goo blog サービス終了のお知らせ 

言うたらなんやけど

ちょっと気になったことを書いてます。
主に映画や、旅行で買って来た色々なお土産について語ってます。

映画「ターミネーター4」

2009年06月30日 | 映画
前に「ターミネーター」の映画を見たのは10年以上前、しかも「ターミネーター3」は見逃してる私、既に内容すら忘れていました。
その後USJのアトラクションの「ターミネーター」で、あ~そういえば「スカイネット」だったよな~くらいの認識のNOTターミネーターファンの私、友達に誘われて見に行ったものの、ところどころちんぷんかんぷん。
家に帰ってネットで色々調べて、なんとか話の流れがつかめました。
でも、映画そのものは1、2、3を見なくても十分楽しめるし、わくわくドキドキ面白かったです。
まあそれにしてもよく物を壊してくれるよな~。
今回の舞台は「審判の日」から10年後の2018年。ってもうすぐやん!
子供だったジョン・コナーも30代、ケイトと結婚して、ケイトさん只今妊娠中。
そんなジョン・コナー、スカイネットの重要ターゲットとして名前があがっています。
ってか、スカイネットもしつこいね~。
しかもこの時代はジョンの父親になるカイル・リースがまだ15歳の少年で、同時代に父と息子、逆の年齢差で存在しています。
スカイネットとしては、15歳のカイル・リースを殺してしまえばジョンは生まれてこないことになるので、なんとしてでもカイルを捕まえたいところ。
そんなカイル少年は戦争を生き延び、口の利けない黒人の少女と二人っきりで戦っていました。
そこに現れるのがサム・ワーシントン扮するマーカス。
15年前に死刑囚だったマーカス、死刑執行後に身体を提供する同意書にサインして、脳と心臓意外は機械の身体になってるけど、本人は知りません。
ってか、異常に強いんだからちょっとは不思議に思えよ、マーカス。
マーカスはカイルと一緒に反乱軍のリーダーになっているジョンの所へ行こうとするも、カイルがスカイネットにつかまってしまいます。
一人になったマーカス、ジョンの仲間と知り合い、カイルを助けようとジョンの所に行くけど、機械の身体ってことで怪しまれて拘束されてしまいます。
それでもなんかと助けられ、ジョンと取引して、一人でスカイネットに向かうマーカス
そこでマーカス、自分がプログラムされた機械人間である事を知らされます。
今までの彼の行動の全てがプログラムどおりだったことを知り絶望するマーカス。
そんなこんなでスカイネットに乗り込んできたジョンですが、ここでシュワちゃん登場。
シュワちゃん今回は完全に悪者。ってCGだけど…。
これ、よくOKしたな~と思わせる登場の仕方。
しかしあれだけしつこいスカイネットなのにまんまとカイルを逃がしてしまうのはちょっとな~。警備が甘すぎるぞスカイネット。
ということで親子(?)ともども逃げのびたけど、このシリーズはまだまだ続きがありそう。
時系列を気にしなければどんどん作品が作れそうですが、ちょっと疲れそうだな。
とりあえず本作はロボットと戦う戦闘シーンもそれなりに面白く、そして最後はちょっとホロリとさせて、ターミネーター的にはこれが一番面白いかも。(って、昔のはもう忘れてるけど…)
ただやっぱりこの映画、「ターミネーター1、2、3」を最初から見直してからもう一度みたい。
どっかで「ターミネーター1.2.3」TV放送してくれないかな~。


映画「愛をよむひと」

2009年06月24日 | 映画
ネタバレあります。

原題は「The Reader」。でもこの映画においては「朗読者」なんてそのまんまな邦題じゃなくて良かったと思いました。
とりあえず「本を読む」ということが、あとあとにも関係してくる映画です。
1958年のドイツで下校中に気分が悪くなったマイケルは、21歳年上の女性ハンナに介抱されます。
そのあとハンナの家をマイケルが訪ね、二人は恋におちます。
とはいえこの年の差、恋と言うよりどっちかっていうと肉欲におぼれてるイメージなんだけど…。
ハンナはSEXの前にマイケルに本を読んでくれるように頼み、以降マイケルはハンナと会うたびに本を朗読し、ハンナは嬉しそうにそのお話に聞き入ります。(でもその後はsex三昧)
そんなある日、ハンナは突然マイケルの前から姿を消してしまいます。せっかく電車の車掌から事務員に昇格することが決まったばかりなのに…。
数年後大学生になったマイケルはゼミの授業で、ハンナが被告席に座らされてる裁判を傍聴します。
ハンナは第二次大戦の頃アウシュビッツの看守をしていて、ナチス戦犯として裁かれているわけですが、特に問題になるのが教会の火事で大勢のユダヤ人を死なせてしまった事件。
結局、嘘の報告書を作成したものが主犯扱いとなるわけですが、昔の同僚が罪を逃れる為にその報告書を書いたのはハンナだと主張します。
筆跡鑑定のため、自分の名前を書くように言われるハンナ。
そこでマイケルは気づきます。
一緒に旅行に行ったとき、地図を見せようとしたら断られたこと。本を読んで聞かせても、ハンナが本を読もうともしなかった事。
そして映画を見てる人も気づきます。
ハンアが事務員に昇格したとたんに姿を消した事。
つまりハンナは読み書きのできない「文盲」であることに。
しかしハンナはその事実を知られる事を恐れ、報告書は自分が書いたと証言し、無期懲役の判決をうけてしまいます。
自分だけが知ってる事実をここで暴露すればハンナの罪は軽くなるけど、ハンナ自体がそれを知られたくないと思っている。
マイケルは悩み、ハンナに会いに行く決心をしますが、土壇場で逃げ出します。
まあ確かにこの判断、大学生には荷が重過ぎます。
ということでハンナは服役するわけですが、ここからのお話がとっても素敵。
結婚し子供をもうけたマイケルですが、結局妻と離婚し、部屋を片付けていると昔読んだたくさんの本が出てきます。
ここでマイケル、その本を読んでカセットテープに録音し、ハンナに送る事を思いつきます。
マイケルから送られてくる朗読のテープを独房で聴きながら、ハンナさん突然字を覚えようと思いつきます。
そして、マイケルにお礼の手紙を書き、マイケルはテープを送り続けます。
うーん、いいお話。既にハンナ60代マイケルは40代のオジサンです。
でも、ハンナさん今までだって字の勉強する時間くらいあったろうに、なんで今頃…。ってか、その前にハンナが文盲なことくらいハンナの弁護士気づけよ。と思うわけですが、そうなるとこの美しいお話が台無しになるので、そこは目をつぶろう。
ハンナ・シュミットなんてめちゃドイツっぽい名前に舞台はドイツ。にもかかわらず全編英語のこの映画ですが、ドイツだからこその物語です。
とにかくケイトウィンスレットが上手かった。
いつもプライドの高い、良いとこのお嬢さんや奥さん役のイメージがありますが、学のないちょっと頭の悪そうな、そしてちょっと下品な感じが上手く出ていて、めちゃ感動しました。
お婆さんになった時の演技もめちゃ感動。
ただ、最後がめちゃめちゃ切ないですが…。



映画「天使と悪魔」

2009年06月02日 | 映画
予告を見て「何でヴィットリアがショートパンツじゃないんだよぉ!」と思ってたら、何だ設定が原作と違うのか…。
前作の「ダビンチコード」の時も先に原作読まなかった方が良かったかな?と思ったけど、今回は切実に原作を先に読んでしまったことを後悔。
まず原作がつまらない。
あまりにもありえない展開過ぎて、普通の大学教授のラングドンが何故にそこまで…って感じで、しかも最後にはヴィットリアと恋愛関係になるというお粗末なオチで、なんじゃこりゃ?だったので映画の設定にある意味ほっとしました。
だって別に殺されたセルンの人がヴィットリアのお父さんでなくても、死んだ(殺された)教皇がカメルレンゴの父親でなくてもお話は成り立つし、むしろその方が真実味を帯びてすっきりしてる。
この本、ホントにあの「ダビンチコード」を書いたのと同じ人の作品?って感じでガッカリしてたら、どうやら「天使と悪魔」の方が先に書かれた作品らしい。まあ、それなら納得。
ということで映画版「天使と悪魔」は設定を変えて、しかも主要登場人物を一人減らして、ラングドンのイライラするシーンもなく、すっきりまとめられていて、これは完全に映画版の方が面白い。
教皇の死後、教皇を選出するコンクラーベが行われようとしているヴァチカン。そこに秘密結社「イルミナティ」を名乗る人物から教皇候補を誘拐して、彼らを一時間ごとに惨殺すると予告があります。
そこでラングドンがヴァチカンに呼ばれて、謎解きするストーリー。
それと平行して、ジュネーブのセルン(素粒子研究所)から盗み出された「反物質(ものすごい破壊力を持つ物質らしい)がヴァチカンのどこかに隠されていて、日が変われば自動的に爆発すると言う仕掛けに。そこでやって来るのが反物質を開発した女性研究員ヴィットリア。
予告にある土→風→火→水にまつわる場所を、ガリレオとベルニーニをヒントに探し出します。
タイムリミットがあるにもかかわらず、いろんなアクシデントに見舞われ、そのわりに結構簡単になぞを解いちゃうラングン。
それなのに、いつも一足遅れのラングドン。うーん、惜しい。
とはいえ水以降は原作と大きく異なり、イルミナティのアジトと思われる(って、雇われた殺し屋がいるだけなんだけど)サンタンジェロ城には警察も一緒に乗り込みます。
ただ、殺し屋があまりにも普通の殺し屋で、そのあたりは原作の殺し屋のほうが恐ろしいかも…。
ラストは原作どおりですが、どうもやっぱりこの犯人の気持ちがわからない。
科学と戦うためにそこまでするか~???いっそのことヘリごと反物質で粉々になった方が良かったんじゃないの?って感じの終わり方です。
個人的にローマの町はいっぱい歩いた経験があるので、すべての建物の位置関係はバッチリ。
ヴァチカンもサンタンジェロ城も行った事がありますが、さすがにヴァチカン内部は見れないし、システィーナ礼拝堂もコンクラーベではああいう風になるのかと、ヴァチカン内部が覗けて、ちょっと得した気分。
謎解きによって初めて知った教会や彫刻もあるので、ぜひまたローマに行きたいと思った映画でした。
うーん、これってある意味観光宣伝映画かも…。


映画「ザ・バンク 堕ちた巨像」

2009年04月17日 | 映画
「ザ・バンク」っていうから銀行内部のお話かと思いきや、銀行の不正を暴こうとするインターポールの捜査官のお話でした。
国際メガバンクのIBBC銀行が武器売買等の不審な取引に絡んでいるという情報を聞きつけ捜査に乗り出すインターポール捜査官のサリンジャー(クライヴ・オーウェン)とニューヨーク検事局のエラ(ナオミ・ワッツ)。
でも内部告発をしようとした元銀行幹部もその人と接触した検事局員も不審な死を遂げて、なにやらきな臭い感じで物語は進みます。
サリンジャーとエラはいろんな手がかりをもとに世界各地を飛び回るも、いつも大事なところで関係者が殺されてしまうという不運。(ってか、裏で誰かが手を回してるだけですが…)
雇われた殺し屋を見つけ証言を得ようとするも、他の狙撃犯に殺し屋ともども狙われて、美術館でドンパチの大乱射。
一般のお客さんも居る中で、それはないだろう…。
結局殺し屋も殺されて、危険を感じたサリンジャー、エラにこの事件から手を引くように告げ、最後は一人でトルコまで出かけたIBBC銀行の頭取をとっ捕まえて殺そうとするも「私を殺しても、すぐ他のものが代わりを務めるだけで何も変わらない」って言われちゃいます。
そりゃそうだわな。大きな組織にとって、一人一人なんてただのゲームのコマでしかないんだから、これじゃぁ解決しないわな。
というわけで、頭取は恨みを持つものに殺されますが、すぐに新頭取が決まり、結局IBBC銀行はなにもかわらずそのまんま。
確かに後味はすっきりしませんが、まあ世の中こんなもんだろうとあきらめモードのワタクシ。
逆にこの事件がすっきり解決したほうが嘘臭いので、これはこれこれで良いのかもです。
ちなみにIBBC銀行は、色んな犯罪スキャンダルで破綻した実在の銀行BCCIをモデルにしたそうで、名前を入れ替えただけの安直なネーミングでした。


映画「チェンジリング」

2009年02月23日 | 映画
試写会で観て来ました。
チェンジリングとは取り換えられた子供という意味だそうで、「妖精が、さらった子供の代わりにおいて行く醜い子供」というヨーロッパの伝説も背景にあるるようです。
そういえばドラマ「スーパーナチュラル」にもチェンジリングのお化けが出てきたことがあったな~。
1928年、シングルマザーのクリスティンの9歳の息子ウォルターが行方不明になり、5ヵ月後に警察がウォルターだといって連れてきた子供は、まったくの別人。
クリスティンは「自分の息子じゃない!」と抗議するも「5ヶ月も経ってるので子供の成長は早い」とか「動揺してるからそう思うんだ」とか言いくるめられ、その子をとりあえず家につれて帰ります。
その後も、行方不明になる前に図った背丈より7センチも小さいとか、色々理由を言って警察に訴えるけど、警察は聞く耳をもちません。
この時期のロス市警は汚職事件にギャングとの蜜月の関係等、かなり腐敗しきっていたらしく、早くこの事件にけりをつけたかったので、こういう替え玉作戦でウォルターの変わりに他の子供を押し付けたようです。
しかもこの子供、筋金入りの嘘つきで断固自分はウォルターだと言い張ります。
それでも違うと警察に駆け込むクリスティンですが、相手にされず、あげくに精神病院送りに。
これ、全て実話だそうですが、不思議なのがこの替え玉の子供。
みなしごなのかと思ったら、ちゃんと本物の母親もいたし…。
新聞に写真も出てるはずなのに、本物の母親が事件が一件落着した後にしか出てこないし、子供のくせに、よくそこまで嘘をつきとおせるな~とある意味感心してしまった。
クリスティンも一人でああだこうだ言ってないで、学校の先生とか近所の人とかウォルターをよく知ってる人と一緒に掛け合えばいいのにとか…。色々と不満はあるけど、実話なのでそこは仕方がない。
しかし思わぬ事件から、この替え玉作戦がばれてしまうんですが、それがたまたま発覚した
農場での連続幼児誘拐殺人事件。
不法滞在で保護された少年の供述から、その農場で20人の子供が殺され、その中にウォルターがいたらしいということが発覚。
少年の供述どおり掘り起こした場所には白骨化した遺体がたくさん出てきますが、時代は1928年、DNA鑑定もなく、その中にウォルターの遺体があるかどうか解りません。
しかも殺人犯として逮捕された犯人はウォルターだけは殺してないなんていい加減なことを言うから、クリスティンは子供が生きてるという望みを捨てきれないという残酷な結果に。
この犯人がめちゃ腹の立つ奴で、結局真偽を明かすことなく死刑になってしまいます。
ところが数年後、農場から脱走したという少年が保護され、一緒に脱走した仲間にウォルターが居たことがわかります。脱走後はばらばらに逃げたので、その後のことは解らないと言う少年。
ウォルターがその時に上手く逃げおおせたのか、犯人に捕まったのか…。
結局ウォルターは見つからないままこの映画は終わります。
実話なのでそのあたりは変えようもないんだけど、めちゃ悲しい終わりです。
だってクリスティンは結局、子供を捜し続けて生涯を終わるわけで、こんな残酷なことはありません。
実際は農場での殺人事件が発覚し、その捜査作の中で、子供の替え玉作戦がばれるという順序だったんだと思いますが、映画は子供の行方不明から始まるので、替え玉で連れてこられた嘘つきなガキの素性ばかり気になって、農場で保護された不法滞在の少年(この子の演技が上手かった)が事件に関わってるなんて全然想像していませんでした。
ってくらい映画の作りが上手い。
最後、あちこちで啜り泣きが聞こえてきたくらい悲しい映画です。
クリントイーストウッド監督作品ですが、実はワタクシどうもこの人の作品は苦手。
「ミリオンダラーベイビー」も暗かったしな~。
確かにいい映画なんですが、見終わった後暗~い気分になるし、しかも消化不良だし…。
ちなみにアンジェリーナジョリーは強い母親を好演していましたが、如何せん痩せすぎてて、しわしわのお婆ちゃんみたいでちょっと怖かったです。

映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

2009年02月09日 | 映画
予告を見たときは「ビッグフィッシュ」っぽいファンタジー系か、はたまたちょっと怖い感じの映画なのかなと思っていましたが、全然怖くはなく、「ビッグフィシュ」ほどメルヘンンでもなく、しいて言えば悲しい「フォレストガンプ」ってとこかな~。
物語は危篤状態の老いた母親に頼まれ、娘が古い日記を読むところからは始まります。
日記の主はベンジャミンバトン。自分に記憶があるうちにと書き綴られたものです。
ベンジャミンは第一次大戦の終戦直後にかなり裕福なお家に生まれました。
でも出産とともに母親は亡くなり、産まれたその姿はしわしわのおじいちゃん。
妻を失った悲しみと、生まれてきた子の不気味さで、この父親赤ちゃんを老人施設の前に捨ててしまいます。
老人施設の経営者で黒人のクイニーが、医者にそんなに長く生きられないだろう言われたその赤ちゃんを育てるわけですが、この赤ちゃん意外にも元気にすくすく育っていきます。
身体は子供ですが顔は老人の変な子供なので学校にも行けず友達もできず、でも周りが老人ばかりなのであまり違和感なく育っていきます。
このあたり顔は老けたメイクのブラピですが身体は違います。
でも声も老人っぽいし、ホントにおじいちゃんに見えるのがすごい。
そんなベンジャミン、老人施設に祖母を見舞いにやってくるデイジーという少女と出会います。
時が経ち、デイジーは大きくなって素敵なレディに成長し、ベンジャミンも少しずつ若返ってきます。
ベンジャミンは17歳で船乗りになり、そのまま色んな国をまわり、第二次世界大戦を経験。26歳になったベンジャミン、おじいさんからおじさんに若返って帰還。
そんな時、自分を捨てた父親と再会(前にも会ってたけど)。実家は裕福なボタン工場。病気を患った父親にボタン工場を継いでくれと頼まれますが拒否。
でも父親の死後、全部相続したみたいで、ベンジャミン働かなくてもお金持ち。
バレーダンサーの夢破れたデイジーと一緒に暮らし始め、女の子を設けます。
でもベンジャミン、この先の自分が不安になりデイジーの元を去っていきます。
うーんこのあたりが私、理解できないのよね~。相手が若くなっていくのに自分が老けていくことでデイジーが去っていくなら解るけど、いつか彼女の手を煩わすことになるからって、そこ逃げちゃイカンだろうベンジャミン。
十数年後デイジーのもとにひょっこり現れたベンジャミンはどう見ても20代の青年。
デイジーは新しい夫と娘と幸せに暮らしてたので、ベンジャミンそのまままた行方不明に。
って、自分から去って行ったんだしあたりまえだよな~。
それにしてもこの時のブラピの若々しいこと。CGらしいけど「リバー・ランズ・スルー・イット」の頃の映像を混ぜてあるらしい。うーん、すごい技術だ。
そしてまた10数年後、記憶喪失の少年が保護され、デイジーが呼ばれます。
身体は子供なのに、頭は老人性痴呆症のベンジャミン。
そんなベンジャミンをおばあさんになったデイジーが面倒をみて、ベンジャミン赤ちゃんになって死んでいきます。
結局最後に面倒かけるんなら、あの時去っていかなきゃ良かったんだよ~。と突っ込みも入れつつ、ベンジャミンバトンのお話が終わります。
で、つまり最初に出てきた危篤状態のお婆さんがデイジーで、日記を読んでる娘がベンジャミンの娘なわけですが、娘はその時初めてベンジャミンの存在を知り、父親がベンジャミンであることを知るわけです。
なんか切ないお話ですが、ところどころで笑いもあって(7回も雷に打たれたらしいお爺さんが傑作)、しかもこの映画何が良いって、悪人が出てこない。
最初、クイニーの夫(4400に出てた黒人)を疑って、次に船の船長さんを疑ったけど、み~んな良い人。疑ってスマン!
そのせいか見終わった後、ちょっとほっこりするわけです。
でも老人で産まれて赤ちゃんで死んでいくと、死ぬまでに自分の残された時間が計算できるし、ボケてても姿が子供だと、周りもちゃんと保護してくれるし、何より小さくなって死んでいく方が世話をする方も楽かも…。って、絶対ありえない話だけど…。
とにかくこの映画とても良い作品でした。なんか久々の感動かも。
これ特殊メイクもすごいけど、やっぱり出てる俳優さんたちの演技がすごい。
デイジー役のケイト・ブランシェットなんて、ある程度の年になるまで彼女だとわからないくらい若々しかったし、最後のおばあさんも彼女ですよね。
3時間近い長い映画だったけど、時間を感じさせなくくらい展開が面白くて、色んな意味でみなさん大絶賛の意味がよ~くわかった良い映画でした。


映画「アイアンマン」

2008年10月23日 | 映画
軍需産業会社社長トニー(ロバート・ダウニー・Jr)は、戦争で大もうけのお金持ち。そんな彼がテロリストに襲われ囚われの身に。天才発明家の彼は捕虜生活の間に、ハイテクのスーツを開発、脱走後、自分の会社の兵器がテロリストに悪用されている事を知り、兵器製造の中止を宣言します。
そんなことをされたら裏で悪いことをしてる人たちは困ってしまいます。ということで、トニー社長、ハイテクの鎧を自ら着用、「アイアンマン」として悪者と戦うヒーローと化していきます。
原作はベトナム戦争頃に書かれた漫画だそうですが、上手い具合に現代とマッチ。彼が戦う相手がただの悪者でないところも現代的。
実はこの映画、夏の旅行でJAL機の中で観たんですが、主演がロバート・ダウニー・Jrということで、一番最初に鑑賞。
ロバート・ダウニー・Jr久々に見ましたが、すっかり元気になって頑張っていました。
ロバート・ダウニー・Jrといえば、ちょっとすっとぼけたキャラが好きで、特に「恋の闇 愛の光」の医師の役が好きでした。
そんなロバート、「アリーマイラブ」にアリーのカウンセラー役で出演し、アリーと良い雰囲気になってたのに、なんか微妙な理由で別れってしまったので変だな~と思ってたら薬物中毒だったのね。
薬物中毒者でも麻薬所持で逮捕されてもハリウッドではリベンジのチャンスはいくらでもあるみたいで、この「アイアンマン」で見事復帰。ロバートが演じることにより、全面カッコイイヒーローではなく、なんとなく人間臭い感じが出て好感が持てます。
グィネスパウトロウ扮する秘書ともいい感じだし、結構楽しめる大人の映画でした。二作目も出来るそうで、これもちょっと楽しみです♪
それにしても「アイアム アイアンマン」って早口言葉みたいで、良いにくそう…。


映画「ウォンテッド」

2008年10月16日 | 映画
アンジェリーナ・ジョリー扮する美人の殺し屋フォックスに、行方不明の後殺された父の後をついで殺し屋になるよう、秘密の暗殺組織に誘われたウェズリー(ジェームズ・マカヴォイ)。仕事も人生もイマイチなので、この話に乗っかって、暗殺者になるための訓練を受け、殺人マシンへと変貌していきます。
この暗殺組織、表向きは布工場。布の折り目を見て次のターゲットを読み明かすのがモーガン・フリーマン扮するスローンの役目。殺人者たちは次の獲物を何の疑いもなく指令どおり殺していくわけですが、当然のごとくウェズリーはそこに疑問を持ちます。
そこでフォックスいわく「一人殺したら千人の人が助かる」らしいけど、一人殺すためにお店の中で銃撃戦したり、たくさんの車をひっくりかえしたり、あんたら一人殺すために何人殺してるんだ!と突っ込みたくなるくらい迷惑きわまりない集団。
最後なんか列車1台がけから落として、あれでいったい何人の命が奪われたんだろうと思ってたら、ちゃっかり自分たちは生き延びてるし…。
もう最初からこの映画、内容にも主人公にも共感できません。
言われた仕事もしないくせに、上司に怒られたあげく毒吐いて職場を去るウェズリー。それはどう考えてもあんたが悪いんでしょう。こんな奴だから恋人は堂々と彼の友達と浮気中。それが気に入らないなら別れればいいのに、グダグダと情けないオトコ。
そんな彼が暗殺者になろうがどうしようが、こっちの知ったことじゃないぞって感じで全然感情移入できない。
結局父親を殺した犯人だと思っていた人物が実は父親で、しかも父親は件の暗殺組織に疑問を抱き、壊滅させようとしていたというオチ。そのわりにはこの父親、どうみても彼を救おうとしてるようには見えなかったけど…。
とりあえず今人気のジェームズ・マカヴォイとアンジェリーナ・ジョリーが出てるってだけで、個人的にイマイチの映画。なんか無駄にグロテスクで気持ち悪い場面が多いし…。まあ、あジェームズ・マカヴォイとアンジェリーナ・ジョリーのアクションシーンが見ものっちゃ見物ですが…。
それにしてもアンジェリーナ・ジョリー、アクション好きだね~。個人的にはモーガン・フリーマン大好きですが、最近悪役も多くなりましたね。
とりあえず、見終わってもあまりスッキリしない微妙な映画でした。


映画「幸せの1ページ」

2008年09月26日 | 映画
二ムは海洋生物学者の父親と2人っきりで、南の島で誰にも居場所を知られることなく暮らしている女の子。
そんなニムのお気に入りはアレクサンドラ(ジョディ・フォスター)が執筆する冒険小説。小説の主人公の冒険家アレックスとその作者を同一視してるので、ニムの中では冒険家=アレクサンドラ=ヒーロー。もちろんアレクサンドラは男性。
そんなある日、アレクサンドラから父親あてに火山についての質問のメールが。父親の代わりに何度かメールのやり取りをするも、海に出たまま帰らない父親が心配で、ついにアレクサンドラに「SOS」のメールを送ります。
助けに行きたいけど引きこもりで対人恐怖症のアレクサンドラ。
一念発起してドアを開けるけど、雨。やっぱりやめようと思うも、ニモが心配で、頑張ってタクシーに乗り込みます。
もうここからのジョディ・フォスターが面白い。南の島に行くのにスーツ着てるし、荷物めちゃ重そうな皮のかばんだし、しかもめざす場所は飛行機や船を乗り継がないといけない南太平洋の孤島。
こんなめんどくさい場所、元気な私だって行きたくない。
いろんなアクシデントに見舞われボロボロになって島に到着するも、アレクサンドラが女性でがっかりするニムからは邪魔者扱い。
ちょっと失礼なニムの態度に、イラっとする私。それでも怒らないアレクサンドラえらいぞ!
得体のしれない食べ物に不便な島の生活。それでも何とかニムと仲良くなって、行方不明の父親を待ちます。
人気児童書の映画化なので、当然のごとく父親は無事帰還。予想通り、アレクサンドラとラブラブのエンディング。
うーん、私ならいくら好きでも、こんな孤島に住みたくない。ってか、その前に行かないな。まあそれじゃ物語は成立しないわけで、とりあえずめでたしめでたしで終わります。
なんてことない冒険ファンタジーなんですが、これをジョディ・フォスターが演じるから面白い。しかも父親と物語の中の冒険家の二役を演じるジェラルド・バトラーがめちゃカッコいい。なんとなく、ほっこりするいい映画でした。
ちなみにこれ、原題は「Nim's Island」って言うんですが、「幸せの1ページ」って、どこからきたんだろう?いまいちダサいと思うけど…。


映画「セックス アンド ザ シティ」

2008年09月12日 | 映画
WOWOWのドラマにはまって、毎週楽しみに見ていたので映画化を待っていました。
映画化の話はずいぶん前からあったのに、ギャラの件でゴネた人がいたらしく、こんなに間があいてしまったけど、まあそれがビッグが結婚しようという気になるまでにかかった年月と思えば丁度いいくらいなのかな?
ニューヨークに暮らす4人の女性。みんな綺麗でスタイルも良く、めちゃお金持ち。
でも、思ってることは庶民と一緒。恋をし、失恋し、いろんな体験をしてキャリーも40歳になりました。
それにしてもキャりーの服のセンスはあいかわらず。ドラマOPのチュッチュ付きワンピースもそうだったけど、今回の映画の初登場シーンに着てた肩にでかい花のついたワンピースもスゴイ悪趣味。あれを「素敵な服♡」って思うニューヨーカーもいるのかと思うと、うーん私の趣味が変なのか?
10年付き合ったキャリーとビッグ。キャリーの部屋探しをきっかけに結婚へと話が進みます。もう舞い上がるキャリーさん。
うーん、あんな目にあってもまだビッグと結婚したいのか?キャリーはあいかわらず学習能力ゼロ。
だいたいビッグって、初めにバツイチであることを話してくれなかった時点で信用できない。次に教会で会った母親に紹介さえしてくれなかった事で、私ならつきあいを考えるな。で、とどめはナターシャとの結婚。ここまでコケにされてもまだビッグについてくのか?と思ったけど、キャリーはそんなこと都合よく忘れるタイプなのね。
でも案の定、結婚式当日にビッグは自信をなくして逃げちゃいます。もちろんキャリーは大激怒。でも、ビッグの性格を知ってるならあんな風にヒステリックに花を投げつけるのは逆効果だと思うけど。ちゃんと話を聞いてあげて、勇気付けてあげれば結婚式は(ちょっと時間が遅れても)挙行できたはず。
土壇場で逃げ出すビッグが一番悪いんですが、それ以前に自分の言葉や行動にはちっとも反省せず、ビッグの態度やミランダがビッグに言った一言にばかり腹を立てるキャリーですが、それ間違ってないか?マジでキャリーって自分本位で嫌な女。
それに比べて、お友達は家庭や子供や恋人をおいてきぼりにしてでもキャリーにつきあってくれる、みんなホントに良い人。特に好きなのがサマンサ。マジでこんなお友達欲しい。
結局、月日が流れて、ビッグとキャリーは再会。そこで結婚へと至るわけですが、そこでもまたギモン。ビッグって友達いないのか?
共同経営者でさえ、結婚式前夜祭で花嫁に初めて会ったみたいだし、最後の結婚お祝いお食事会もキャリーの友達ばっかり。私やっぱりこんな人信用できない。
この先ビッグの浮気や二人の離婚なんてのを描いていけば、このドラマ、まだまだいけそうですね。
ちなみに私はドラマを吹き替えで見ていたので、キャリー役のサラジェシカパーカーの声が甲高くてちょっとビックリでした。