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支援する会ニュースの19号被告3人の証人尋問

2023-07-06 09:35:05 | 防大のいじめ・パワハラ

6 月  12 日(月)、第  14 回口頭弁論が横浜地裁10 
1号法廷で開かれました。88 の傍聴席がほぼ満員と 
なり、支援者だけでも  80 人が参加しました。 
今回の口頭弁論では、被告側証人  3 人の尋問を行いました。

いじめ・暴力を正当化 
「間違っていなかった」
午前中は    S 元学生の尋問が行われま
した。原告が 3 年生の時に剣道部の寒稽古にて、S 氏 
は原告を嘲笑い挑発する言動を繰り返し、体育館の壁 
に体をぶつける暴行も行っています。そのような行為 
を全て正当化する証言を繰り返しました。
原告に木刀で殴られた後、「取っ組み合いになり、 
原告は、Sから木刀で頭部を殴られ、首を絞められた。 
(訴状より)」事件についても、「ゆっくりと床に倒し 
て、動かないように押さえつけて教官を呼んだ」など 
と答弁しました。しかし、木刀で殴られた状態で冷静 
な対処が困難であるはずなのに「はっきり覚えている」 
などと不合理な内容です。

原告は「か弱い学生」 
という認識
午後は最初に M 元教官の尋問が
行われました。原告が所属していた小隊の担任でした 
が、原告が自衛隊横須賀病院に通院して適応障害など 
の診断を受けたことや自傷行為をしていた原因など 
を「知らなかった」などと証言しました。また、被告 
Y元学生による不適切な指導について、不適切なのは
「呼び出しの回数が多いこと」や「呼び出したが不在 
にしていたこと」などであるとして、Y氏による罵詈 
雑言などのいじめには一切言及しませんでした。
原告に関する指導記録の「添付資料」は、原告がY 
氏から受けたいじめの「詳細」が書かれていたとされ 
る文書ですが、作成した理由も「特に定めは無い」な 
どと、あたかも重要ではない文書かのような証言を繰
り返しました。

学生間指導の在り方
(ガイドライン)は「覚えていない」
最後に被告Y元学生の尋問が行われま
した。Y氏は「学生間指導のガイドライン」について 
教育を受けたことをほとんど覚えておらず、「呼び出 
しによる指導は極力避けるべき」というガイドライン 
の記載内容を認識していませんでした。また、呼び出 
しの口実となった「入室要領ができていない」ことや 
「銃の取り扱いのミス」などの理由を正当化した上、 
「原告を怒鳴りつけたりばかにする言動はしたこと 
がない」、「反省文を書かせて破り捨てたことはない」 
などとうそぶきました。
証言台では、原告を内線電話で呼び出して、罵詈雑 
言を浴びせたり、苦しそうな原告を嘲笑ったりした事 
実などは、一切語りませんでした。
防衛大学校   いじめと人権侵害の裁判を
支援する会ニュース No19
左から
山本有紀弁護士 
田渕大輔弁護士 
原告からの置手紙 
(イメージ) 
柴田豊勝事務局長
今後の裁判日程
      7 月  12 日(水)お父さんと原告本人尋問
      8 月  28 日(水)原告本人尋問の続き
各、9 時  30 分から門前宣伝、10 時  30 分~15 時 
頃       101号法廷で傍聴、終了後報告集会