CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-025「ダーク・クライム」(イギリス・ポーランド・アメリカ)

2019年01月27日 00時08分49秒 | イギリス映画
川の流れには終わりと始まりがある
 今では記録係をしている警官タデックは、かつて犯人検挙に至らなかった性風俗クラブ、ケージでのサドウスキー殺害事件について再捜査することに。
 ケージでの記録映像を発見し、出入りしていた小説家コズロフが犯人だと確信するタデックだったが、当時同じ事件を担当した長官グレガーやその周囲の者たちは事件の真相について触れられたくないかのような態度を取る。(「KINENOTE」より)


 未解決事件を捜査する刑事の運命と事件の行方を描いたサスペンス・ミステリー。

 主役の刑事、タデックを演じたのは、「マスク」等のジム・キャリー。

 コメディのイメージがいまだにあるが、「ナンバー23」などシリアスな作品でも頑張っているようだが。


 タデックは何かしらの理由で警察をクビになりかけ、今は記録係で働いている。

 そんなタデックは、未解決である、性風俗クラブに絡んだサドウスキー殺害事件を再捜査する。

 それは、自らの汚名回復と長官であるグレガーの収賄に関わっていると思われる。

 果たして、タデックは事件を解決し、自身の汚名を雪ぐことが出来るのか。

 
 重苦しい雰囲気で話は展開し、興味深いものがある。

 事件そのものは単純であるが、犯人と思われる人物とその周囲、更に長官がどのように繋がっているのか、なかなか判別しづらい。

 自身の小説に、詳細のよく似た事件を書いているということで、タデックは小説家のコズロフを犯人だと確信し、追い詰めるが、どこか盲目的なところもあり、果たしてコズロフが真犯人なのかも読み辛い。

 ラストはどんでん返しまでとはいかないが、新たな真実が明らかになるという展開。

 判りづらい事件の展開と顛末ではあったが、更なる破滅に進んでいくような危うさもあり、興味深い展開のサスペンスである。

/5

監督:アレクサンドロス・アヴラナス
出演:ジム・キャリー、マートン・ソーカス、シャルロット・ゲンズブール
   アガタ・クレシャ、ロベルト・ヴィェンツキェヴィチ、カティ・オウティネン
   ヴラド・イヴァノフ、ピョートル・グロヴァツキ、ズビグニエフ・ザマホフスキ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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