入荷以前、96年までは当時のアトリエでの展示はしていたようで、作って欲しいという人にだけ売っていたようです。


アレックスが原点だったという、彼の名声を高めたものはやはり映画「エンゼルハート」である。
当時映画の為にNY中のデザイナーの大規模な捜査があり抜擢されたのですが、そのジュエリーデザインの全てがアレックスが手がけているのです。
実際映画の中ではアレックスは何一つ紹介はされていなかったのですが、あの悪魔リングがあっての映画だったのも過言ではありません。

リング以外にネックレスもあり、その後のネックレスシリーズの原型ですね。





その映画での象徴的なシーンで使われているのを映画で見た時のアレックスの感動は言葉では表現出来ない程であったようです。

その苦労して作り出した原点への思い入れは他のアイテムとは別格なのです。
たとえこの十数年姿は変わ続け、何と言われてもエンジェルハートリングのアレックスが込める魂は何一つ当初から変わってはいないのです。



My Angel Heart Ring

2009年03月13日 | アレックスストリーター
  『99エンジェル』


このタイプは練り琥珀で出来ているのですが、その後の物より深みが全然違います。
画像でも分かると思いますが一回り大きいサイズになっています。
スターにはヤニが入っており、少しアンティークめいたリングです。


  『ホワイト×イエロー 2色エンジェル』


これは所有しているエンジェルで1番レアな物で、非常にいい塩梅のカラーで溶け合っていてアレックスも1度アトリエに来たファンの方にはあまりレアな物や気に入っている物は譲りたがらない様でその中のとても珍しいリングになります。
裏から光を通すとホワイト部分は完全に透明度は無く、イエロー部分は若干光を通しとても手の込んだ本当にアレックスの秀作だと感じられます。


 『初期ブラックマジックリング』


ブラックマジックは2000年からで、その時はCREAMとのコラボリングで裏に刻印が当初は入っていたのですが、これはアトリエでのサンプルなので入っていません。
歪なスターと彫りの深い、厚みのある台座が妖しさを増し、現在の物とは違う雰囲気を醸し出しています。


  『NYホワイト』


このホワイトは2007年のイベントホワイトのネットの当初撮影用として置いてあったのを譲ってもらった物です。イベントホワイトは石が薄く純白でスターのサイドが燻されておらず妖しさがあまり感じられず、後日このホワイトを見た瞬間、それまでの物とは違うとても魔術的な妖しさを感じました。
石の厚みもあり、現行の台座には合わず、2002年以前の少し大きい台座が残っていたので入れてもらえました。
石のコーティングも少し柔らかく、乳白色で他の物とは違う存在感があります。


  『2002エンジェル』



これはずっと使用していた1番思い入れのあるリングです。傷だらけでかれこれ6年以上になります。スモールスターからラージに変わった当初の物で、スターもその後すぐにマイナーチェンジした物より、一回り大きく石いっぱいに広がっています。
色もイエローより濃いブラウンに近い色になります。ただ、濃くても99エンジェルと比べれば深みは目に見えて違います。

99エンジェル

2009年03月02日 | アレックスストリーター


こちらは99年に作られたモデルです。
この90年代のエンジェルはあまり世には出回っていなく
よくある2000年以降の厚みのあるエンジェルとは少しモデルが違います。

と言うのも琥珀の入り量も2000年以降の物と違い、また石の大きさは現行のエンジェルに比べ薄く縦に長くなっています。
マジックスターは厚みがあり
初期ならではのヤニが入っていたりと味があり
右横が歪んでいる2000年以降の物とは
違ったタイプになります。
と言うよりもスターも綺麗な状態の初期物という事です。
台座も現行の物よりも長く、裏の腕の部分の厚みもかなりあり
その分若干重量感もあります。







因みにhydeの2つ目のオレンジっぽいエンジェルもこのタイプになります。

購入時期も98年の9月頃なのでとても近いモデルですね。

勿論、とても古い物になりますので台座の彫りも厚みもあり
アトリエと言いますか、アレックス独特のベゼル部分の
叩き付けのような打痕傷がより一層妖しさを増します。

ドラゴントゥースリング(天然石)

2009年01月25日 | アレックスストリーター
今回はエンジェルハートではなく
ドラゴントゥースリングを少しだけ紹介致します。

現在でもエンジェルハートと平行して販売されているリングで、
最近でもスカルの新作がリリースになったみたいですね。
石も同じように人口石で作られておりエンジェルハートの石を入れてもらう人もおられます。

以前は天然石でも販売されていました。
現在製作はされておらず廃盤という扱いになっています。
ただ、オーダーという形で今作ってもらうと15万円前後する様で
その場合、石を見て選ぶということはできず
石も種類だけオーダーしてその来た石でつくることになる様です。

天然石での種類も恐らく狭く、
色合い・大きさまでは厳しいでしょうね。
乳白琥珀でのオーダーはしてみたいです。


あくまでも、特別オーダーとの事ですのでお勧めはされていないようですが。

しかし天然石でのリングもまた味があってカッコいいですよね。

ホワイト × 薄イエロー エンジェル

2009年01月02日 | アレックスストリーター


このリングですが先日手に入れた非常にレアなリングです。
以前このブログでも触れた事がありますが、2004年春発売の雑誌の懸賞でもあったレッド×イエローの別バージョンってところです。
懸賞ではレッド×イエローが2タイプあり、アトリエにもサンプルとして以前あったみたいなのですが、このホワイト×イエローは見たことはないようでかなりレアです。
恐らく懸賞のストーンと同時期に作られたのではないかと思うので2003年のストーンという事になります。
台座もアトリエ購入という事で数ある中で初期の彫りの深い物を選んでいただいたようで、より一層妖しさに深みが増しています。

元々96エンジェルの天然石の例えるなら月の様な色合い、質感、イメージでとうてい叶わない、理想のエンジェルハートとしてありました。
ジャストカラーの初期エンジェルを探したり、一昨年のSPイエローを購入したり、エンジェルハートではなくスターなしのドラゴントゥースの天然石で探したり…

このストーンは2層になっており、光が入れば凸凹の歪な不純物の入った底に映し出され、初期物でない物でここまで妖艶なリングが存在したのですね。
レッドとはまた違い、ホワイトと溶け合った
天然石ではなくアレックスが1から自分の手で作り出したまさに『月エンジェル』です。

初期ブラックマジックリング

2008年12月23日 | アレックスストリーター

いいリングを手に入れたので久々に更新します。
これは知人の方に譲ってもらったエンジェルハートです。
元々ブラックマジックリングは2000年にリリースされたもので
このリングはその当時のものでアトリエにサンプルとして置いてあったリングです。
石の状態はとてもいい状態とは言えず傷や気泡による窪みはありますが、スターからして妖しさに深みが増して逆に石の歴史を感じるというか、年代以上に太古の昔の指輪のようです。
日本で販売されたものはCREAMの刻印があります。
ただ、ある時期からアレックス側からストップが入ったためなくなってしまいました。
またスターも当時はスモールスターが使用されていましたが、シルバー部分の状態がよくなくなってきた為琥珀色同様ラージスターに変更になりました。

去年のイベントでのホワイトと、紹介したイエローにスモールスターが使用されましたが、今後は一切イベント限定品であっても、オーダーであっても不可ということでアレックス側から通達が来たようです。
あれが最後のスモールスターだったという事です。

ただやはりラージスターもそうですが、星に妖しさが無くなりまた新しいエンジェルハートになっていくのですね。