CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-193「ターゲット 出品者は殺人鬼」(韓国)

2024年07月01日 00時10分38秒 | 韓国映画
なぜ犯人を煽ったんですか

 新居に引っ越したスヒョンはネットのフリマサービスで中古の洗濯機を購入する。しかし、後日壊れた洗濯機が届き、スヒョンは詐欺にあったことに気づく。

 警察から捜査に時間がかかると告げられたスヒョンは、売り主のアカウントに直接連絡をとり、返金を要求するが相手にされない。そのことで感情的になったスヒョンは、相手に怒りに満ちたメッセージを送りつけてしまうが、それ以来、彼女の身に恐ろしいことが次々と起こり始める。

 捜査に動き出した警察は出品者の家を訪れるが、そこには思いもよらない事態が待ち受けていた。(「作品資料」より)


 ネットのフリマサービスで購入した洗濯機が故障品。

 怒った買主のスヒョンは、相手をネット上で見つけ、怒りをぶつけるが、そこから思いも寄らぬ恐怖に陥ることになる。

 フリマではトラブルが多発しているらしいが、その究極のトラブル、恐怖を描いている。

 まず、購入にあたって現物を見てからということで、売主の部屋を訪れるという。

 知らない人間の部屋を訪れるというのも、知らない人間を部屋に招くというのも危険を感じるな。

 そして、犯人を煽ったスヒョンは、身に覚えのない商品が部屋に届いたり、見知らぬ男が訪れてきたりする。

 スヒョンの話を聞いても、なかなか動かない警察であったが、ある事柄が発覚すると、捜査に乗り出す。

 身の危険にまで及んでくる中、果たしてスヒョンは犯人の嫌がらせから逃れることが出来るのか。

 そして犯人を捕えることは出来るのか。

 ネット上の匿名の人間からの攻撃、スマホやパソコン上の個人情報を盗まれてしまう恐怖などをサスペンスとして描いている。

 目に見えない人物からの恐怖でもある。

 終盤は警察を交えた激しい攻防が描かれ、カー・アクションなどもある。

 そもそも出品される商品がいわくのあるものかもしれないという恐怖もあったな。

 どんどん追い込まれていくスヒョン。

 先行き気になる展開と共に、ネットでのフリマサービスの怖さも描き、興味深い作品だった。

/5

監督:パク・ヒゴン

出演:シン・ヘソン、キム・ソンギュン、カン・テオ、イム・チョルス、イ・ジュヨン

於:シネマート新宿

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