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♪2016 3/11 「天と地のレクイエム」 わすれないで・・・
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沢山の皆様との貴重な出会いと体験をいただいた、
私にとって本当に感謝に溢れる演奏の旅でした。
早朝3時半起床!初めてのピーチ。
震災以降初めての東北に向かいます。
雲海に朝陽が現れ、
久々にEarthを体感し、
関空から仙台まで、ずっと小さな丸い虹がお供してついて来てくれていました。
仙台空港に到着に向けて眼下に飛び込んで来たのは、
津波で一掃された海岸線でした。
今年の夏大阪で行われた「東日本大震災復興支援保養イベント」に出演させてもらった時、招待されていた福島の子供達に混ざり今回お世話になった宮城の御夫婦が居られました。
その時の御縁で、その後この宮城での演奏が実現します!
私の震災鎮魂曲「3・11」が脚光を浴び始めた頃でした。
震災の直前に福島での演奏会を体験させてもらい、
それ以降一度も訪れさせてもらう事は出来ていない東北でしたが、いよいよこのタイミングで行かせてもらえる事に手放しでもない複雑な気持ちを抱き、
でも、それが今「天と地のレクイエム」と呼ばれ始めたこの曲を演奏している私にとって、何らかの心の決着をつけられる事になるという予兆も感じていました。
今回のステージは、頑強な岩盤の高台に建つ南三陸「ホテル観洋」さん。
ホテルの方は、いつもに比べて波が大きいと仰っていましたが大きな波が打ち寄せていました。
ここに数十メートルの波が押し寄せたと想像すると、
言葉を無くします・・・
震災当時は2Fの露天風呂までが壊されましたが、
強固な岩盤に地震にも津波にもびくともする事もなく、
その直後から、女将さんの計らいで急遽避難所となり多くの被災者の方達が救われたそうです。
女将さんにも大変お世話になりました!
この日の相棒はYAMAHAのこの白いピアノ。
リハーサルが始まると、復興支援で来られていたポーランドの女子高の皆さんが聴きに来てくれて、
ちゃっかりと記念撮影。
引率の先生にも甚く感動して戴き、名前を添えたサインを求められます。
その訳をお聞きしたところ、
何と、今日参加されていないポーランドの生徒さんの中に私の大ファンがいらっしゃるという事で、
「天と地のレクイエム」をyoutubeで観て知っていただいていたらしく、何とも奇跡的な出会いに大変驚きました!
私の音楽が、遠くクラシック音楽の本拠地ポーランドにまで届いていた事には驚きと共に本当に心から感謝を覚えます。
またポーランドでの再会を約束して、彼女たちは仙台に向かわれました。
今も仮設で暮らされている方も来られ、
本番が始まります。
今回、この場所で「天と地のレクイエム」を演奏させていただけた事に、
何とも言葉には表せない、
特別な想いが押し寄せて来ていました・・・。
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