Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

東大寺伊賀別院 観菩提寺正月堂(2017年3月4日参拝)

2017年03月29日 | 伊賀四国八十八ヶ所霊場
伊賀には東大寺別所である新大仏寺の他に東大寺別院があります。

その別院というのが観菩提寺というお寺で、
俗に正月堂と呼ばれ親しまれている由緒正しいお寺です。

東大寺には産まれてから毎年参拝しているように、
私にとっては根本を成す大切なお寺です。

その東大寺の別所と別院は以前からずっと参拝したかったので、
今回の伊賀の旅は本当に楽しみでした。

仁王門前に無料駐車場があります。



所在地:三重県伊賀市島ヶ原1349
宗派:真言宗豊山派
御本尊:十一面観音菩薩
創建:天平勝宝3年(751)
開山:実忠和尚
札所:伊賀四国八十八ヶ所霊場、三重四国八十八ヶ所霊場


【縁起】
この観菩提寺は俗に正月堂と称し、天平勝宝3年(751)に、
聖武天皇の勅願寺として創建され、奈良東大寺の実忠和尚により開創。
本国における最も有名な古刹の一つである。

秘仏十一面観音は33年に一度の開帳が許され、木造立像で高さ205.2cm。

本堂、楼門、本尊十一面観音立像はそれぞれ重要文化財に指定され、
2月11日、12日の修正会は県の無形民俗文化財に指定。

正月堂の修正会は奈良東大寺二月堂のお水取りに先駆けて行われることで知られ、
ここ正月堂が発祥の地ともいわれています。

中世後期の伽藍配置図「観菩提寺古絵図」には、
現存する本堂や楼門の他にも多数の堂宇が描かれていますが、
運よく難を逃れた本堂と楼門以外の多くの伽藍は、
天正の乱の折り織田信長の軍勢の焼き討ちで焼失。

その後、衰退を繰り返しながらも、
現在は東大寺の別院として篤く信仰されている。


【仁王門】




実に渋い。
この山門が見たくて訪れたので感動です。

こんな田舎に、いやもとい、長閑な場所に、
これほどの仁王門を建立するとは伊賀恐るべし。

当然ながら重要文化財です。


【金剛力士像】
 


【本堂】


昔は国宝だったのかな。




室町時代建立の重文。

これまた仁王門と同じく実に渋い。

こういう雰囲気を纏う本堂はゴマラー好みでございます。

本堂は残念ながら閉まっており、
修正会の時以外は事前予約が必要です。

こんな長閑なお寺なんだから事前予約とかしないで、
おおらかにいつでも拝観すればいいのに。

東大寺伊賀別院というプライドの高さ故なのかね~。

それともこれが伊賀根性ってやつかな。(^^;


【修正会】



【仁王門】


表から見るととてもカッコいいのに、
裏から見るとそうでも無いのね。(^^;

写真は撮り忘れましたが、多聞天と広目天がいました。


【地蔵尊】



【四国八十八ヶ所ミニ霊場】




こういう山を利用したミニ霊場は他のお寺でもありますが、
どこも少し荒れてて寂しい雰囲気満点。

これではちょっと霊場を巡ろうとは思わないですよね。

かといって、砂を埋め込んだ所を踏んで御利益を得ようとする
ミニ霊場もあるけど、これはこれで有難味が余り感じられない。

霊場の札所を一つ一つ行ってお参りすることが、
とても大切だと思うけどね。

だからミニ霊場の類はあんまり意味が無い気がする。


【宝篋印塔】



【卍地蔵尊】



【鐘楼堂】



【御朱印】


御不在でしたのでセルフで。

真ん中の印が相当傷んでいるので、
こんな仕上がりになってしまいました。(^^;


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