デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー、海外旅行記、吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

かんわきゅうだい 4 「 花に埋もれ 旅立ちぬ 」

2015-07-15 13:42:21 | かんわきゅうだい
 従姉「Kちゃん」が亡くなったのは昨年5月8日早暁、心筋梗塞による早すぎる68歳の旅立ちでした。翌9日前夜式、10日葬儀式・・・いずれもKちゃんの夫であり牧師のAさんが司祭をつとめ、二人がともに長く働いた神戸の或る教会で執り行われました。

 今年2月、夫君Aさんから電話がありました。「K子の葬儀にはたくさんの方にご参列いただき、お手紙はじめたくさんのお言葉をいただきました。一周忌に彼女の追想録 ”偲び草”を出したいと思います。〇〇さん(私のこと)も書いて下さいませんか」と。

 一周忌には都合で出席できませんでしたが、Aさんから「およそ70人の方から寄稿がありました。まだ数人ぜひお寄せ頂きたい方がおられ ”偲び草 ”の発行は8月頃になります」とのメールがあり、親族からの寄稿の幾つかがメールに添付されていました。

  ※ 私と彼女は歳が少し離れていたため寄稿には私の知らない彼女がたくさん記されていました。


                          境海峡をはさみ出雲半島を臨む

 満州から引揚げ

 Kちゃんは満鉄勤務の父親の四女として遼北省に生まれました。生まれた病院で敗戦を迎え一家は一年に及ぶ逃避行の末、本土に引揚げました。その途中、6歳の三女が背負って歩いた2歳の長男は栄養失調で亡くなりました(長女・次女は予め本土に残留)。
 
 引揚げた舞鶴港で、米兵から全員が「頭からDDTを撒かれた」ことを前記6歳だった三女は印象的に覚えています、「DDTは本土の臭いそのものだった」と。帰り着いた父の家は築185年の旧家、そこで村会議員になった父親は3年後、41歳で病死します。

 小児マヒ~養護施設寄宿

 Kちゃん2歳の時、当時大流行した小児マヒに感染、命は救われたものの後遺症(びっこ)が残りました。たいへん可愛いがった足の不自由な幼い娘を遺して逝く父親の無念は、如何ばかりだったでしょうか。長男を亡くした引揚げにつづく大きな不幸でした。

  彼女は、中学入学後暫くして整肢学園(養護学校)に寄宿します。私は、母(彼女には叔母)に連れられ一度だけ学園を訪ねました。幼な心に侘しくもの哀しい施設に映り、彼女にも笑顔はありませんでした。帰り道、母が泣いていたのを憶えています。

 高校から普通科へ

 私の母はじめ彼女の叔母達はKちゃんに「高校は普通科」を勧めました。彼女も施設で自立心が強まり普通科進学をきめました。彼女の母親は危惧しましたが、意思を貫きました。高校生になったKちゃんが「こんなによく笑う人」とはそれまで知りませんでした。

 高校では文芸部と新聞部に所属、堀辰雄「風立ちぬ」を愛読し軽井沢の堀の別荘を訪ねるほどでした。やがて短大を経て神戸で勤め始めるとキリスト教会の日曜礼拝に・・・。「風立ちぬ」に教会を訪ねる印象的なシーンがあり、あるいはその影響でしょうか。


                           弓が浜(境港市)から大山を望む

 出会いの場はキリスト教会                                                   
 教会の縁で後の夫君となるAさんは、大学卒業後数年・・・欧州各地を旅していました(ボヘミアン?)。「旅でよくお世話になった」のがキリスト教会だったからでしょうか、帰国して通うようになった教会が、AさんとKちゃんの運命的な出遭いの場となりました。

 やがて二人は結ばれ一男一女に恵まれました。Aさんが牧師の資格を得て教会を任され、彼女もまた勤めをやめ彼を支えるべく教会で働き始めました。とても健康に見えましたし、信者さんの信頼は篤く、彼女の人生で最も輝いた日々であったことと思います。

 花に埋もれ 旅立ちぬ

 そんな最中の急変、突然の死。悲しみを抑えた夫君Aさんは淡々と司祭をつとめ、息子と娘は涙々の挨拶。繰返し歌われる讃美歌と引用される聖書の言葉。その意味と由来について私にはわからずとも、祭壇にいる彼女には総てわかったにちがいありません。

 Kちゃんの姉の寄稿は『妹は花に埋もれ旅立ちぬ』・・・彼女らしいタイトルでした
 そして 出版された「偲び草」(追想録)のタイトルは・・・「天に一人を増しぬ」。


 にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ

【過去ログ目次一覧】
かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
68歳! (讃岐おばさん)
2015-07-16 10:56:36
私の母も、平成4年4月に68歳で旅立ちました。
風邪を引いたと実家近くの病院へ行き、一晩くらい病院で泊まろうかと、父がじゃぁ一緒に泊まると。
その深夜、腕がだるいというので背中を向けて横向きになった母の腕を父がさすっていたら段々と冷たくなって、そのまま。
私達が駆け付けたとき、身体にはまだ温もりがありました。

平成4年3月に登校拒否やいじめやらで大変だった息子が高校を卒業して、お礼参りに応援してくれてた友人と四国八十八ヶ寺を回っていた時でした。
父はその20年後、自宅で静かに。
同じ月命日が可愛いような気がします。
人間ひとりひとりの人生にはいろんなドラマがありますね。
今現在だけを見てその人の人生を決めつける人のなんと多い事か。

私も母の年齢に近づいてきて、胸騒ぎがしています(^_^;)

長文、失礼しました。
返信する
Unknown (Anne)
2015-07-16 19:15:19
今の時代、60代は早いですね。
それでも、そこまでの人生には沢山の物語があって、大変な人生を過ごされたんだなと驚きです。
自分を振り替えるとなんて平穏な幸せな日々だったんだろうと改めて思います!

そう言えば、母は家族ひとりひとりに手紙を残しているそうです。
父が残していたので、自分も残そうと思ったのかも…
返信する
いずれ虹をわたりながら・・・ (デ某)
2015-07-16 23:20:34
讃岐さん
コメントありがとうございました

> 私の母も、平成4年4月に68歳で旅立ちました。
> 風邪を引いたと実家近くの病院へ行き
> その深夜・・・母の腕を父がさすっていたら段々と冷たくなって、そのまま。
ご近所のご主人がほぼ同様のケースでした
つい2、3日前までお元気に趣味の話などされていたのに・・・。
葬式の後、奥さまは見る影もなくすっかり元気を喪くされました。
以来 お住まいは空き家となり、
遠く離れた娘さんのところで暮らしていらっしゃいます。

> 登校拒否やいじめやらで大変だった息子が高校を卒業して、
> お礼参りに応援してくれてた友人と四国八十八ヶ寺を回っていた時でした。
不幸は 一人ひとりの事情にお構いなく襲いかかりますね
漸く一段落!の時であったでしょうに・・・。

> 父はその20年後、自宅で静かに。
> 同じ月命日が可愛いような気がします。
> 人間ひとりひとりの人生にはいろんなドラマがありますね。
今日、桂春蝶(4代目)独演会に参りました
落語の独演会なのに十数分の自作バラードを歌い、
それを聴いて彼の父(故3代目)が「認知症」だったと知りました。
こういう歌を聴かされると 私 涙が止まらなくなります。
「春蝶はん! そんなん歌わんと マジメに落語しなはれ」
って言いたかったです。

> 今現在だけを見てその人の人生を決めつける人のなんと多い事か。
幸せの陰に苦難の道あり塗炭の苦しみあり・・・
不幸せの隣に救いの神あり生きる希望あり・・・。

> 私も母の年齢に近づいてきて、胸騒ぎがしています
わが家は父方、母方ともに長寿の家系
しかし父方に認知症 母方に寝たきりのDNA?が・・・
ですから 私は 病気にはなりたくないですけど
けして 心から 長寿を願ってはいません。
しかし 讃岐さん 
人生は ままならない!先のことはわからない!からいいのかも・・・。
いずれ虹をわたりながら 来し方を振り返ることといたしましょう(笑) 
返信する
人生の時間・・・ (デ某)
2015-07-16 23:41:59
Anneさん
いつもコメントありがとうございます

> 今の時代、60代は早いですね。
> そこまでの人生には沢山の物語があって、大変な人生を過ごされたんだなと・・・
確かに 早過ぎるなぁと・・・思いました
そう思う一方で、家族が追想録を編纂している様子に
彼女も 遺された家族も それはそれで一つの運命として受け容れたのだと・・・。

> 驚きです。
> 自分を振り替えるとなんて平穏な幸せな日々だったんだろうと改めて思います!
身近な家族のことでも 知らなかったことがたくさんありますね
私が知らなかったことを 父や母が妻に語っていて知った事実もたくさん・・・。
自分自身について まだまだ知らない事実が埋もれていることでしょう
そんな自分を発掘するのも 時に楽しみであり 時に哀しみでありましょう。

> そう言えば、母は家族ひとりひとりに手紙を残しているそうです。
> 父が残していたので、自分も残そうと思ったのかも…
それはとても意義深い行為だと思います
手紙は 真実を良い意味でカモフラージュしますし
真実を抵抗なく&過不足なく伝える一面がありますから・・・。

Anneさんは 何事かを「書き遺す」には些か早過ぎますけど
人生の時間には 早すぎる時間も 遅すぎる時間も ないかもしれませんね
返信する
「祭壇にいる彼女には総てわかったことでしょう」 ()
2015-07-17 01:52:30
デ某さん、こんばんは。

そうでしたか...それはお寂しかったですね。
心よりお悔やみ申し上げます。

デ某さんのこの記事から
「Kちゃん」のご主人さまの想いも伝わってくるようでジーンとしました。

“偲び草”・・・
70人もの方々が寄稿されたのですね。
「Kちゃん」の温かいお人柄が偲ばれます。
きっと素敵な追想録になるのでしょうね。

デ某さんのお母さまのご助言がまた素晴らしいと思いました。
Kちゃんも「高校は普通科に」を励みに懸命に頑張られたのでしょう。

意思を貫き、見事、普通科に進学されたKちゃんの笑顔が浮かぶようです!
気持ちも晴れ晴れ、前向きになって明るくなられたのでしょうね。

堀辰雄の「風立ちぬ」、私も読みましたよ~(*'-'*)
少女時代の定番です!
うん、教会を訪ねる印象的なシーンがありましたね^^
未来のだんな様と素敵な出会いをされた場所が、愛読書に繋がってるなんて運命的ですよね。

信者さんの信頼も篤かったというKちゃんは
きっと聡明で素晴らしい女性だったのでしょう。

ご主人が心をこめて選ばれた賛美歌と聖書の言葉。
「・・・祭壇にいる彼女には総てわかったことでしょう」
デ某さんのこのひと言に胸がいっぱいになりました。

美しい大山ですね。
私も、雄大で優しい姿をこの春、マモエさんに会いにいった折に見て感激しました。
ふるさとの山は、お空のKちゃんと、そのご家族の幸せをずっと変わらず見守ってくれてると思います。

『花に埋もれ 旅立ちぬ』
可憐で清楚な女性だったであろうKちゃん...
彼女を知るすべての人にとって
素敵な想い出となりますように。
返信する
さまざまな出会い (デ某)
2015-07-17 18:53:35
桃さん
いつも丁寧にコメントくださり恐縮ですねありがとうございます

> 記事から「Kちゃん」のご主人さまの想いも伝わってくるようでジーンと・・・

四十数年連れ添い 或る日 突然!この世からいなくなってしまう・・・
牧師とはいうものの そうした現実への戸惑いを隠せないようでした。

> “偲び草”・・・70人もの方々が寄稿されたのですね。
> きっと素敵な追想録になるのでしょうね。
私もまだ親族のごく一部の寄稿しか読んでいません
それでも彼女の新しい一面を知ることになりました。
きっと 誰にとっても 彼女との新しい出会いがあることと思います。

> デ某さんのお母さまのご助言がまた素晴らしいと思いました。
> Kちゃんも「高校は普通科に」を励みに懸命に頑張られたのでしょう。
短大を卒業するまで 母は父には内緒でそれなりの支援をしたようです
現在、「自分しか見えなくなってしまった」母には
かつてそんな一面があったことを思い出してほしいと 切に願っています。

> 堀辰雄の「風立ちぬ」、私も読みましたよ~(*'-'*)
> 少女時代の定番です!
私も「風立ちぬ」を読みましたし 更にトーマス・マン「魔の山」も読みました
でも それが少女時代の「定番」とは存じませんでした。
P.葉山さん「学生時代」の『つたのからまるチャペル・・・』も定番でしょうか?(笑)

> 未来のだんな様と素敵な出会いをされた場所が、
> 愛読書に繋がってるなんて運命的ですよね。
夫君はボヘミアンに疲れきって欧州から日本に帰り
彼女には欧州的なものへの憧れがいつもありました。
それが教会で一つの糸として繋がったように思います。

> 信者さんの信頼も篤かったというKちゃんは
> きっと聡明で素晴らしい女性だったのでしょう。
お節介と世話好きの境界を行くようなところがありました
でも 救いと癒しを求めて教会に来られる人にとって
彼女は 沙漠のオアシス・・・であったにちがいありません。

> ご主人が心をこめて選ばれた賛美歌と聖書の言葉。
> 「・・・祭壇にいる彼女には総てわかったことでしょう」
> このひと言に胸がいっぱいになりました。
夫君から日曜礼拝の「説教」録がしばしば送られてきます
読んだり読まなかったりですが、
改めて読み返しますと 幾つかのキーワードに気づきます。
如何にも キリスト教の世界に生きてきた二人にふさわしい秘密?だと思いました。

> 美しい大山ですね。
私には どんな山よりも美しく聳え立つ山です

> 私も、雄大で優しい姿をこの春、マモエさんに会いにいった折に見て感激しました。
大山ァンを もう一人発見
大山は、私がマモエさんのブログを訪ねるもう一つの楽しみでもあります

> 『花に埋もれ 旅立ちぬ』
> 彼女を知るすべての人にとって素敵な想い出となりますように
彼女を知る一人になってくださいましてありがとうございました

今月末 また大山を仰ぎ見ます。
桃さんからいただいた思いもこめて・・・。
返信する
Unknown (六花)
2015-07-18 07:04:47
デ某さん お早うございます。

デ某さんは 時々しか更新しないけれど
中身がつまっていて胸にずしんと来てしまいます。

今回もそうでした。他の方が上手にコメントなさっておりますので 六花は
一番感動したこと というか琴線に触れたことだけを。

特に感動したのは
デ某さんのお母様が Kちゃんを「普通高校」へと 決意してそれをみなさんが貫き
以後の幸せへと導いたことでした。

以後も 続けられた心遣いは お母様の
強い意志があったればこそでしょう。

そのお母様が それさえ忘れられて
子どもへ還って行かれる・・
息子のデ某さんにとっては いつも自分より上にいて
確かなるものとして存在して欲しいとの思いがつのるのでしょう。

お父様はいかがでしょうか?
ご両親をお大切に。
親をさておき ゆめゆめ虹の橋など渡られませんようにお願いしますね。


 
返信する
ますますお健やかに! (デ某)
2015-07-18 12:34:39
六花さん
コメントありがとうございました

> デ某さんは 時々しか更新しないけれど・・・
自分では「よく更新してるなぁ」と思っているのですが・・・(笑)

> 琴線に触れたこと・・・Kちゃんを「普通高校」へとみなさんが・・・
母と、その姉M、妹Nの三人の叔母がKちゃんを支えてきました
叔母Nは既に他界しましたが、
叔母MにはKちゃんが亡くなったことは(哀しみの深さを慮り)伏せられています。
私の母にも、伏せていましたが、ある時さり気なく伝えましたら「そうか」と一言・・・。
今の母の心には 夫である認知症の父しか存在しないのかもしれません。

父は 日を追って子どもに帰りつつあり、
母は 日を追って老境の固い殻に閉じ籠りつつあります。
父が 亡くなるまでに ほんの一瞬なり覚醒すればと・・・。
そして母に 父以外の者へのかつての眼差しが幾許かなり甦ればと・・・。

> ご両親をお大切に。
> 親をさておき ゆめゆめ虹の橋など渡られませんようにお願いしますね。

父は 月末に再検査を控えています。
戦争も貧乏も病気も乗り越え長生きしていますけど、
父に残された時間はいったいどれくらいなのか・・・。
一方、母は(血液検査では)私より健康!ですから
たぶん百歳を超えて生きることと思います。
私が先に虹を渡るなどとは ゆめゆめ考えたくありませんが、
母の元気には・・・負けそう!です(笑)

六花さんも えぞをさんも
どうか愉しく ますます健やかにご活躍されますようお祈りします
返信する
順番に (リーのママ)
2015-07-20 09:54:28
心に染みるお話です。

一生懸命生きて輝いた人生だったことでしょう。

私の拙いブログにコメントをありがとうございました。
優しい気持ちがコメントを通して伝わってきて癒やされました。
返信する
帰天・・・ (デ某)
2015-07-20 15:26:16
リーのママさん

さぞお悲しみのところ・・・コメントくださり恐縮です。

息子はミッション系の中高でしたから、同窓会の名簿を見て 
キリスト教では 亡くなられた方を「帰天」と記されるのを知りました。
天に帰る・・・悲しみがふわりと溶ける印象的な言葉でした。

お母さまは 祈りにつつまれ 帰天され・・・
いま 安らかな世界にいらっしゃることでしょう。
心こめて Celine Dion 「 Ave Maria 」を捧げます
 https://www.youtube.com/watch?v=vXw3Hj6vRoc
返信する

コメントを投稿