
2023年6月、佐賀県の吉野ヶ里遺跡から石棺墓が発見され、邪馬台国の卑弥呼の墓では
ないのかの期待から全国で大きく取り上げられている。奈良県の纒向遺跡(まきむく)との
論争に終止符が打たれるのかが話題となっているが、私は数日前から、香川宜子著書の
「ユダヤアークの秘密の蓋を開いて 日本から《あわストーリー》が始まります」を読んでいる。
顔料に使われる朱色の辰砂(しんしゃ)が発掘されていた若杉山遺跡(阿南市)や、
魏志倭人伝の移動日数などから、阿波説も、あながち絶対に無いとは言い切れないのではと
個人的にロマンを持っていて、1度このような本を読んでみたかった。
剣山からソロモンの秘宝アークが発見され、阿波説を裏付ける古文書が見つかり、
それを政府が認めない限りは、あくまでも仮説にとどまるが、阿波説もロマンがあっていいと思う。
■簡単に要約
旧約聖書に記されたイスラエルの12部族のうち、行方が知られていない10部族を
「失われた10支族」といい、徳島に逃げ延びてきており、剣山の頂上付近に国を作った。
そして、宝であるアークを隠した。これが、ソロモンの秘宝伝説である。日ユ同祖論。
当時の日本人よりも高度な知能があり、四国を平定していく。
そして、後に邪馬台国になり女王・卑弥呼が誕生。
天皇家も、神武天皇から阿波国にいたという説。だから、眉山に神武天皇の像がある。
また、忌部氏の直径である三木家が、天皇の大嘗祭に麁服(あらたえ)を納める伝統が残っている。
高天原忌部族も、剣山に住んでいた。
なぜ、歴史は改ざんされたのか?は、平安時代前辺りに、ときの権力者により阿波国との
関係性を消されたとか。また、国学者で最も有名な本居宣長は、現人神である天皇の物語に
都合のいいように古事記を編纂。そして、現場で研究していないので曖昧であるとのこと。
伊勢神宮の灯籠には、ユダヤのマークであるダビデの星が使われており、徳島市の阿波史跡公園の
天石門別八倉比売神社にもダビデ像が使われている。ここは、卑弥呼の墓があるとされる場所。
この八倉比売神社は、現在の大日寺辺りまで社領があったようだ。また、阿波神代文字も所有している。
古代ヘブライ語と日本語には共通点があり、ユダヤ人が住んでいたから説。八咫鏡の裏側には、
ヘブライ語で書かれている。「私は在りて、在るものである。」←神の存在?
徳島市八多町で、八咫鏡は作られた説。秦氏の祖。
卑弥呼は、日神子(天照大神)で、古事記や日本書紀に登場する、イザナミ、イザナギ、
スサノオ、ツクヨミなどなど、実際に阿波国で存在していた人物であるとのこと。
※この著書では、徳島にある地名を用いて、ものすごく細かく書いていた。
弘法大師空海は、剣山から意識をそらさせるために、四国八十八ヶ所を築いた。
いわゆる結界である。そのため、四国は隠国(こもこく)ともいう。
徳島は、日本で唯一、電車が存在しない県であるが、これも結界に関係していると
唱える説もあったりする。後藤田知事は新幹線を徳島に呼び込もうとしているので、
単なるオカルト説であると思うが。。
神山町には、原子キリスト教(ユダヤ教)の信者が多い?
※今回、初めてこのような本を1冊読んでみましたが、本を探す際に、高根正教氏、
大杉博氏など、けっこういろいろな人が、阿波の邪馬台国説を唱えていることが分かった。
これらを解読するには、旧約聖書、古事記(日本書紀)、ヘブライ語、神代文字など、
政府の隠蔽説、剣山が国定公園であることなど、解明は超絶難しそうであると感じた。
中国の古文書が新たに見つかり、邪馬台国や阿波の歴史を示す新しい情報があれば、
一歩前進するのだと思うが、現状では運まかせなのかなとも思ったりした。
または、吉野ヶ里遺跡に新たな進展があり、邪馬台国の場所は決着がついてしまうか。。
■邪馬台国の機内大和説と九州説
・神功皇后(じんぐうこうごう)[第14代天皇・仲哀天皇の皇后]を
卑弥呼と見なした日本書紀の記述を継承した新井白石・伴信友の「機内大和説」
・九州の熊襲勢力が私的に通交したとする本居宣長の「九州説」
以上の2説から、邪馬台国論争は本格的になった。江戸時代までは神功皇后=卑弥呼だった。