CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-017「さんかく窓の外側は夜」(日本)

2021年01月26日 21時15分29秒 | 日本映画
肉、食べたくないですか? 
 幼い頃から幽霊が視える特異体質に悩まされてきた青年・三角康介。
 ある日、そんな彼の前に心霊探偵として警察にも協力する凄腕の除霊師・冷川理人が現れ、三角の特異体質を見込んで助手にスカウトする。
 やがて2人は刑事・半澤の要請で、ある未解決殺人事件の捜査協力をすることに。2人で調査を進めていくうち、呪いを操る謎の女子高生・非浦英莉可の存在が浮上してくるのだったが。(「allcinema」より)


 霊を祓うことが出来る男、冷川理人が、霊が見える青年、三角康介と出会い、彼を助手として雇い、呪われた事件を解決する様を描いたミステリー・サスペンス。

 霊が見えるということで、ホラー要素もあるのだが、怖さを感じさせるシーンは少なかったな。

 どちらかと言えば、霊や呪いの謎を解決していくというミステリーで、更に人間ドラマの要素も強かった。

 冷川と三角は、刑事の半澤から依頼された未解決事件を調査するうち、呪いを操る女子高生、非浦英莉可の存在を知る。
 
 この非浦英莉可は、相手を目の前にし、念じるだけで呪いをかけることが出来るのだが、最初にかけた相手とその顛末は驚き。
 彼女でなくても良かったのになという感じの短い登場だったな。

 事件を追っていくうち、やがて冷川と三角の過去がまとわりついていくる。

 自分の能力を嫌い、それによって重い過去を背負ってきた三角。
 凄惨な事件の真っ只中で生き残るも、記憶を失った冷川。

 それが、やがて明らかとなり、昇華されていく様は、正に人間ドラマ。

 それ以上に気になったのが、冷川が三角に最初に会った時、「君は正に僕の運命」と言ったり、霊を祓う時に、三角の背中から抱きしめるようにし、その胸に手を当てて行う様子など。
 そして、二人が話す様を見ていると、どうもBL要素も強い感じがしたな。

 ハッキリと気持ちを表すようなシーンはなかったが。

 事件の解決も少し、曖昧な感じとどこか観念的なものがあって、スッキリ解決という感じではなかったかな。

 バディものとしての面白さは多少あったかな。

 ご多分に漏れず、続編を匂わせるラスト・シーンであったな。

/5

監督:森ガキ侑大
出演:岡田将生、志尊淳、平手友梨奈、マキタスポーツ
   新納慎也、桜井ユキ、和久井映見、筒井道隆、滝藤賢一
於:TOHOシネマズ池袋

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