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言うたらなんやけど

ちょっと気になったことを書いてます。
主に映画や、旅行で買って来た色々なお土産について語ってます。

映画「ココ・アヴァン・シャネル」

2010年03月03日 | 映画
シャーリーマクレーン版もあるみたいですが、こちらはオドレイ・トトゥバージョン。
父親に連れられ孤児院に入る子供時代からココシャネルとして成功するまでが描かれます。
いや~前半退屈でちょっと寝てしまった。
洋裁店とカフェの歌手という二つの仕事を頑張ってるガブリエル(シャネルの本名)、カフェのお客だった貴族の家に強引に居候。
かなり迷惑がられてたにも関わらず居座るガブリエル。すごい根性です。
そこで知り合ったお金持ちのアーサー・ボーイ・カペルと恋仲になり、彼の出資で帽子店をオープン。
幸せの真っ只中でボーイさん交通事故死。
そこから立ち直り、デザイーナーココシャネルとして成功していくわけです。
それにしてもシャネルさん手先が器用。
でもやっぱりこの時代、オトコの力がないと何もできなかったみたいで、ある意味オトコを踏み台にして大きくなっていくガブリエル。
やっぱこれくらいずうずうしくないと成功はしないだろうな~と変な所に関心。
ただちょっとビックリしたのが、オドレイ・トトゥがえらくおばさんになってたこと。
まだ30ちょいじゃなかったかな?
「アメリ」の時あんなに可愛かったのにな~。
と、そんなことはどうでも良いんですが、この映画、時代物ということで、男性陣に個性が無い。
人の顔をおぼえるのが苦手なワタクシ、最初ガブリエルの姉さんの恋人とガブリエルが居候してる貴族の区別がつかなくて困ってしまいました。
だってみんな」同じような洋服で髭を生やしてて年齢不詳。
しかも、どの人もあまりカッコ良くない!
ストーリーが退屈な上にイケメンがでてこない、しかもシャネル事体に興味が無い私には、な~んかつまんない映画でした。
うーん、どうせならシャネルの晩年までを見たかった。


映画「そんな彼なら捨てちゃえば」

2010年02月16日 | 映画
脚本がTVドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」のスタッフに、出演ベン・アフレック、ジェニファー・アニストン、ドリュー・バリモア、スカーレット・ヨハンソン、と聞いてどんな面白い映画なんだろうと期待して見たけど、ハズレでした。
ってか、せっかくの豪華キャストなのに誰も生かされていないという、何かもったいないような内容。
友達の紹介でジジ(ジニファー・グッドウィン)がデートして電話を待っている相手はスカーレットヨハンソンに惚れてて、でもスカーレットはスーパーで知り合った既婚者男に恋をして、その既婚者男の奥さんがジジの友達で…と、めちゃ狭い範囲で繰り広げられる恋愛模様。
映画を見ながら相関図を描いていくと、み~んな繋がってしまった。
結婚はしているものの、ちょっと心がすれ違い気味な夫婦とか、一緒に暮らしてはいるけど結婚に対する価値観が違うカップルとか、振り向いてくれない相手に頑張って尽くす男やら、やたら恋人を欲しがる女の子に恋愛を信じない男。
まあいろんな種類の男女が出てくるけど、どの人にも感情移入できないのは私がもう年ってことなのかな~。
やれ「彼から電話がかかってこない」とか、「最近彼が冷たい」とか、あんたら他に考える事ないんかい!ってくらいいつも恋愛の事を話してる登場人物たち。
うーん、こんなドラマ、80年代に流行ってたような…。
そうだ、この映画、内容が古臭いんだ。
今時のオンナは男に振り回される事無く、自分のペースを保ちつつ恋愛も楽しむってイメージがあるのに、やたら結婚にこだわったり、相手の浮気を許せなかったり、ジジちゃんに至っては相手の行動のチクイチを友達に相談し、全部自分の都合のいいように変換しちゃう能天気ちゃん。
しかもね~、この映画ぜんっぜん良いオトコが出てこない。うーん、イケメンが出てこないなんて恋愛映画じゃ致命的よね~。。
ジジちゃんが悩む相手もたいしてカッコ良くないし、スカーレットが惚れる相手もイマイチ。
ま現実なんてこんなもんさと思ってしまえばそれまでなんだけど、やっぱり映画なんだから、せめて一人くらいめちゃめちゃなイケメンを出して欲しかった。
それなら恋にバトルを燃やす女の子にも「頑張れ~」と思えるけど、あのしょぼい男性陣じゃね~。
しいて言えば結婚にこだわらない同棲相手のベン・アフレックが一番まともというか好感が持てたかも…。でも結局最後は負けちゃうのが実に残念だけど。
ちなみにこの映画、原題が「He's Just Not That Into You(彼はあなたに興味がないだけ) 」。
うーん、邦題の「そんな彼なら捨てちゃえば」って全然ニュアンスが違う~。
内容的にもこの原題を上手く生かすべきだったのでは?と思った映画でした。


映画「カールじいさんの空飛ぶ家」

2010年01月20日 | 映画
サスペンスでもアクションでもコメディでも、何でも興味があれば見に行きますが、基本こういったほっこりする映画が大好き。
子供の頃から冒険が大好きだったカールとエリー。一緒に夢を語りながら大人になり結婚。二人の思い出の古いお家を改築して新居にします。
子供には恵まれませんでしたが、二人はつつましくも幸せに暮らしていました。そしてお互いに年をとり、エリーは病気で亡くなってしまいます。
二人が結婚してエリーが亡くなるシーンまでは絵本のページをめくるように音楽と映像のみが映し出され、そこがめちゃ良い。特にエリーが流産しちゃうのか赤ちゃんが出来ないと知った時のシーンなんか台詞もないのに、その悲しみが伝わってきてちょっと切なくなります。
そして現在、エリーを失ったカールは78歳。エリーとの思い出のお家で一人暮らしています。
でも家の外では大工事。実はカールのお家にも立ち退き命令が出てるけど、カールじいさん断固としてそれを拒否。
でもいよいよお家をとられ、自分が老人ホーム送りになると知った日に、お家に風船をいっぱいつけてカールじさんお家ごと飛んで行っちゃいます。
カールじいさん大成功と思いきや、たまたま訪ねてきたラッセルというチビッコが外にいて、仕方なく一緒に冒険旅行に。
行き先はエリーと一緒に行きたかった南米の秘境。
色々ありつつもちゃんと秘境に到着。夢にまで見た伝説の滝パラダイス・フォールを目前にして、風船が割れてお家が飛ばなくなり、カールじいさんとラッセル少年、お家を引っ張りながらの冒険旅行。
そこで子供の頃にあこがれてた冒険家に遭遇。
この冒険家ある生物を追って秘境にたくさんの犬と一緒に超ハイテクな宇宙船で暮らしています。
カールじいさんが子供のころの英雄だったというこの冒険家、謎の鳥を捕まえるなら手段は選ばないという悪党になっていて、78歳のカールじいさんと、この冒険家(ん?このじいさんいくつだ???)の戦いに。
鳥と犬を味方につけたカールじいさん、冒険家をたおし、宇宙船を自分の物に。
と、最後はめでたしめでたし(?)のこの映画、3Dもあったみたいですが、普通の映像で充分満足。所々、「3Dならここがこんな風にみえるのかな~」と想像しながら鑑賞してきました。
いつも行く映画館が日本語吹き替え版しか上映されなかったのは残念ですが、アニメなのでそこはこだわりません。
とにかく楽しくって切なくって、見終わったらほっこりする、とても好きな映画でした。
「空飛ぶお家」って夢があってとても楽しそうなので、そのうちディズニーランドのアトラクションになるかも…。
ちなみにこの映画、原題が「UP」。
うーん「アップ」じゃ、どんな映画か皆目検討もつかないし、見に行こうという気にはならなかったかも…。
この映画に関しては邦題の方がずーっとセンスが良いと思いました。



映画「2012」

2010年01月15日 | 映画
予告を見たときから思ってたんですが、この映画CGがイマイチ。
山が爆発して火の玉が飛んでくるとこなんか、みんな同じ動きだし、見るからにCGでリアリティなさすぎ。
しかも間一髪が多すぎる。
1回目はまだしも、2回3回と続くと、そんなに都合よく行くわけないやろう!と突っ込みを入れたくなります。
マヤ暦の2012年終末説にのっかった映画ですが、なんか展開が速すぎる。
そんなに一気に天災が来て、あっという間に地球がガタガタに…。ってありえるの??
なんかこんな映画過去に見たことあるな~と思ったら「インデペンデンス・デイ」や「デイ・アフター・トゥモロー」と同じ監督か…。うーん、見たことがある映画ってまさにこれのどっちかだわ。
2009年、太陽の活動が活発化して地球のコアが過熱して、そこから地殻変動が起こり3年後に世界は終わりを迎えるという研究発表がアメリカ大統領に報告されます。
でもこの事実は一部の偉い人と裕福な人だけに知らされ、しかもこの人たちを乗せる救出用の船が極秘で造られます。
2012年、たまたま知り合った変な人の情報でこの事実を知ったジャクソンは、別れた妻と子供、そして妻の新しい夫と一緒にひとまずロス脱出を計画。
地球の危機を家族に訴えるも、誰にも相手にされないジャクソン。うーん、この設定も前に見たことあるぞ。
でも、スーパーですごい地割れを経験してるのに、それを変だと思わない奥さんも奥さんだけど…。そんな言い争いをしてる瞬間に地震が起こり、間一髪で家の倒壊を逃れ車に乗る家族。上手く出来てます。
色々な危機を逃れ飛行場に到着し、チャーターした小型機に乗り込もうとするも雇ったパイロトが死亡。
そこで妻の新しい夫が飛行機の免許を持ってることが発覚。そりゃ好都合だと新しい夫の操縦で小型機で飛び立つ家族。
でも行き先がわからない。ということで脱出用の船がある場所の地図を知る例の変な人を捜しにイエローストーンへ。
やっとの思いで地図を手に入れたものの、山が大爆発で火花が小型機にまで迫ってきます。ここでも危機一髪で小型機を飛ばす家族。間一髪の2回目です。
船の出発場所が中国と知り愕然とする家族は、とりあえずラスベガスの飛行場へ。
ロスもイエローストーンも壊滅してるのに、何故かベガスはまだ無事という不思議さですが、ベガスにも爆発の煙が蔓延し、離陸不可能な状態に。
そこで上手い事大型の飛行機を確保したお金持ちの知り合いに遭遇した家族は、新しい夫が飛行機を操縦できる事をアピールし、一緒に乗せて貰うことに。
煙雲が迫ってくる中、彼等と一緒に運搬用の飛行機に乗り込み強引に離陸したら、その瞬間にラスベガス崩壊。
これで間一髪の3回目。うーん、この家族どんだけ運が強いんだ…。
なんだかんだで船のある中国の山の中に不時着するもパイロットは飛行機と一緒に谷底へ…。なんか脇役の人の扱いが雑だな~。
やっとこさ救出船をみつけたら、チケットがないとダメだと言われます。そりゃそうだ。
でもベガスで一緒になった金持ちのおっさんはチケットを持ってて、自分とクソ生意気な子供だけを連れてさっさとゲートへ。この時点で絶対このオッサン助からないなと予想。
でもまあ結局人の良いチベットの僧侶に助けられ、こっそり救出船に入り込む家族。
かなり危ない不法侵入で、新しい夫があえなく死亡。おいおい、この人が居なかったら飛行機飛ばなかったんだぞ~。うーん、この人物語的にはやっぱり邪魔者扱いなのね。
でも、彼等の無理やりな乗船により、機械に物がはさまって船の扉が閉まらず、すぐそこに災害が迫ってきてるのに、船は出発できません。
目の前には大きな氷河、しかも船内には水が入ってきて大変な事に。
そこで生死をかけてジャクソンが水にもぐって挟まってるものを取って来ます。ジャクソンまるで英雄扱いだけど、それ詰まらせたのあんたらでしょう!!
ということで、間一髪船は飛び出し難を逃れます。と、これが間一髪の4回目。
船内には世界中の偉い人とお金持ちがほとんどだけど、結局みんなを見殺しにしたエゴイストの集団。
この人たち、何日かかけて既に地殻変動のおさまった地球に戻ってきて、めでたしめでたしと映画は終わります。
うーん、それってハッピーエンドなのかなぁ?
地殻変動後の地球はこの先どうなるかもわからないし、なにより電気水道なんかのパイプラインも崩壊してるのに、ただの権力者やお金持ちという何の役にも立ちそうもない人だけが生き残ってて、これからどうやって生活するんだ?
うーん、最後までこの家族も好きになれなかったし、悪いけどあの船に乗ってる人誰一人として助かってほしいと思わなかったワタクシ。結局生き残ったものの落ち着く先もなく船はただ漂流するだけっていう結末だったら、もっと面白かったのにな~。
って、そんな絶望的な映画、誰も見ないか…。


映画「(500)日のサマー」

2010年01月09日 | 映画
去年の秋、飛行機の中で見ました。
原題は「(500) Days of Summer」。
見るまで夏の500日のお話かと思ってたら、サマーっていう名前の女の子との500日間のお話でした。

ということでネタバレあります。

建築家志望だったはずのトムですが、今はグリーティング・カード製作会社でコピーライターをしています。
そこへ新入社員としてサマーという女の子が入社。
サマーちゃん、めちゃ可愛くて男性社員はみんなサマーにメロメロ。
完全な草食男子のトム君ですが、共通の趣味があることを知りサマーと仲良しに。
ということでデートを重ねますが、だんだん上手くいかなくなってサマーちゃん「ずっと友達でいましょう」とトムのもとを去って行きます。
と、まあよくあるお話です。
ただ、物語がトムの視線からトムの口で語られるのでサマーの気持ちは全くわかりません。
欲もなく優しくってちょっとヲタクなトムに華やかで気ままなサマー。うーん、はなっからこの二人は合わんだろうと思って見てるので(ってか、最初から振られるのわかってるし…)、どっちにも感情移入できず、個人的にはかなり覚めた目で鑑賞。
しかもこの映画時系列がバラバラなので、「これは別れたあと?それとも恋愛中?」とちょっと考えないといけない場面があったり、サマーちゃんの格好が現代っぽくなくて(なんか白雪姫みたい)、これは60年代の話?とか、ちょっと入り込むのに時間のかかった映画です。
個人的にはトム君は嫌いではありませんがサマーに入れ込みすぎててちょっと痛い。しかもサマーちゃんどう見てもそんなにトムのこと好きそうに見えないし…。(振られる前提で見てるからかもですが…)もうトムがもどかしくってもどかしくって完全にトムの味方なワタクシ。
そんなサマーちゃん「ホントの恋なんて信じない」とか「誰のもにもなりたくない」なんて豪語してたくせに、あっさり他の人と結婚したりして、そりゃぁトムが可哀想過ぎるだろう。
それならそうとはっきり言ってあげればトム君もスッキリしたろうに…。
うーん、トム君がんばれ!と思っていたら、失意のトム君にも新しい出会いが。
でもね~その女の子の名前が「オータム」って、これはどうなの~?
もうこうなりゃ、オータムに振られウィンターと出会い、スプリングと結婚しちゃえ!って感じでちょっとガッカリ。変に出来すぎてて、これはいただけません。
色んなレビューを読むと、この映画とてもポイントが高いので恋愛映画が好きな人にはいい映画なのかも?
でも、奇跡も赤い糸も信じてない超現実主義な私の趣味ではありません。ってか、私がこういう恋愛映画に興味がないだけでなんですが…。
ちなみにサマー役のゾーイ・デシャネル誰かに似てるな~と思っていたら、「ボーンズ」のエミリー・デシャネルの妹だそうで、この姉妹綺麗だけど顔が濃いよな~。

ところでこの映画、500のところにカッコが付いてるんですが、これは何か意味があるんでしょうか?それがめちゃ気になります。


映画「アバター」

2010年01月02日 | 映画
『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督作品ですが、『タイタニック』自体好きじゃないワタクシ。あまり期待せずに見に行きました。
友達が3Dが良いと言うので、多少料金は高めですが、3Dで観賞。
いや~映像がきれいだわ~。
3Dというとどこかのアトラクションの飛び出す映像を想像しますが、これは飛び出すより奥行きがすごい。
「目が良くなる」とか「絵が飛び出す」とかいう3Dの本が見れる人にはわかると思いますが、とにかく透明感があって奥行きが広くってとてもキレイ。
足が不自由な元海兵隊員のジェイク、急死した兄の代わりに衛星パンドラ行きの任務を受ける事に。
眠っている間に、パンドラの住人と人間の遺伝子から造られた肉体に入り込んで、パンドラ侵略計画を実行するはずがパンドラに住むナヴィに捕まってしまうジェイク。とりあえず外見はナヴィなのでそこに上手く入り込んで、目覚めてはパンドラの地形なんかを地球軍に教えるスパイなジェイクですが、そのうちにすっかりナヴィの女性ネイティリと恋仲に。
地球軍はパンドラの森の希少鉱物が欲しいけど、そこはナヴィ族の神聖な場所。
それを力で奪おうとする地球軍に反発するジェイクと数人の地球人。
でもね~、これ絶対地球軍が悪い。ジェイクじゃなくても、そりゃぁ造反するよ~。
しかもパンドラじゃ地球人は普通に息もできないし、そんなとこ侵略してどうするんだ?
これはもう見てる人たち全員がナヴィの味方。
結局ジェイクはナヴィとネイティリの為に地球軍相手に戦いに挑みます。
地球軍はミサイルやらダイナマイトやらで攻撃。でもナヴィは弓矢。
んなもん勝てるわけないやろう、と思いきやお約束の主要人物だけ生き残ってナヴィの勝利。
最後までしつこくナヴィを攻撃する地球軍のおっさんのラスボスがしぶとくて…。
うーん、内容はつまんね~。
もうこれは映像美だけが絶賛できる映画です。
ただね~ナヴィの容姿がちょっと怖い。
3Dなので当然こちらがわに映像が飛び出してくるわけですが、そばで見れてもあまり嬉しくないヒーロー&ヒロイン。
うーん、もう少し可愛く作れなかったのかな~?
まあ勧善懲悪、ハッピーエンドということで楽しいアドベンチャー映画でしたが、3D映像じゃなかったら個人的にもっと評価は低かったかもです。
とりあえず私にとっての初3D映画。
ジェームズ・キャメロンだし、内容はともかく映像がきれいだったので満足です。
でもやっぱり2000円は高いかもです。


映画「スペル」

2009年11月24日 | 映画
ネタバレあります。

おすぎが誉めてたと友達が言ったので見に行きましたが、始まって20分で帰りたくなりました。
B級ホラー好きにはたまらない内容&演出だろうけど、これはないわぁってくらい、怖いと言うより笑ってしまうくらいベタな作りのホラー映画です。
真面目で上昇志向の強いクリスティンは銀行の融資係。
そこへ不動産ローンの延長を求めにやってきたバアさんガーナッシュ夫人。払わないと家を追い出されるから何とかしてくれとクリスティンに泣きつきますが、昇進を狙ってるクリスティンは上司にいいところをみせたくて、これを拒否。
そこでこのバアさんの逆恨みをかってしまいます。
その日クリスティンが帰ろうと駐車場に行くと、バアサンが待ち伏せ。いや~このバアサンの強いこと強いこと。
負けてないクリスティンに切れたバアサン、クリスティンのコートのボタンを引きちぎり「このボタンの持ち主に呪いをかけてやる!」とかなんとか言って去っていきます。
しかし、そこからクリスティンの周りではおかしな現象が起こり始めます。
これがもう、オカルト映画定番の怪奇現象のオンパレード。
変な物音に、突風が吹いて勝手に窓が開いてとか、夜中隣に寝てる恋人が突然バアサンになって襲ってくる夢とか…。これが映像はともかく音で脅かそうとする趣向で、いきなりでかい音が響いたと思ったらバアサンのどアップだったり、うるさいっていうかとにかく音にビックリして、これにはうんざり。
しかもワタクシの大嫌いな嘔吐する場面がやたら出てくるし…。バアサンやたら口から色んなものを吐き出して、そのたびにヒロインの顔面直撃。
まさかホントに吐いてるわけじゃなくCGなんだろうけど、口から虫やら得体の知れない液体が出てきて、見ていて気持ちのいいもんじゃありません。
ということでクリスティンが占い師に見てもらうと、バアサンにラミアの呪いてやつをかけられたらしく、しかもバアサンに助けを請おうにも、なんとバアサンは死んじゃったという…。
3日後には地獄に引きずりこまれるので、その前に何とかしないといけないと言われ、とりあえず動物の血のいけにえを実行。
そんなんで収まるわけないだろうと思うのに、クリスティンったらスッキリした顔で、恋人の両親に会いに行きます。うーん、さっきまで怪奇現象に悩まされてたんだから延期してもらえよと思うけど、そこは上昇志向の強いクリスティン、なんとしてでも早く恋人の両親に気に入られなければと、おしゃれをして出かけていきます。
が、しかしここでも(お決まりの)食べ物から虫が出てきたりして、半狂乱になったクリスティンを見た相手の母親は、当然のことながらクリスティンを頭がおかしい娘扱い。
窮地に立たされたクリスティン、霊媒師に除霊を頼むも上手くいかず、地獄行きまであと何時間って時に、占い師から「呪いをかけられたボタンを他人に渡せば助かる」と聞きます。ってか、んなこと早く言えよ!占い師!
ということでクリスティン、死んだバアサンにボタンを渡す事に。
雨振る夜中に(これも定番)たった一人でバアサンの墓を掘り起こすクリスティン。しかしここでも死んだはずのバアサンンが襲ってきて、恐るべしガーナッシュ夫人。
やっとバアサンの口にボタンの入った封筒をくわえさせ一件落着。
さて翌日、新しいコートに着替えて、クリスティン恋人と旅行に出かけます。
うーん、深夜まで墓堀りしてたんだから今回はキャンセルしろよ~と思うけど、クリスティンそこもあきらめません。
ってか、このクリスティン、呪いをかけられたボタンがついてたコートをずーっと着てる無神経さ。気味が悪いから普通は捨てるだろう!!
ということで、恋人と待ち合わせのプラットホームへ。
新しいコートを着たクリスティンにこの恋人君ったら能天気に「前のコートどうしたの?車の中に取れたボタンが落ちてたよ」と呪いのかけられたボタンを差し出します。
ということで、クリスティンがバアサンにくわえさせた封筒に入っていたのは前に恋人にあげたコインだったというオチ。(おいおい、ちゃんと確認しろよ!!)
なんてことだと狼狽するクリスティン、そのまま線路に落ちてしまいます。
線路にできた地獄への穴に引きずり込まれるクリスティン。でも、これを引っ張って助けても走ってくる電車に轢かれるし、どっちにしてもクリスティンは助からないのでした。
うーん、ホームで待ち合わせって変なの~と思ったけど、このシーンの為にそこにしたのねと納得。
とにかくめちゃキショくて、全然怖くないばかばかしいホラー映画でした。
だいたい、バアサン逆恨みで呪いをかけるってちょっとひどくないか?このヒロイン何も悪い事してないのに…。ってか、こんなことで呪いをかけられちゃたまったもんじゃないけど、逆にこうも簡単に呪いがかけられるバアサンって何者?
でも結局このバアサン、正体がわからないまま映画は終わってしまい、うーんなんかスッキリしないぞ。
ってか最初にジプシーからネックレスを盗んだ少年が地獄に引きずり込まれるシーンがあるんだから、そこは、そのジプシーがバアサンだったとか…それなら納得するんだけど。
それにしてもこの映画、キャストに誰一人として有名人が出てないけど、まあそりゃぁこんな役誰もやりたがらないわな~。
ということで、もうおすぎの言葉にはだまされないぞ!!と思った映画なのでした。


映画「私の中のあなた」

2009年11月12日 | 映画
※ネタバレあります。
キャメロン・ディアスが母親役ってどうなの?と思いましたが、なんのなんのほぼノーメイクで子供の為に髪まで刈っちゃう愛情あふれる(病気の子限定)母親役を熱演されておりました。
11歳のアナは、白血病の姉ケイトに臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作によって生まれてきた女の子。
って、まず「そんなのがあるの!」「そんなことできるの!」ってことにビックリ。
姉が何かあるたびに痛い思いをして骨髄だか臓器だかを提供してきたアナ。
今回も姉ケイトの様態が悪くなり、手術をすることに。
そんな時、アナが「もうケイトの為に臓器提供するのはいやだ」と両親を相手取って控訴を起こします。
両親は今回もアナが姉ケイトの為に快く手術を受けてくれると思っていたので、目が点状態。
ヒステリックに怒り出すキャメロン母さん。
このキャメロン母さん、アナはケイトを助けるために生まれてきたんだから臓器提供するのが当然って思ってるのがすごい。ってか、アナには愛情がないのか?と思うくらいケイトへの愛情が深すぎて、これじゃあアナが可哀想すぎと思うのは私だけじゃないはず。
もちろん病気の姉ケイトも可哀想。思春期の女の子なのに髪は丸坊主だし、肌もカサカサ。
そんなケイト、病院で同じ白血病の患者でちょっとイケメンの少年テイラーと出会います。
同じ病気と闘うという共通点もあり、ケイトは彼と恋愛関係に。もちろんアナもケイトの両親も二人を優しく見守ります。
そんな二人ですが、愛を交わした翌日からテイラーとは音信普通に。
「裏切られた」「捨てられた」と嘆くケイトの元に、テイラーが死んでしまったという悲しいお知らせが。ってか、もっと早く知らせてやれよ!
嘆き悲しむケイトですが、それは予感していたはず。
実はケイト、自分はもう助からないと死を覚悟していたようで、今回の手術が無駄になることを悟っていました。
ということで、アナに「手術を受けたくない」と両親を訴えるように指示したのはケイト自身。アナはケイトお姉ちゃんの言いつけ通りに動いただけ。うーん、とても優しいケイト姉さん。何かその気持ちがわかるような気がします。
そして最後にケイトは天国へ旅立って行くんですが、人が死んでしまう映画にもかかわらず見終わった後、とても優しい気持ちになります。
映像も明るくて綺麗だし、やっぱり愛がいっぱいあふれている映画だからか、全然暗く感じません。
アナを演じてるのは「幸せの1ページ」でニモを演じたビゲイル・ブレスリンちゃん。
あいかわらずしっかりした女の子ですが、とても良い演技をしています。
で、気になったのがテイラーを演じてた少年。どっかで見たような気がして調べてみたら、ドラマ「ターミネーター サラコナー クロニクルズ」にジョンコナー役で出ているトーマス・デッカー君でした。いや~坊主頭だったんで全然わかりませんでした~。
ちなみにデッカー君、最近人身事故を起こして逮捕されちゃったそうですが、大丈夫か??


映画「ハリーポッターと謎のプリンス」

2009年08月01日 | 映画
ハリーポッターシリーズは1からずっと、本を読んで映画鑑賞してきましたが、いつも映画は本に比べると物足りないな~と思っていました。
特に前作の「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」。あれだけ分厚い本を2時間半~3時間の映画にどうやってまとめるんだろうと思ってたら、やっぱりかなり短縮されて何だか肩透かし。
個人的にネビルの事が気になってたのに、映画ではネビルは全くのスルー。うーん、この子だってハリーと同じような境遇なのに…。
ということで、今回の「謎のプリンス」は、本を読まずに鑑賞しました。
実は私、本のハリーはあまり好きじゃありません。周りの親切や心配を無視して、アホな単独行動とったり、どうも自分の立場がわかってない。
その点では映画のハリーは優等生。でも「不死鳥の騎士団」の時はちょっとイラっときたけど…。
個人的にシリウスブラックが好きだったのでシリウス亡き後のハリポタもなぁとは思いながら、やっぱりここまで見続けたんだから、最後まで見るべきかな~と思いながらの鑑賞でした。
ということで、ネタバレ含みます。


今回のシリーズは季節が冬ということもあって、全体的に場面が暗い。
しかも今回あまりハグリッドが出てこなくって、なんか物足りない。
そして今回のハリーは、ロンとハーマイオーニの恋愛話の中ではちょっと脇役っぽくって、しかも無謀な単独行動もなく、いたって優等生。
そういえば確か前作までは上級生のチョウに夢中だったはずなのに、いつの間にかロンの妹ジニーに恋してるハリー。
その上いつも優等生でクールなハーマイオーニがロンに夢中で、ロンの取り巻きの女の子にやきもちを焼いたり、ちょっといつもと違う雰囲気。
それにしても魔法学校だけあって、自分でほれ薬を作って相手に飲ませようとしたり、魔法が使えたら何でもできるのね。
さて、題名の「謎のプリンス」ですが、個人的にもしかしてネビルの事?それともあの嫌味なドラコの事?と色々想像していましたが…そうかプリンスってスネイプの母の旧姓なのね。
ちなみに原題は「Harry Potter and the Half-Blood Prince」なので「混血のプリンス」というわけで、スネイプは父親がマグル出身、母親が魔法使いのハーフってわけなのね。
うーん、そんなの映画見ただけじゃわからないよぉ。
さて、この映画も6作目。出演人も大人になってきました。
特に、ドラコ役の俳優さんトムフェルトン君、めちゃめちゃ背が伸びて大人っぽく成長。この回では、ヴォルデモート卿から危険な使命を受けてるので、いつものようにハリーに絡んだりせず、ほとんどクールな単独行動。何かこの子もかわいそう。
結局スネイプの裏切りでダンブルドア校長が死んじゃうし、前途多難のハリー。
この映画で誰かが死ぬというのは知っていましたが、まさかの校長の逝去。
個人的にはネビルかドラコが死んじゃうと予想してたので、かなりビックリ。
でも、これって「ロードオブザリング」みたいに次回作でひょっこり校長が生き返ってるなんてことはないのかな~?
どっちにしてもあと2作(?)
やっぱり本は読まずに見たほうが新鮮で良いかもです。


映画「ノウイング」

2009年07月21日 | 映画
予告を見て、この内容がまったく想像できなかった映画です。
ということでかなりネタバレ含みます。

50年前に当時の小学校の生徒たちが埋めたタイムカプセルを空けるセレモニーが行われ、その中身が現在の小学生に配られます。そこで宇宙物理学の大学教授ジョン(ニコラス・ケイジ)の息子ケイレブが受取ったものは、数字が羅列されたメモ。
この数字が気になるジョンは数列を解析し、羅列された数字が過去の惨事と関係がある事に気づきます。
つまり羅列された数字は、ここ50年間の惨事が起こった年とその犠牲者数、そして起こった場所(座標)を表していたわけです。
しかし、その数字には先があり、これから起こる惨事も予告していていたので、ジョンはそれを阻止しようと頑張ってみます。
うーん、これがちょっとおかしいのよね~。
あんた一人で何ができるの?って感じで、結局飛行機事故を目の当たりにしながらなすすべもないジョン。そりゃそうだ。
ジョンは当時このメモを書いたというルシンダという人物を探しますが、ルシンダさんは既に死亡。
ルシンダの娘と孫娘に近づき、色々と探っていきます。
当時ルシンダは不思議なささやき声を聞き、まるでとりつかれたように数字を書いていったのですが、実は未完成。
そしてなんと、ルシンダの孫娘もジョンの息子ケイレブも、ささやき声が聞こえていたのです。
ささやき声が聞こえる時は不審な人物が現れるんですが、これはジョンにも見えてる背の高い謎の男(ちょっと昔のデビッドボウイみたい)。でも不思議な力を持っています。
その人物におびえつつも、次に惨事が起こる場所を特定し、警察に通報するも無視されるジョン。逆に怪しい人物扱いされ逃げるはめに。そりゃそうだ。
そして最後の予言。これは場所が特定されていません。
そこでジョン、最近の太陽の異常な動きに気づきます。
太陽と地球が近づいて、地球が火の海になると予想。
って、そんなに急に大異変が起こるのか~?とここでちょっと興ざめ。
だってそれまでに「10月なのに暑いわね~」くらいしか、ヒート現象の様子は語られず、今まで普通に生活していたのに、急に地球はもうダメです。地下に隠れてくださいって言われてもね~。
結局時々現れる背の高い男は(宇宙人か神なのかよくわからないけど)、地球絶滅を知り、人類の存続のため新しい地に連れて行く人物を探してた模様。そして選ばれたのがルシンダの孫娘とジョンの息子ケイレブ。
結局人類が滅亡すると悟ったジョン、子供をそのわけの解らん奴等に引き渡してしまいます。
いやね、そりゃぁ足元まで炎が来て、こりゃダメだ状態ならともかく、まだ何も起こってない時点で、そんなに簡単に子供をよそへやるか?しかも相手は何者かもわからないのに…。
なんかこのあたり変に宗教じみてて、なんじゃこれって感じです。
最近マヤ文明が予言した「2012年地球崩壊説」があちこちで話題になってるけど、これもそれに乗っかったお話なのかな~?
で、とりあえず予言どおり地球は火の海になって、崩壊していくんですが、助かった二人の子供(ルシンダの孫とジョンの息子ケイレブ)はどこか新しい惑星に降り立って、そこで新生アダムとイブとして生きるって結末。
うーん、この最後のシーンの背景何かに似てるな~と思ったら、はるか昔に見た丹波哲郎の「大霊界」だ。(それくらい映像がショボイ)
ということで賛否両論ありそうな映画ですが、私的には色々突っ込みどころもあるけど、それなりには面白かったです。(だってあんなラストって珍しくない?)
特にケイレブ役の男の子チャンドラー・カンタベリー君が可愛くって、この子が助かるならまあ良いか~って思える映画です。
でも人には勧めませんけどね。