今回の英国旅行は、運命に翻弄された薄幸な女性を描いた映画「テス」のラスト
シーンが忘れられなくて、テスの世界を求めて歩く旅をしたかった。
今回は少し気取って歩いてみよう。いつもと違う旅になりそうで、心が弾む。
1996年5月5日(日)直行便で英国の首都ロンドンへ。日本から11時間15分
かけ、やっと地上に降りた。
ロンドンは5月5日午後4時。日本との時差は9時間。陽気は春だが緯度の高い
ロンドンは吹く風も冷たく頬に当たるが、この位の寒さは気にならない。
これから始まる英国周游の旅にむけ気分は、いたって爽快。着後ホテルへ。後夕食。
夜の8時だが太陽はまだ明るく、太陽の日差しがホテルの窓から差し込む。
このまま眠りにつくのはもったいないので散歩に出た。地下鉄ピッカデリー線の
ハマースミス駅の近くに有る、このホテルの周辺は静かな住宅街で、道の通りに
よって家の造りが揃っていた。レンガ造りの住宅は落ち着いた色で統一され、
何処を観ても綺麗だった。
芽吹いたばかりのマロニエの街路樹が茂る。その下で子供たちが遊び、人々が行き
交う。住宅街を歩いていてふと思い出したのが、若かりし頃観た映画オードリー
ヘップバーンの「暗くなるまで待って」の舞台となった家。その家は道路から階段を
5段上がった所に、入り口が有り、地下室の窓からは道路を見上げる。
その時の家と全く同じで、懐かしいものに出会ったような、そんな気がした。
ロンドンの街並みは中世の時代に基礎となる家づくりが始まり、通りの名称もその
ままだという。この様な家をテラスハウスと呼び、街の美観を考え、同じ形の家を
揃え造られた。
明日に続く。
シーンが忘れられなくて、テスの世界を求めて歩く旅をしたかった。
今回は少し気取って歩いてみよう。いつもと違う旅になりそうで、心が弾む。
1996年5月5日(日)直行便で英国の首都ロンドンへ。日本から11時間15分
かけ、やっと地上に降りた。
ロンドンは5月5日午後4時。日本との時差は9時間。陽気は春だが緯度の高い
ロンドンは吹く風も冷たく頬に当たるが、この位の寒さは気にならない。
これから始まる英国周游の旅にむけ気分は、いたって爽快。着後ホテルへ。後夕食。
夜の8時だが太陽はまだ明るく、太陽の日差しがホテルの窓から差し込む。
このまま眠りにつくのはもったいないので散歩に出た。地下鉄ピッカデリー線の
ハマースミス駅の近くに有る、このホテルの周辺は静かな住宅街で、道の通りに
よって家の造りが揃っていた。レンガ造りの住宅は落ち着いた色で統一され、
何処を観ても綺麗だった。
芽吹いたばかりのマロニエの街路樹が茂る。その下で子供たちが遊び、人々が行き
交う。住宅街を歩いていてふと思い出したのが、若かりし頃観た映画オードリー
ヘップバーンの「暗くなるまで待って」の舞台となった家。その家は道路から階段を
5段上がった所に、入り口が有り、地下室の窓からは道路を見上げる。
その時の家と全く同じで、懐かしいものに出会ったような、そんな気がした。
ロンドンの街並みは中世の時代に基礎となる家づくりが始まり、通りの名称もその
ままだという。この様な家をテラスハウスと呼び、街の美観を考え、同じ形の家を
揃え造られた。
明日に続く。