Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

妙満寺(2016年10月15日参拝)

2016年11月05日 | 洛中法華二十一ヶ寺
本日最後の参拝となるのが顕本法華宗総本山の妙満寺へ。

こちらは約6年前に訪れていたのですが、
境内がとても清浄で清々しい気持ちになったのを、
今でも鮮明に覚えています。


所在地:京都府京都市左京区岩倉幡枝町91
宗派:顕本法華宗
御本尊:三宝尊(釈迦多宝仏)
創建:康応元年(1389)
開山:日什大正師
開基:天王寺屋通妙
札所:洛中法華21ヶ寺


【縁起】
日什上人は日蓮大聖人の遺志である帝都弘通を想い、
時の帝・後円融天皇に上奏。二位僧都の位と洛中弘法の綸旨を賜り、
康応元年(1389)六条坊門室町に妙塔山妙満寺を建立し、
根本道場としました。

妙満寺はその後、応仁の乱など幾度かの兵火に遭い、
そのつど洛中に寺域を移し興隆してきましたが、天文5年(1536)、
比叡山の僧徒による焼き討ちで二十一坊の大伽藍を類焼。

一時は泉州堺に逃れ、天文11年に元の地に復興。
天正11年(1583)豊臣秀吉の時代に寺町二条に移され、
400年にわたり「寺町二条の妙満寺」と親しまれてきました。

その後、近代になり都市化が進み日毎に増す喧騒と環境悪化を避ける為、
昭和43年に「昭和の大遷堂」を挙行。
現在の岩倉の地に移り今日に至ります。


【寺号標】


無料駐車場に車を停めていざ参拝。


【山門】


THE逆光。(^^;


【躑躅園】


山門手前には躑躅園があり、蓮池には鯉が泳いでいました。


【境内】


6年前と全く変わって無かった。(^^

いつ行ってもいいけど、
晴れた朝だととても清々しいですよ。


【鐘楼堂】



【山門】



【本堂】




本山に相応しい本堂です。

本堂内陣、庭園、展示室は拝観料500円が必要ですが、
拝観された方が良いと思います。


【境内】






本堂から山門方面を見ると遠くに比叡山が見えます。

圓通寺の借景庭園から見る比叡山より、
妙満寺から見る比叡山の方が圧倒的に素晴らしいと思う。


【仏舎利大塔】


昭和48年(1973)に建立されたもの。

6年前に見た時は日本的ではなくて違和感あったなぁ。(^^;

とりあえず先に庭園や本堂内陣を拝観することにした。


【庫裏】


こちらが拝観入口です。


【雪の庭】






法華宗では珍しく庭園が整備されています。






庭園はあんまり好きじゃないけど、
かなりの数の庭園を見ている私。

結構好きな部類に入る庭園です。

庭の名前通り雪が積もってる時は最高だろう。


【手水鉢】


庭園を見た後は展示室に移動し、
安珍清姫の道成寺の鐘や加藤清正肖像画等が展示されていました。

なかなか充実した展示室でしたね。

その後、本堂内陣へお参り。

日蓮宗・法華宗らしい内陣でしたね。

残念ながら展示室と共に撮影不可でした。


【日什大正師御霊廟】



【仏舎利大塔】






この搭は仏舎利塔であると同時に納骨堂であり、
豊田佐吉翁以来の豊田家一門の遺骨も安置されているそうです。




塔の周りにはこのような金仏が安置されています。


【金剛宝座】



【豊田章一郎・豊田章男植樹】



【五条大橋橋御石】





【中川の井】



【石庭】



【御首題】



妙満寺は法華宗寺院にありがちな排他的な雰囲気は全く感じません。

それに他の本山のように境内が月極駐車場となって穢されていない。

まさに清浄そのもの。

とてもお勧めのお寺です。(^^

本法寺(2016年7月10日参拝)

2016年08月02日 | 洛中法華二十一ヶ寺
7月ともなるとさすがに暑い。
特に京都だったら尚更。

もう暑くて耐えられないので予定を切り上げて、
本法寺を本日最後の参拝にした。

ここも久しぶりの参拝となります。


<2012年1月21日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/24093fe6518fd139f87387716e8d1449



所在地:京都府京都市上京区小川通寺之内上ル本法寺前町617
宗派:日蓮宗
御本尊:三宝尊
創建:1436年(永享8年)
開創:日親上人
開基:本阿弥清信
札所:洛中法華21ヶ寺


【縁起】



【仁王門】


ナビを頼りにすると仁王門に到着するが、
こちらには駐車場がありません。

またナビにやられました。(泣)

境内に車は停めれますが、
仁王門とは真逆の大通りから境内に入ります。

ナビで行く人は御注意を。


【多宝塔】


寛政年間(1789-1801)に再建されたもの。


【光悦御手植え松】



【長谷川等伯像】



【本堂】




寛政9年(1796)の再建されたもの。

本堂は誠に残念ながら一般非公開。

長谷川等伯の涅槃図で金を取られるぐらいなら、
御本尊を有料で拝ませてくれる方が遥かにマシです。(^^;


【開山堂】


寛政8年(1795)の再建。


【唐門】


奥に見えるのが約8メートルもの大きさである
長谷川等伯筆佛涅槃図等がある宝物館です。


【庫裡】


ここで拝観料を支払います。


【十の庭】


まずはこの庭を拝見。

その次に長谷川等伯の佛涅槃図等を宝物館で見た。

所詮、複製品なんだから撮影させて欲しいよなぁ。(^^;


【開山堂】



【回廊】







【書院】






前回参拝時は中に入れなかったので、
入れて良かった。


【三巴の庭】






本阿弥光悦作と言われる庭です。

落ち着ける庭ですが、
そんなに惹かれる庭ではありません。






蓮はまだまだでした。


【手水鉢】



【御首題】


書置き300円、御朱印帳に手書きの場合は500円でした。


【御朱印】


夏限定の御朱印。

普通は書置きですが、その場で書いて渡すというスタイル。

言うならば書置きならぬ書き渡しですね。(笑)


【御首題帳】


次の御首題専用として購入。
1500円でした。(御首題抜き)


暑い時期がやってまいりました。

皆様も熱中症に気を付けましょうね。

妙傳寺(2015年10月31日参拝)

2016年01月08日 | 洛中法華二十一ヶ寺
京都日蓮宗の本山には妙○寺というのが多い。

西方寺の対面にも妙傳寺という本山があります。

こちらも無料駐車場はありますが、
境内は他の本山でも見られる月極駐車場になっていました。

こういうのはちょっと残念ですね。



所在地:京都府京都市左京区東大路二条下ル北門前町481
宗派:日蓮宗
御本尊:三宝尊
創建:文明9年(1477)
開山:日意上人
開基:妙善上人
札所:洛中法華21ヶ寺、京都八本山巡り



【縁起】
円教院日意上人によって開創された日蓮宗の本山であり、
京都八本山の一つであります。

はじめに京都一条尻切屋町に建立、
身延より宗祖日蓮大聖人の御真骨を分骨奉安し、
同時に身延七面山に勧請されている七面天女と同木同体の霊体を安置。

故に西身延と称され、関西以西の日蓮宗信者は、
こぞって参拝したと伝えられています。

しかし天文5年(1536)に起こった天文法難により、
全山悉く灰燼に帰してしまいます。

天文10年(1541)に新たに西洞院に再興し寺観を整えたが、
天正19年(1591)豊臣秀吉の命により京極二条の地に移転。

この時、一条家・四条家の菩提寺となり、
日恵上人は妙傳寺の中興の祖と仰がれています。

宝永5年(1708)に宝永の大火が起こり、全山灰燼に帰してしまいます。

第二十九世・住心院日義上人は現在の東山二条に再興し、
第三十五世・了遠院日勤上人は、説法一万座に及び、
浄財を勧募し現在の本堂を建立されました。

以来、開山日意上人より五百数十年の間、
身延門流の直系本山としての威容を保ち、
勇師法縁の縁頭寺院として現在にいたっています。



【山門】



【本堂】


宝暦14年(1764)に建立されたもの。


【内陣】


見事な内陣ですが、残念ながら入ることは出来ませんでした。


【客殿】


鬼子母神と十羅刹女が厨子の中に祀られているそうです。


【御首題】


西身延と墨書きされた御朱印もいただけるようです。

頂妙寺(2015年10月31日参拝)

2016年01月06日 | 洛中法華二十一ヶ寺
京都非公開文化財特別公開2015で初めてというか、
今まで公開されたことが無いんじゃないかと、
思うようなお寺があります。

それは信行寺というお寺。

当然このような超レアなお寺は拝観しなければならない。

しかしこのお寺は駐車場が無いので、
信行寺から歩いて数分の場所にある頂妙寺の駐車場に駐車。

昔は参拝者は無料であったが、
近年有料になってしまいました。

ということで、まずは頂妙寺に参拝です。



<2012年5月1日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/8fb183ff35c7d43111af28cb18766ffc


<2015年2月7日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625777/e/c6ddff2d30fb6f07b74d260872b461e9



所在地:京都府京都市左京区仁王門通川端東入ル大菊町96
宗派:日蓮宗
御本尊:十界曼荼羅
創建:1473年(文明5年)
開山:日祝
開基:細川勝益
札所:洛中法華21ヶ寺



【山門】



【仁王門】



【本堂】


本堂は閉まってるだろうなぁと思っていたら、
やっぱり閉まってた。(^^;

毎月1日は確か入れるはずだったので残念。

こちらの内陣は凄いですからね、
また本堂内に入堂したいものです。


【御首題】

本能寺(2015年3月14日参拝)

2015年04月09日 | 洛中法華二十一ヶ寺
東福寺の三門繋がりで妙心寺の三門へ行く途中で、
久しぶりに本能寺を訪れることにしました。

こちらも約4年振りの参拝となります。


<2011年2月19日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/11811b3b6cb5ed109d3beacbd8d4759a




所在地:京都府京都市中京区寺町通御池下ル下本能寺前町522
宗派:法華宗本門流
御本尊:三宝尊
創建:応永22年(1415)
開山:日隆上人
開基:小袖屋宗句
札所:洛中法華二十一ヶ寺



【表門】


駐車場はありますが有料です。
確か30分で150円だったと思うから安いです。


【日蓮聖人像】



【境内】





【本堂】


堂内は撮影不可でした。


【信長公廟】





【本能寺の変 戦没者合祀墓】



【供養塔・石塔】


手前が徳川家重夫人供養塔、真ん中が菅中納言局庸子の石塔、
奥が島津義久夫人の石塔となります。

徳川家重夫人は子が早産、自身も急逝。
寛永寺に葬られたが本能寺を信仰していたので、
遺髪と爪が供養塔の下に納められています。


【霊廟】



【大住院日甫上人顕彰碑】


本能寺塔頭高俊院第4世にして華道本能寺流祖。


【大寶殿宝物館】


御朱印、御首題をいただいた方は500円のところ、
300円に値引きとなりましたので見に行きました。

有名な三足の蛙や茶道具、書状等が陳列されていました。

茶道具は名器と呼ばれるモノは本能寺の変で灰燼と化したので、
そんなに興味が湧く茶道具はありませんでした。


【御首題】


通常は妙法ですが、御首題帳を出すと御首題をいただけます。

頂妙寺(2015年2月7日参拝)

2015年03月16日 | 洛中法華二十一ヶ寺


本日のもう一つのメインである頂妙寺に到着。

前回参拝した時に仏様達に感動したなぁ。
あの感動よ再び。


<2012年5月1日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/8fb183ff35c7d43111af28cb18766ffc



所在地:京都府京都市左京区仁王門通川端東入ル大菊町96
宗派:日蓮宗
御本尊:十界曼荼羅
創建:1473年(文明5年)
開山:日祝上人
開基:細川勝益
札所:洛中法華21ヶ寺


【山門】


京都の日蓮宗の本山クラスでは境内を駐車場にしている所が多い。
この頂妙寺も月極と時間貸しで経営されています。

前回参拝した時は無料だったが、
今回は参拝者も有料でした。

とはいっても、参拝する時間ぐらいだったら150円でしたけど。


【仁王門】






運慶作と伝わる持国天像と多聞天像が御開帳されていました。

これを見れただけでも来た甲斐があるというもの。


【本堂】




日蓮宗らしい愛想の無い外観です。(^^;

しかし、堂内は凄いんですよね。


【日蓮聖人像】



【祖師堂】



【大黒天堂】



【威徳善神】



【御堂】



【本堂】


拝観料600円を支払い、まずは書院へ。

普段は本堂の中に入れますが、
書院は入れないので貴重です。

書院の中で重文の俵屋宗達筆の牛図の掛け軸等の貴重な寺宝が見れました。


続いて本堂へ移動。

相変わらず本堂内にいらっしゃる仏様達に感動。

しかし、特別公開なので内陣は柵で仕切られており、
近寄ることは出来ませんでした。

また、撮影禁止でした。(泣)

とはいえ、本当に素晴らしい内陣でした。


外に出て俵屋宗達のお墓も見てきましたが、
墓地の中で一般のお墓もありますので、
撮影は遠慮させていただきました。


【御首題】


書置きで髭題目は印刷でした。

本満寺(2015年2月7日参拝)

2015年03月14日 | 洛中法華二十一ヶ寺
もう一つのメインの頂妙寺へ向かう途中で、
久しぶりに行きたくなったが、上京区の寺町にある本満寺。

こちらは日蓮宗の本山となっています。



<2013年2月9日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/fee634c67b70fbf41de25f3bef69a8f5



所在地:京都府京都市上京区寺町通今出川上る二丁目鶴山町16
宗派:日蓮宗
御本尊:十界曼荼羅
創建:1410年(応永17)
開山:玉洞妙院日秀
札所:洛中法華21ヶ寺


【山門】


無料駐車場があります。


【庫裏】


手前の枝垂れ桜の樹勢が凄い。


【枝垂れ桜】


葉っぱ一つとして無い桜の木をご覧下さい。(苦笑)

いつの日か桜の咲いている時に参拝しよう。(^^;


【本堂】


お坊さんに聞いてみたんですが、
本堂参拝は檀家さんに限るとのこと。(泣)

大きな法要の時は外から内陣が見れるそうです。


【石廟】


松平秀康夫人のもの。


【五輪塔】



【七面大明神】




梅の蕾が膨らんできました。

少しずつ春に近づいていますね。


【妙見宮】



【御首題】