デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー(術後10年クリアーし"卒がん")、海外旅行記、 吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

閑話休題 ( Will You Be There? )

2015-05-15 15:05:59 | 閑話休題
 
 お昼、庭に蝶がきました。ひらひらと羽を閉じては開き・・・花に戯れていました。カメラを手にジベタリアンすると私に戯れてきました。さて、ブログの更新が遅い!とお叱りをうけました。「?」が多いかもしれませんが、敢えて思うまま指先に従い書きます。



 私はいますか? どこにいますか?

 或るブログで知った女性の詩「おやすみの日」。「母の日」の2週間前に虹を渡られた彼女の日記に記されたの終連『私はいますか? どこにいますか? 笑っていますか?』。一語一語 私の胸を駆け巡り 時に静かに佇み ふいに大波のように砕けます。

 この詩に或る人は『私達もまた周りの者に例えようもない悲しみを与える存在。心して生きましょう』、また或る人は『大切な日常がもう永遠に戻らない悲しみ。何をすればいいのでしょう』、『霊魂となった自分を想像しているようで胸を衝かれました』。

 マイケル・ジャクソン。子供だった頃の彼、例えば「Little Drummer Boy」を歌う彼が好きです。大きくなってブレイクして、次第に心が離れました。しかしふと耳にした彼の 「You Are Not Alone」、そして「Will You Be There」が今しきりに私の心を叩きます。

 You Are Not Alone. https://www.youtube.com/watch?v=ito5ELbyyxs
 Will You Be There. https://www.youtube.com/watch?v=CRqYVFr7sL4

 

 そして あなたは・・・どこにいますか?

 日本は何処に行こうとしているのでしょう。比例区の得票率33%、全有権者に占める得票率17%、前回総選挙の得票より減らしながら議席の76%を占めた党が日本の舵をとります。「民意を得た」と褒められた子供のように舌足らずに「面舵いっぱぁ~い」と。

 反省、謝罪・・・は何のためにある行為でしょう。ただのケジメでしょうか、終わりの儀式でしょうか、精神の浄化でしょうか。できる時できない時、できる人できない人・・・とあれ良心を措き他人事のように粛々と為されるべきでしょうか、新しい始まりの時に!

 国の行方を大上段に語るつもりはありません。空虚な反省の先に何が見えますか? 形だけの謝罪の向こうに何を見ますか? 今あなたの心に何が見えますか? 『 私はいますか? どこにいますか? 笑っていますか?』。そしてあなたは・・・どこにいますか? 

 「風」



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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (北親爺)
2015-05-15 20:19:33
 ご無沙汰しております。今日は内容についてのコメントは遠慮しておきます。と言うのもここしばらく忙しくて自分のブログの更新が精一杯で何とも情けない話です。

 そんな事でいきなり訪問していきなりの内容についてのコメントも的外れになればその方が失礼なよう気がしています。

 変わらずのご活躍何よりです。今年の季節の進み方は異常なほど早いようですが、年齢だけは早く進まないで欲しいと願うのみです。

 デ某さんもゆっくり年齢を重ねられ元気でご活躍することを願うものです。
返信する
変らないことがマックス!? (デ某)
2015-05-15 21:17:41
北親爺さん
UPしたばかりですのに、コメントありがとうございます

> 今日は内容についてのコメントは遠慮しておきます。
> と言うのもここしばらく忙しくて自分のブログの更新が精一杯で何とも情けない話です
私もまた自分のことで精いっぱい・・・でした
ブログも然りながら、身辺に煩わしいことが盛りだくさん・・・。

> そんな事でいきなり訪問していきなりの内容についてのコメントも
> 的外れになればその方が失礼なよう気がしています。
北親爺さんのご気性はじめものの見方、考え方・・・かなり承知いたしております(笑)
どうぞお気遣いなくザックバランにグサ!グサ!と(笑)
北親爺さんのブログは一通り読ませていただき、たいへん刺戟を受けましたた
アウシュビッツ記では実は2回コメントを書きましたが、
どうも自身の考えが整理しきれず・・・出しそびれてしまいました。

> 変わらずのご活躍何よりです
ありがとうございます
もう何事かが良くなる、伸びる、輝くことはなさそうですので、
変らないこと・・・がマックス!の褒め言葉です
それでも少し身辺が慌ただしくなりそうな気配、
それだけ自分自身が戻ってきた・・・兆しであり証しと心得ることにしました。

> 今年の季節の進み方は異常なほど早いようですが、
> 年齢だけは早く進まないで欲しいと願うのみです。
> デ某さんもゆっくり年齢を重ねられ元気でご活躍することを願うものです。
何はなくとも年齢だけは着実確実に進みます
少し活躍すれば(できれば)大いに褒めることといたしましょう、お互いに・・・
返信する
私は此処にいます。 (六花)
2015-05-15 21:51:46
デ某さん。 ようやく重い腰をあげて下さいました。
お心の内良く分かります。 若い頃闘病していた時に
たくさんの死を見てきました。日常の中でも
直ぐ側を流れる釧路川で入水自殺をした方が三人もいるのです。死はいつでも身近にあります。
だからこそ いま此処に私はいたいと思って居ます。

戦争のさなか 捕虜の英米人が縄で縛られ連行された場所
ひもじさのあまり 朝鮮人が食べ物を盗んで行く姿を
見たあの瞬間に、戦争から帰ってきたおじさんが 見知らぬ人になって帰ってきた時 幼い六花が感じていたことは・・
 そう・・その場所に私はいます。
返信する
私も此処に・・・ (デ某)
2015-05-15 22:54:04
六花さん
コメントも催促も(笑)ありがとうございました

> ようやく重い腰をあげて下さいました。
一つ予定がキャンセルになった分だけ余裕ができました
毎日、余裕だらけだったのに・・・心の裡も含めて余裕がなくなっていました。

> お心の内良く分かります。 
> 若い頃闘病していた時に たくさんの死を見てきました。
若い頃に出遭った死は なぜかモノクロ写真のように沈んだ気配が漂います
六花さんの若き日、闘病中に向き合われた死は・・・どんな
色彩だったのでしょう(想像ができません)
先夜、海外の記録映像にビストルで「処刑される」シーンがありました。
映像以上にその乾いた音が未だ脳裏にとどまったまま・・・です。
夥しい不幸と悲劇を何度繰り返せば・・・人は学ぶのでしょう。
国を護る、国民を護る、正義と祖国愛・・・の戦争法案が急浮上してまいりました。
なに一つ学ばなかった人々が今この国を「雄々しく」率いています。

> 日常の中でも 直ぐ側を流れる釧路川で入水自殺をした方が三人もいるのです。
> 死はいつでも身近にあります。
私の学生時代の友がブログを書いています
先刻開くと、昨夏がんがわかり4月18日に逝った旧友について記していました。
その末尾に「死を覚悟する年になりました」と。
私はまだ覚悟するに至りませんが、準備は怠りなく・・・。

> だからこそ いま此処に私はいたいと思って居ます。
このコメントのタイトルをみて、すぐ六花さんとわかりました
こころ深くのこる・・・「心して生きましょう」でした。

> 戦争から帰ってきたおじさんが 見知らぬ人になって帰ってきた時 
> 幼い六花が感じていたことは・・そう・・その場所に私はいます。

戦後70年、未だ生々しく記憶を埋める場所・・・。
かつて群れ為して死へと急き立てられた若者は
『海行かば 水漬づく屍 山行ゆかば 草生す屍 大君の辺にこそ死なめ かへりみはせじ』と。
しかし私たちは顧み顧み繰返し顧みつつ その場所にいたいと思います。

カラヤン指揮 スメタナの交響詩「モルダウ」
https://www.youtube.com/watch?x-yt-cl=85114404&v=2Sp4JyDNNr8&x-yt-ts=1422579428
返信する
Unknown (Anne)
2015-05-16 21:56:13
ジベタリアンに笑ったヽ(^o^)丿
旅先で猫に出会うと私もジベタリアンしなくちゃと思うんですけど、なんだか中途半端で・・・
だから写真も中途半端に斜め上からになっちゃう(;一_一)

「私はとこにいますか?」
いつも今、ここにいなければと意識を今に向けるようにしています。
アニマルコミュニケーターのローレン・マッコールさんが動物に見習わなければってお話をしてくださいました。
私たちにはもう過去は過去だし、未来はいつも未来だから追いつけない。大切なのは今ここに自分がいること!
動物はいつも今しかないのに、人間は過去を後悔したり、未来を心配したり、今、自分が存在しているここにいることを忘れてるって!
「今、ここだけを楽しみなさい!」

圭佑を見ながら、いつも「今ここにいること!」を見習っています(笑)

それにしても、私はどうしても彼の「舌足らずの口吻り・・・」がダメです(-_-;)
返信する
いかにもAnneさん (デ某)
2015-05-17 00:10:01
Anneさん
いつも「いかにもAnneさん」のコメントありがとうございます

> ジベタリアンに笑ったヽ(^o^)丿
蝶々について 大きな発見がありました
蝶々って 人間にとても馴つく生きものだ! と・・・。
蝶々が花と戯れている様子を撮ろうと暫く地面に座ってパチリパチリしていたら
花に飽きたのか私の足と戯れはじめました。
「これはナイスショット!が撮れたぞ」と大歓び・・・。
が、PCで画像を見ると、サンダルからはみ出したわが素足のなんと不細工なこと!
サスガ!のワタクシもUPを諦めました

> 旅先で猫に出会うと私もジベタリアンしなくちゃと思うんですけど、なんだか中途半端で・・・
> だから写真も中途半端に斜め上からになっちゃう(;一_一)
確かに・・・(笑)
猫カメラマンの岩合さんはいつも低い姿勢で撮ってはりますね
Anneさんも圭佑くんにはいつも結構!ローアングルから・・・。
そう言えば、小津安二郎監督の映画も徹底したローアングルでしたね。

> 「私はとこにいますか?」
> ローレン・マッコールさんが動物に見習わなければってお話をしてくださいました。
> 動物はいつも今しかないのに、人間は過去を後悔したり、未来を心配したり、
> 今、自分が存在しているここにいることを忘れてるって!
なかなか素晴らしい警句をありがとうございました
今どこにいますか? いま此処にいます! 
自分という存在を 大きく考え過ぎる自分と 卑小なものと見くびる自分がいます。
でも 確かに 今!しかないと思えば 過不足なく等身大の自分がいる・・・と思います。

> 圭佑を見ながら、いつも「今ここにいること!」を見習っています(笑)
見ならい過ぎませんようにね!(笑)

> それにしても、私はどうしても彼の「舌足らずの口吻り・・・」がダメです(-_-;)
私もアレを聞くとダメ・・・ 
「おぼっちゃまが背伸びして強がるのはやめなはれ」と言いたくなります
返信する
Unknown (Rarudo)
2015-05-18 00:18:56
その 
私はいますか?という詩を目にしたとき
なぜか不安な気持ちになりました。
あなたの心のなかに 今私はいますか?
と問われたような気がして
胸がさわぎました。

そのわずか2週間後の母の日に、彼女は静かに旅立ちました。
彼女は4年前、私が初めてコメントした同病のかたでした。
頑張りぬいたかたでした。


デ某さん
身辺が慌ただしくなりそうな気配がするんですね?
なんでしょう?
なにか良いことのような気がするのですが・・



返信する
いずれまた・・・ (デ某)
2015-05-18 01:33:58
Rarudoさん
コメントありがとうございました

> 私はいますか? という詩を目にしたとき なぜか不安な気持ちになりました。
> あなたの心のなかに 今 私はいますか?
> と問われたような気がして 胸がさわぎました。

詩を書かれたHさんのブログ、よく訪ねていました。
彼女の手術は私の一年前、私が手術した頃は既に転移が発見されていました。
いつも前向き ひたむきなブログ記に惹かれました。
ただ私は「goo」ブログ、Hさんは「A・・・」、
読者登録を億劫としコメント差し上げることのないまま、
旅立ちの報はSさんのブログで知りました。
詩「おやすみの日」の「私はいますか?」の一行、
Rarudoさん同様に、こころ深くこころ騒ぐ問いかけでした。

> そのわずか2週間後の母の日に、彼女は静かに旅立ちました。
> 彼女は4年前、私が初めてコメントした同病のかたでした。
> 頑張りぬいたかたでした。

彼女の「癌ばる」という言葉、私には衝撃的でした。
でも 彼女の優しく穏やかな風景によく溶けこんだ言葉でした。
「おやすみの日」の10日前に書かれた「海を見に」・・・。
海辺の、イチゴのスムージィでしょうか、その薄紅色がとても印象的で胸を衝ちました。
彼女の「癌ばり」を象徴する写真でした。

> 身辺が慌ただしくなりそうな気配がするんですね? なんでしょう?
> なにか良いことのような気がするのですが・・

また改めて触れることがあるかもしれません。
こころ重いことではあります・・・。

ところで今日は 学生時代の とうの昔に消滅したサークルのOB会でした。
およそ80人、さまざまな思い募る集いではありました。
そのことについても 「書いてみようかなぁ」と思っています。
おやすみなさい・・・
返信する
おはようございます☆ (マモエ)
2015-05-20 10:27:08
若々しいサークルのOB会の様子、楽しい雰囲気が伝わって来ました。
「だあれもいない」には、気持ちがシュンとしましたが・・

こちらにコメントさせていただくのは、ちょっと訳があります。
お書きになった5月15日は、私の大事な友の祥月命日なのです。
彼女はマイケル・ジャクソンを好きと言うより尊敬していました。
彼女が言うには、彼は男性には珍しく心の話ができる人、だと。
巷で言われている彼の印象とは全く違う話を、いっぱい聞かせてくれました。
そして私に贈ってくれたのが「You Are Not Alone♫」です。
私も折に触れ聴いています。
ですから、この記事を読ませて頂いた時に、デ某さんは勿論ご存じないことなのですが、贈り物のような気がしたのです。

父は満州だったかな?、そこで横一列に並ばされ、一人ずつ順番に鉄砲で撃たれ、父の横の兵隊まで殺されたそうです。
父はその話をかなり高齢になるまでしませんでした。
父にとってとても重い話だったのですね。
もし、父がその時に殺されていたら、私はここに居ません。

私はあの舌足らずで、腹話術師のような物言いを聞くと、誰かに言わされているロボットの声のように聞こえます。
彼が目指しているものが何なのか、嘘をつかずに言葉の遊びをせずに話して欲しいです。

デ某さんの記事を読ませて頂く時は、気合を入れます!
私ごときには、賢すぎますからますから(^-^)
大好きな文章です!

お忙しくおなりだとか、ご自愛下さいませ。

返信する
こころ重く・・・ (デ某)
2015-05-20 15:08:46
マモエさん
こんにちは! コメントありがとうございました

> 若々しいサークルのOB会の様子、楽しい雰囲気が伝わって来ました。
入学年度で1961年から80年代初めまで大学に「存在」した人々のサークル、
OB会は回を追って元気喪失が必至の筈・・・なのに、元気です(笑)

> 「だあれもいない」には、気持ちがシュンとしましたが・・
同期のOBでは唯一自由業(もの書き)になった友の作詞です
彼は、シナリオや小説を本業としていますが、学生時代は主に詩を書いていました。
才能がキラキラと輝き 私にはたいへん羨ましい存在でした。
しかし還暦過ぎてなお売れないモノ書きです。
才能が萎れているのでも枯渇したのでもありません。
ただただ 「時代が彼に適わない」 のだと私は思っています。

> こちらにコメントさせていただくのは、
> お書きになった5月15日は、私の大事な友の祥月命日なのです。
この曲に触れたのは、偶々・・・ではありません
本文で「ふと耳にした彼の You Are Not Alone・・・」と記したのは
マモエさんのブログ(リンク)記から訪ね聴いた曲・・・でした。
少年の頃のM.ジャクソンは、音感・リズム感にあふれていました。
私はしかし流れ始めたスキャンダラスな逸話に辟易し興味を失っていました。
ですから この曲を聴き 私のこころをしきりに叩くのに心底!驚きました

> 彼女はマイケル・ジャクソンを好きと言うより尊敬していました。
> 彼女が言うには、彼は男性には珍しく心の話ができる人、だと。
マモエさんへの贈りものは、私への贈りものにもなりました
私もまた折に触れ聴くことになると思います。ありがとうございました。

> 父は満州だったかな? 横一列に並ばされ、
> 一人ずつ順番に鉄砲で撃たれ、父の横の兵隊まで殺されたそうです。
運命を岐ける境界線は、その時!には知る由もありません
お父さまには その境界線は生涯傍らに厳として存在していたのでしょう。
意識するとしないにかかわらずマモエさんにも・・・。
心ちぎれ切なくなるおはなし(事実)でした。

> 私はあの舌足らずで、腹話術師のような物言いを聞くと、> 誰かに言わされているロボットの声のように聞こえます。
> 彼が目指しているものが何なのか、嘘をつかずに言葉の遊びをせずに話して欲しいです。
A級戦犯であった彼の祖父に衝き動かされているのでしょうか・・・
それとも彼自身の幼稚さの抜けない 現実味のない魂に衝き動かされているのでしょうか・・・

> お忙しくおなりだとか、ご自愛下さいませ。
そうですね、まだなんともわかりませんけど
社会との生の関わりがふえることになるかもしれません。
考えるほどに こころ重く塞ぐのですが・・・。
マモエさんの いつも豊かでセンスあふれるブログ記を たのしみにしています
ますますのご活躍とご健筆を心よりお祈りします
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