

「正しい戦争なんてあり得ない。」
エンドロールのあとの短い字幕スーパーは強く訴えた。
2時間の特別ドラマ「僕たちの戦争」。
主人公は森山未來が二役を演じた。
『2005年を生きる尾島健太と年恰好がほぼ一緒の1944年に生きる石庭吾一。
ある海でお互いの体が入れ替わり生きる時代も入れ替わってしまう。
吾一は太平洋戦争の真っ只中、昭和19年夏、霞ヶ浦航空隊に所属する練習兵。(のちに特攻隊(人間魚雷)の兵隊になっていく)ある日、飛行機訓練中に墜落事故を起こす。
一方、健太はサーファー。台風通過後の大波を狙って海へ身を預けた。
そこへとてつもない大波が体を飲み込んだ。
このそれぞれの瞬間、何かの偶然で2人が入れ替わってしまった。。。』
設定あらすじはこんな感じだ。そして、、、
『入れ替わった主人公たちはそれぞれの時代の習慣や立場などギャップに苦しみながらも、いま出来ることを真剣に考え個々に実行していく。
最近を生きる吾一は戦後60年経った日本の姿に落胆しつつも生き抜くことを決意。戦争時代を生きる健太は行き場のない戦争の姿に落胆しつつも敵の攻撃を受けることにより体を張って突撃することを決意。
砲弾を浴びる親艦から人間魚雷で離れた。そして…。
一方、沖縄の海にきた吾一は潜水中。海から上がろうとしたところ腰からぶら下がっていたゴムひもが岩場に挟まり上昇できない。遠のく意識。そして…。
健太の彼女、鴨志田ミナミ(上野樹里)は海から上がってくるのが遅い健太を心配していた。見渡した視線の先には…。』
ここからクライマックスへ。
そしてエンドロール。
涙・涙・涙。マジ、止まらない。
以前、このブログでかいたことを思い出した。
それは、、、
『「生きる」ということ。』
哲学的なことは抜きにして、素直に感じたい。考えたい。
改めて痛感した。
>>ドラマサイトTBSテレビ
>>原作本サイト双葉文庫