2019年3月21日防大の卒業式が行われた。卒業生419人中11%あたる47人が任官を拒否した。(49名との報道もあり)25年ぶりの多さだ。グラフ参照。
拒否者が多いのは2003年からのイラク派遣の時期と2014年以降の安保法制成立によって戦場への派遣が現実化した時期。身の危険を感じたのでしょう。少ないのは2011年の東日本大震災以降。災害派遣が評価されてやりがいを感じたため任官拒否者が少なかったのでしょう。
自衛隊志願者の多くは国を守るためよりも災害救助によって人を助けたい、との動機が多数を占めています。
しかし、半田滋さんの記事によれば防大生の自衛隊拒否はこれだけに留まらない。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56590
退校者数+任官拒否者数+早期退職者数(卒業後幹部自衛官学校へ入学する8月までに辞めた数)は2005年には38.4%にのぼり、5人に2人が忌避したことになる。同年入校した女性34人の内19人、55%が辞めたことになる。安倍政権下での軍拡・海外派兵志向が任官拒否者の高止まりを招いていることは明らかだ。
防大生が自衛隊を辞めるのは社会情勢や経済的理由にもよるが、軍隊内部での絶対服従・人権無視・いじめ・暴力によって嫌気がさいたこともあげられます。
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