
2009・4・19
和歌山 名草山 春祭り 奉納演奏。
天候にも自然にも皆様にも恵まれ、
神事が始まる。
まずは「一遍聖絵物語」のテーマそんぐ「高野・熊野の唄」奉納。
それに続き一曲目、龍神灌頂のサウンド!
奉納演奏が始まる。
鳥がさえずり、
ツバメの大群が押し寄せる。
中盤にさしかかる頃・
曲が降りる!
「風を待つ」
この新曲が降りた後、「舞い落ちる」「ROOTS」と続く中、
上空の風がうねり始め、
龍が舞い降りる。
これは現場で体験した方にしか伝わらないかもしれませんが、
演奏する私の視界にも信じられないような現象がおきていました。
それは私の左前方奥の、
この「むくろじ」の樹の周辺から起こった様で、
それは私をめがけ、
頭上のかえでの上空をなめ、
さらにぐるっと回り込み、
神社の境内を取り囲む形に。
八大龍王社の後ろの、何百年もの古木「モチノキ」から、
木の葉が舞い落ち始め、
あちらこちらから急にたくさんの木の葉が舞い落ち始める。
私の方からは一方しか見えませんでしたが、
皆さんの方からは、私を囲む後方の木々の木の葉の「舞い落ちる」が、しっかりと見えていたとお聞きしました。
偵察に来ていたカラスが、
そのスパイラル直前に逃げ去ったと言う事です。
龍は、時計と反対回りに上空に円を描き現れ、神社の杜を包み込み、
そしてしばらくするとそこは静寂の杜に。
時を同じくして演奏も終了。
久々の衝撃的な体験でした!
名草に久しく封印されていたものが・遂に姿を現わす。
なにかそんな感じを受ける、
中辺路の高原熊野神社奉納演奏以来の、
非常に貴重な奉納演奏の体験でした。
名草戸畔(なぐさとべ)の封印、今ここに解かれる。
(アウム・ナマハ・シヴァイ )