CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-033「ユー・アー・ノット・マイ・マザー」(アイルランド)

2023年02月14日 00時43分56秒 | アイルランド映画
本当に怖いのは家族だから
 ハロウィンの前週、少女チャーの母アンジェラが不可解な失踪をした。
 翌日の夜、アンジェラは何事もなかったかのように帰宅するが、失踪については何も話そうとしない。チャーと祖母リタは、そんなアンジェラの様子に違和感を抱く。アンジェラは見た目や声こそ変わらないが性格も立ち居振る舞いも失踪前と異なっており、まるで悪意ある何者かに取って代わられたかのようだった。
 やがてアンジェラは、常軌を逸した行動を取り始める。(「作品資料」より)


 主人公の女の子、字幕ではシャーとなっていたが、チラシなどの資料は全てチャーとなっているな。

 ここは字幕に倣って。

 情緒不安定気味であった母親のアンジェラが失踪。

 家族が心配する中、翌日の夜には、戻って来る。

 しかし、どことなく様子がおかしいアンジェラに対し、母親ではないという違和感を抱くようになるシャー。

 そんな中、叔父のアーロンが突然倒れたりしてシャーの周囲で不穏な出来事が起き始める。

 どうもシャーは、赤ん坊の頃に火にくべられるという経験があり、それが今回のことに繋がっているような雰囲気もある。

 やがて祖母から、嘘とも誠とも取れぬ話を聞かされるシャー。

 果たして、失踪から戻ってきたアンジェラは本当に母親なのか。

 母親でなかったら、何モノなのか。

 アイルランドの民間伝承をモチーフとした話らしく、祖母が語った内容がそれに当たるのだろう。

 アンジェラの異様な雰囲気は少し怖かったが、全体的には薄気味悪さが漂う雰囲気。

 天気がいつも悪かったしな。

 しかし、アンジェラも怖かったが、シャーの同級生も違う意味で怖い存在であったな。

 不気味さと話の行き着く先が興味深い作品であった。

/5

監督:ケイト・ドーラン
出演:ヘーゼル・ドゥープ、キャロリン・ブラッケン、ポール・リード、イングリッド・クレイギー、エーオイフェ・スプラット
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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