政府は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先、名護市辺野古沿岸部で25日に護岸工事に着手する方針を固めた。石材などを埋め立てて代替施設の外枠を造る。政府関係者が24日、明らかにした。1995年の沖縄少女暴行事件後、沖縄で重い基地負担への反発が続いてきた普天間問題は重大局面を迎える。阻止を目指す沖縄県の翁長雄志知事は、なお対抗策を検討中で、法的措置の応酬が続きそうだ。

(中略)
 

 護岸工事に伴って大量の石材や消波ブロックが海に入れられ、原状回復は困難となる。政府は、造成した護岸の内側に土砂を運び入れる本格的な埋め立ても来年中に始めたい考えだ。(共同通信)