CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-190「ダークレイン」(メキシコ)

2023年08月03日 00時10分16秒 | メキシコ映画
無実の人を逮捕しなければ
 世界中が記録的な豪雨に襲われた夜。人里離れたバスステーションで、偶然居合わせた8人の男女が立ち往生していた。
 やがて1人の女性がウィルスに感染したような症状を見せ、正気を失ってしまう。ラジオから流れてくる情報によると、原因不明の伝染病で外でもパニックが起きているらしい。
 彼らは建物から出ることもできず、1人また1人と感染していき。(「作品資料」より)


 豪雨の夜にバス・ターミナルに集まった男女が未知の何かに怯える姿を描いたサスペンス・スリラー。

 最新作が公開されるイサーク・エスバン監督の以前の作品を一日限定でリバイバル上映された中の一本。

 2015年製作で、2017年の〝未体験ゾーンの映画たち〟で公開され、多分その時にも観ているとは思うのだが、あまり思い出せなかったな。

 世界規模の豪雨で、バスも遅れてやって来ない中、バス・ターミナルに足止めされてしまう者たち。

 そんな彼らの中から一人、また一人と突然癲癇のような症状を見せる。

 ラジオからは、世界でも原因不明の伝染病が蔓延していると伝えており、バス・ターミナルの面々はウイルスに怯え、症状を発した者たちを遠ざけようとする。

 そのウイルスに犯されたかもしれない症状というのが、驚きのもので、滑稽に感じるものでもあったな。

 しかし、何故そのような症状が発するのか?

 元凶かもしれない者を責める周囲の者たち。

 そして、クライマックスにその原因が明かされるのだか、思いも寄らぬものだったな。

 加えて、ちょっと社会を皮肉っているのかなという感じも受けるものだったな。

 かなり突飛な内容の恐怖であったが、得体の知れない恐怖に緊迫感高まるスリラーであった。

/5

監督:イサーク・エスバン
出演:グスターボ・サンチェス・パッラ、カサンドラ・シアンゲロッティ、フェルナンド・ベセリル、ウンベルト・ブスト、ルイス・アルベリティ、アルベルト・エストレヤ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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