修道院のおばあちゃんは、私に聞いた。
「どうしてここに来たの?」
私は答えた。
「修道女になりたくて来ました」
「貴女はまだ若いから、まだまだこれからよ」
そんな感じで話は終わった気がする。
中のお庭やマリア像などを見せてもらい、私の唐突な訪問は終わった。
確か、辿り着くまでの話をしたら神様のご加護ねと言われたような言われていないような…
振り返ると、言われた言葉等ぼんやりとしたものになっている。
深く残るものと残らないものの取り捨て選択を無意識に行なっているんだろうな。
帰り道、夕焼けのススキが綺麗で。
変なおじさんに知らない場所に連れて行かれたけど、おろしてくれたし、さらに知らないおじいさんに優しくして頂いたし、修道女にはなれなかったけどなんだか不思議な1日だった。
余談だが、知らないおじさんの車に乗らずにそのまま5〜10分くらい歩いていたら、修道院に着いていた。
遠回りをしてしまったが、深い深い学びになった。
人間は疲れている時に手を差し伸べられると弱い、ということかわかった。
それと、やはり神様はいるんだなと。
奇跡。
あのまま、車を停めずにいたら私は何処に行っていたんだろう。
優しいおじいさんが通りかからなかったら?
ご先祖様が守ってくれたんだと思う。
人間の善と悪を体感した1日でした。
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