日本の心を伝える会メールマガジン vol .269♪
2011/2/14(月曜日)
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【転送歓迎】
世界カワイイ革命
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わが国の大衆文化が世界中に受け入れられています。
歴史的に見れば、古くは浮世絵、少し前はカラオケ、
つい以前はマンガ、アニメ、ゲームなど、そして今は
「カワイイ」ファッションです。
世界の文化の中心地(と言われる)のパリ娘も、
カワイイ・ファッションに夢中のようです。
パリでは、日本のマンガ、アニメなどを紹介する
「ジャパン・エキスポ」が、2000年から開催されています。
当初は数千人の入場者でしてが、毎年みるみる増え、
昨年は18万人にも膨れあがりました。
このようなイベントは、イタリア、スペイン、アメリカ、
ブラジルなどでも開かれ、万単位の入場者があるそうです。
反日教育に精を出しているあのシナも、オタクはそのまま
「御宅」と書き、北京にはアニメのフィギュアやコスプレショップ
などが沢山あるそうです。
そのシナで「マンガ・アニメの中で好きなキャラクターは?」
との調査がありました。
20のキャラクターが挙げられましたが、その内、実に19が
日本のキャラクターでした。
日本は大嫌いだけど、マンガ・アニメは大好き、否、内緒では
日本が大好きなのかも知れません。
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なぜ日本のマンガ・アニメが世界に広がったか、
その素地を2つの視点で見てみたいと思います。
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1つ目は、平安時代の昔から、日本にはすでに
マンガ・アニメがあり、その伝統が続いて世界にないオリジナル
なものを生み出していることです。
京都の中心地からバスで1時間、辺鄙な山の中の高山寺に、
「鳥獣人物戯画」が伝わっています。
国宝です。
長さ10メートル以上の絵巻物です。
ウサギ、カエル、サル、ネコなどが擬人化され、
相撲を取ったり、弓を引いたりして、活き活きと描かれています。
そこにはすでに、現代のマンガ・アニメで用いられている
技法が見られます。
例えば、ウサギが早足で走る動きを出すために、背中から
何本もの「効果線」を引いたりしています。
この鳥獣人物戯画は、墨の線書きのみで表現されていますが、
極彩色のものも、「源氏物語絵巻」、「伴大納言絵巻」、
「信貴山縁起」など多数あります。
余談ですが、現代の安全工学の理論で「ハインリッヒの法則」
というものがあります。
1つの大事故があれば、その下に29の中事故、300のヒヤリ
事故があるというものです。
それから考えると、これらの優れた絵巻物を描くトップクラス
の絵師の裾野には、修行中を含めて膨大な絵師の層があり、
それを維持できる経済力が社会にはあったと推測できます。
豊かだったのです。
学校の歴史教育では、民は常に搾取され虐げられてきた
と教えられてきましたが、それはウソでであることが分かります。
脱線しました。
このマンガ・アニメの伝統は、江戸時代の浮世絵に
繋がって行きます。
そして現代、ドラえもん、ポケモン、アタックNo.1、
美少女戦士セーラームーンが世界で大人気を浴びています。
ポケモンの動き回る姿は、鳥獣人物戯画を思わせます。
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2つ目は、主人公が人間的に成長していくという
ストーリーマンガです。
その中に日本人の精神性が込められます。
アメリカのスーパーマンは、戦う相手が変わるだけです。
日下公人さんは次のように述べます。
『ポケモンでは、ピカチュウは「ピカチュウ」と一言しか言わない。
ロジックも主語も述語もない。
それでも何に怒っているのか、何を嘆いているのかがチャンと分かる。
ポケモン的なオチでは、必ずしも勧善懲悪ではなく、
みんなで話し合って、手を取り合って、お互いに分かり合い、
涙を流しておしまい、と言うオチになる。
世界の子供達に、そのオチがうけている。』
『ストーリーマンガを見ると、お互い様、あっさり済ます、
大目に見る、手加減を加える、按配する、以心伝心などの
日本人の感覚が分かってくる。』
この主人公が成長するという概念は、神様も絶対の神様
ではなく、悩みながら成長するという、日本の神様の伝統から、
自然と出てきたものかもしれません。
これらが世界に受け入れられ、日本人の感性や価値観が世界に広まります。
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今、「KAWAII」が世界語化し、「世界カワイイ革命」が起こっています。
「カワイイ」の概念は、cuteでもない、prettyでもない、
beautifulでもない、lovelyでもない、coolが近い?、
否、今は「KAWAII」は、ストーリーマンガを通じて、世界中
でそのまま通じるようになりました。
パリでも、バルセロナでも、デュッセンドルフでも、
ミラノでも、バンコクでも、ソールでも、原宿ファッション
や女子高生の制服ファッションが大人気とのことです。
「カワイイ」が、若い女性たちにとって、重要な価値基準に
なっているのです。
各地の女の子にインタビューすると、
「キティの顔を見ているだけで癒される」、「原宿に行きたい」、
あげくの果ては「日本人になりたい」とか。
彼女たちのメッカが原宿です。
今原宿には、世界中からファッション関係者が集まってきます。
世界のどこにもないセンスが原宿にはあり、とんでもない
有名なファッションデザイナーも、新しいアイデアを求めて、
原宿に来ているそうです。
そして原宿に行ったことのある女の子は、日本をこんな風に評します。
「日本は伝統と現代性をミックスさせたところがすごい。
日本の文化の全てが好きです。歴史を含めて。」
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この「カワイイ」も、歴史をたどると平安時代の枕草子に
行き着くようです。
清少納言は「うつくしきもの」としていろいろ列挙します。
「うつくしきもの、二つばかりなるちごの、
いそぎて這い来る道に、いと小さき塵などのありけるを、
めざとくに見つけて、いとおかしげなる指にとらえて、
大人などに見せたる、いとうつくしき。」
ここには、小さきもの、かわいいもの、未熟なるものへの
親しげな眼差しがあります。
アメリカのあるジャーナリストは言います。
「日本は、スーパーパワーを再生している。政治・経済の
逆境と言うよく知られた状況に反し、国際的な文化の影響力は、
静かに成長している。80年代の経済パワーが成し遂げた以上
の文化的スーパーパワーを示している。」
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昨年の秋、日心会のMLは、「ひのもとおにこ」
の話題で賑わいました。
「日本鬼子」とは、反日教育を受けたシナ人の、日本人に
対する最大級の蔑称です。
その概念を、美少女「ひのもとおにこ」のキャラクターを
作って「日本大好き」に変えてしまおうという、
ネットの人たちの活動についてです。
この計画がネットに投下されるや否や、2週間で千件ものイラストが集まりました。
アニメや動画やイメージソングを作る人も現れます。
もの凄い層の厚さです。
それを見たシナの若者に反発のしようもないとまどいが現れているようです。
「こっちが罵声を送っていたはずなのに、
返ってきたのは萌えキャラ・・、なんかもう、無力感に苛まれる」
とは、彼らのネットの声です。
柔よく剛を制するか・・・。
いま、日本人の価値観が世界で受け入れられ共有され、
世界はどんどん日本が好きになっていきます。
それもこれも、神話から続く日本の文化の伝統の力があって
こそではないでしょうか。
そして、失われた10年、失われた20年と、うなだれたりはせず、
私達はもっと自信を持ってよいようです。
(資料)櫻井孝昌「世界カワイイ革命」(PHP研究所)
日下公人「そして日本が勝つ」(PHP研究所)
その他