私の 37か国の 旅日記

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ロンドンでの一日目

2016-10-08 11:10:27 | 日記
今回の英国旅行は、運命に翻弄された薄幸な女性を描いた映画「テス」のラスト
シーンが忘れられなくて、テスの世界を求めて歩く旅をしたかった。

今回は少し気取って歩いてみよう。いつもと違う旅になりそうで、心が弾む。

1996年5月5日(日)直行便で英国の首都ロンドンへ。日本から11時間15分
かけ、やっと地上に降りた。

ロンドンは5月5日午後4時。日本との時差は9時間。陽気は春だが緯度の高い
ロンドンは吹く風も冷たく頬に当たるが、この位の寒さは気にならない。

これから始まる英国周游の旅にむけ気分は、いたって爽快。着後ホテルへ。後夕食。

夜の8時だが太陽はまだ明るく、太陽の日差しがホテルの窓から差し込む。
このまま眠りにつくのはもったいないので散歩に出た。地下鉄ピッカデリー線の
ハマースミス駅の近くに有る、このホテルの周辺は静かな住宅街で、道の通りに
よって家の造りが揃っていた。レンガ造りの住宅は落ち着いた色で統一され、
何処を観ても綺麗だった。

芽吹いたばかりのマロニエの街路樹が茂る。その下で子供たちが遊び、人々が行き
交う。住宅街を歩いていてふと思い出したのが、若かりし頃観た映画オードリー
ヘップバーンの「暗くなるまで待って」の舞台となった家。その家は道路から階段を
5段上がった所に、入り口が有り、地下室の窓からは道路を見上げる。
その時の家と全く同じで、懐かしいものに出会ったような、そんな気がした。

ロンドンの街並みは中世の時代に基礎となる家づくりが始まり、通りの名称もその
ままだという。この様な家をテラスハウスと呼び、街の美観を考え、同じ形の家を
揃え造られた。
明日に続く。