肚を括ったのか 括らされたのか
主人は近眼である。それだけなら別になんてことはない。不調を訴えるのは「霞むボヤける」「歪む揺れる」左眼。細君にせっつかれ医大を受診したことは「吾輩も・・・44(憂鬱なる日々)※」で少し触れた。診断は「黄斑上膜」、視力が急速に落ちる。
※「吾輩も…44」 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/6eaa2e37b1ee75a4d88293d2b5c42d6e
唯一の対処は、よじれた網膜硝子体の膜を剥がす手術。同じ左眼は過去に網膜裂孔でレーザー治療を受けているため、結構!ハイリスク(最悪失明)なのだ。加えてこれを手術すると白内障が進むため白内障と併せて手術、網膜裂孔の補修も施さねばならない。
この医大の眼科は網膜硝子体手術では定評がある。権威に弱い主人向きだ。細君にも奨められ 「じゃあ手術するし」 と肚を括った(括らされた?)。14日入院、15日手術、退院まで概ね2週間。その間は吾輩がスポークスマンをつとめさせていただく。
タカが眼ぇの手術?
入院の日、タクシーに乗り「医大へ」と言うと、運転手さん「どこぞ悪いんでっか?」と。悪いから行くんや内科医!(ホントは眼科医)と思いつつ「眼がネ!」。「え?メガネ?」。主人が「白内障!」とぶっきら棒に言うと、「なぁんやぁ、白内障かい」。
「ワシの友達は日帰りで白内障を手術、バイ菌が入って失明しましたわ。白内障、バカにしたらあきまへん」。バカにしたんはアンタや!と思いつつ主人「入院手術!」。運転手さん「そんでえぇ。タカが眼ぇくらいと甘くみたらシッペ返しされまっせ」。
言うとくけど、眼に太い麻酔注射されるんやぞ。眼ぇあけたまま意識しゃ~んとしたままでやぞ。タカが眼ぇてもんやないぞぉ。主人、そう思ったが、ここは言うても船内、否、車内、否々、詮無い。隣の細君、主人の真っ赤な顔みて吹き出しそうやったらしい。
眼科病棟
高層の病棟の上から二番目の個室。値段が二番目ではなく階が上から二番目、ピンキリの個室の中ではキリ!である。それでも結構!新しい建物ゆえ室内は実に綺麗。トイレも付き、「カタチから入る」主人としてはまずまずご満悦!の極み。
フロア全体が眼科病棟で、内側のナースステーション・浴室などを囲むように外側ぐるりに病室が配置されている。医大名物?の教授回診もやや様相が異なる。患者は皆フロア内側の検査室で回診を待ち教授以下は病室ではなく検査室を回るシステムだ。
手術は講師先生の執刀。担当医としてレジデント(研修医を終え専門医めざし修行中の医師)2名がつく。そのレジデントのお二人、ぴちぴちに若くて美しい女医さんが顔をぴったりすり寄せ検査してくださる。も~ちろ~ん! 主人ご満悦~!
病院の余は老けて 否! 病院の夜は更けて
手術前夜。なれない病室で翌日に厭な手術が控える。ノミの心臓の主人でなくとも寝つけない。10時にベッドインしたものの、眠れない。眠っても1時間もせず目が覚める。結局ウトウト程度で朝を迎えたわけだが、この寝不足が手術であわや!の事態を招く。
(左)病室から眺める街の光景 (右)同じく街の夜景 :東の空に月
【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
お帰りなさい。
おめでとうございます。
眼球の注射は私の方が先輩でしたね
どうしても女性の方が肝が据わっています。
お産を経験してるからでしょうか・・・・
眼球注射はわくわくしました
「ブログネタ」が出来たと・・・・
私に注射してくれたのはまだ研修医上がりの若い先生でした。
医学に関しては都会に限ると思います。
田舎の医大はダメですね。
いい先生は都会へ、そして海外へ流れます。
又のブログの更新を待っていますが
目を使いますのでくれぐれもお気を付けて・・・・
私は25日に検査しに行きます。
おはようございます。
早速にコメントくださりありがとうございます。
> 無事終了されたのですね おめでとうございます。
お蔭さまで・・・。ありがとうございます。
無事!とは言い切れないもののなんとか・・・(笑)
また引続き記してまいります。
> 眼球の注射は私の方が先輩でしたね
先輩は偉いですねぇ
おなじ「がん」、癌も眼もどちらも厭ですけど、
全身麻酔で意識のないほうが楽!ですね。
お目々ばっちり!頭はっきり!の2時間は緊張の連続でした。
勿論、術後の痛みは腎がんのほうがはるかに大変!でしたが・・・。
> お産を経験してるからでしょうか・・・・
お産て、そんなに痛いんですか? なんて言ったらお目玉!くらいますね。
まぁ、男子には男子の痛みもございますが・・・(笑)
> 眼球注射はわくわくしました 「ブログネタ」が出来たと・・・・
> 注射してくれたのはまだ研修医上がりの若い先生でした
ブログネタ? アンシンジラブルなお言葉、ギャグですよね?
事実!と? 機会がありましたら頭の中、一度!見せてくださ~い。
michiさんの場合、眼がモノを言ったんですねぇ(笑)
研修医上がりの若い方・・・
注射させた病院、させられた若い先生、受けたmichiさん、みなさんムボ~
> 医学に関しては都会に限ると思います。田舎の医大はダメですね。
> いい先生は都会へ、そして海外へ流れます。
私の同級生で医師になった者はみな都会にいますけど、
一人だけ田舎の地元医大を出て地元に。
外科医としての腕はわかりませんが、我々の同期のマドンナを射とめました。
はるか選外?だった筈の彼、別の腕!を磨いたのでしょうね・・・。
> 又のブログの更新を待っていますが
> 目を使いますのでくれぐれもお気を付けて・・・・
お気遣い、ありがとうございます。
一回で書ききるつもりだったのに、だらだら長くなり「その1」と・・・。
> 私は25日に検査しに行きます。
無事のクリアーを心よりお祈りいたします。
きっと終了されて、大丈夫だったってことですよね!
それでもどんなことがあったのか気になります。
私もだいぶ前のことですがレーシックの手術をしました。
病気ではないので決断をするのにはやはりかなり考えました。
きっかけは、御老人の方の白内障の手術と同じだと聞いて、
御老人の方々がしてる手術であるのなら、私にも出来るだろうと!
正直、痛くないのは分かっていても、目を開いたままで目の中に何かが迫って来るのは考えただけでも怖かったです。
先生が60秒位片目で数えてるのが分かって
もう片方の時には、もう数えてる声に集中してたのを覚えています。
あと術後ですが、暫くの間はドライアイに悩まされました!
目という使わないでいられない場所なので、いつもいつも気になっちゃうんですよね。たとえドライアイの目薬があっても!
それが気にならなくなるまでに少し時間が掛かりました。
先生曰く、手術が原因だそうです。
それも時間の問題かと・・・
私はレーシックだったので、コンタクトレンズ無しで旅に行けたりと日々、裸眼で見えることの幸せを味わっていますが、 デブと某医さんのご病気も、手術をなさったというのは、きっと今までより良くなるためですよね!
本当にお疲れ様でした。
あわや!の更新を待ってます!
ご自身の体験にも触れられたコメント、ありがとうございます。
> ブログを書かれているということは・・・大丈夫だったってことですよね!
> それでもどんなことがあったのか気になります。
一度に書いてしまいたかったのですが・・・。
今日のうちに続きを書きたいと思っています。
> 私もだいぶ前のことですがレーシックの手術をしました。
> 痛くないのは分かっていても、
> 目を開いたままで目の中に何かが迫って来るのは・・・怖かったです。
レーシックをされたのですねぇ。
私が若かった頃は、ロシアでレーシックが盛んだと聞いていました。
なんとなく危なっかしくて、その気になりませんでした。
でも今では結構!普通にされているようでびっくりします。
> 裸眼で見えることの幸せを味わっていますが、
> 手術をなさったというのは、きっと今までより良くなるためですよね!
不自由は感じても生活に差し支える程ではなく正直、迷いました。
「いずれ白内障が進む」と言われ、この際!と踏み切りました。
なお、眼内レンズを入れますからメガネにおさらば出来ましたけど、
健常な右眼とのバランスもあり、これまでの近視程度の眼内レンズにしました。
はい、メガネとの縁は切れませんでしたね(泣)
まだ術前よりも悪いくらいの状況で、結果が現れるまで2~3か月かかります。
ただ視界が明るくなったのはまぎれもありません。
仮に右眼が蛍光灯1本となら、手術した左眼は蛍光灯2本くらいの差があります。
> あわや!の更新を待ってます!
ほんと・・・際どいところ!につきまして今書いているところです。
大したことでもありませんが(笑)もう少しお待ちくださいね。
有難うございました。落着いたらまた訪ねさせて頂きたく宜しくお願いします
目の手術は、経験がありませんが聞いているだけで怖そうですね。意識がある手術は出産の帝王切開を2回ばかり経験していますが、一応、手術は見えないようにカーテンのような仕切りがありました。次男の出産の時には手術がどのようにされているのか見たい!と看護師さんに頼みましたが、「やめとき~!」と断られました(笑)見るどころか出血が酷く意識が飛んでしまうという事態になってしまったんですけどね。あの時は、このままあの世に行く導かれるのだと消えゆく意識の中で思ってしまいました(汗)
開いている目にブスッ!と注射
ブログの更新は、楽しみですが
目だけにとうぶんは目をあまり酷使されませんように。
まずは、無事の手術終了、退院おめでとうございます。
順調なご快復をお祈りしております
ご多忙でしょうに、コメントくださりありがとうございます。
> 目の手術は・・・聞いているだけで怖そうですね。
> 開いている目にブスッ!と注射
聞いている(読んでいる)だけで! ですよねぇ。
それ以上に「目を開いている」だけに!でもありますし・・・。
オチ?につきましては続編をご覧ください。
> 意識がある手術は出産の帝王切開を2回ばかり経験しています
> 出血が酷く意識が飛んでしまうという事態になってしまったんですけどね。
> このままあの世に導かれるのだと消えゆく意識の中で思ってしまいました(汗)
女性はやはり出産のことを仰いますね。
男として一度経験したい・・・なんてことはまったくありませんが(笑)
まぁお腹だけ妊婦さんの男性もいてはりますけどね
いずれも・・・新しい命が産まれる歓び、病が治る喜びがあればこそ!耐えられます。
それにしてもSORAさん、或る意味で臨死体験なさったのですねぇ。
立花隆さんが書かれていますが、
臨死体験をすると死に対する恐れが遥かに小さくなり人として大きくなる由。
やっぱり!と思いました
> まずは、無事の手術終了、退院おめでとうございます。
> 順調なご快復をお祈りしております
お心遣い、ありがとうございます。
PCは「普通にされてていいですよ」、
運転は「暫く控えて下さい。自分で大丈夫だと思ったら長距離以外はOKです」と。
関西で言う「ぼちぼちと・・・」まいります。
ありがとうございました。
きっと前後して第二幕もアップされているのでしょうね♪
私も目は手術したことなくて、大変興味もあるんですが、
やはりパソコンは目にはよろしくありませんでしょうから、ぼちぼちね(^_-)-☆
しまちゃんの久しぶりの再会の反応はいかがでしたか?
西に東に・・・さぞお忙しい毎日かと思います。
コメントくださいましてありがとうございます。
> ご無事でお戻り、お疲れ様でした!よかったですね(^O^)
えりこちゃんに縁のある先生方がいらつしゃる病院ですから
「まぁ大丈夫 > たぶん大丈夫」と・・・。
あ、間違えました、「絶対!大丈夫 > まぁ大丈夫」でした
> きっと前後して第二幕もアップされているのでしょうね♪
もうじき・・・
> やはりパソコンは目にはよろしくありませんでしょうから、ぼちぼちね
ブラインドタッチ!ならまったく問題ないのですけどねぇ
> しまちゃんの久しぶりの再会の反応はいかがでしたか?
すっかりお母さん子になっていました
でも じき ふにゃあ~とすりすりしに・・・。
可愛くてたまりまセーヌ河です!
まぁなんとか眼ルシー!になりましたし、
エリコフェル塔さんも お疲れの出ませんようにぃ~
♪金子由香里「時は過ぎてゆく」
http://www.youtube.com/watch?v=coiXF-PqgGQ