200時間プレイした感想。間男のラインに居場所を奪われたガドが無念すぎる。高橋哲也を許すまじ!
一部の汚点を除き名作、と称賛して差し支えないと思う。その汚点が個人的に大問題で製作者たちを許せないのだが。
カルナとガドには結ばれてほしかった・・・以下、ネタバレ含む長文感想。
終盤の第14章でカルナに横恋慕してるラインがガドに減らず口叩いてるシーンには正直イラっとしたものだ。「お前の出る幕じゃねぇっ」とね。
記憶を完全に消されても、それでも決してカルナだけは撃とうとしなかったガドの愛は本物だと思う。
「モナドで人は斬れない」という設定とカルナやオダマさんが「ガドは生きてるような気がする」と匂わせた時点で正直、先の展開は予想できた。
私にとって予想外だったのは、その予想通りになってこんなにツライとは思わなかったことだ・・・
特に許せないのは14章で一端を助かったガドを無理やり殺したことだ。
もしガドが生きていればエンディングで水辺でカルナたちと戯れているのは
ガドであり、ラインはどこかで負け犬の無聊をかこっているしかなかったであろう。
それを避けるために高橋哲也は無理やりガドを死なせたのである。
ラインがカルナに出会った時点でガドはカルナの婚約者であり
カルナの心にはガドがいた。それを無理やり捻じ曲げるためにガドを殺したしたのである。
エンディングでガドのことなどなかったかのようにラインたちと水辺で戯れるカルナとジュジュを見ているのは辛かった・・・。
そこはラインではなく本来はガドがいるべき場所だったのに。
っていうかジュジュ、ガドはお前にとって父親代わりのような人だったんじゃねぇのかよ!あっさりしてんな随分!
これではガドは浮かばれないぞ正直・・・。自分の婚約者が自分が死んだらあっさり別の男に
乗り換えてるのを見たら死んでも死にきれない。成仏できないだろう。
使徒ディクソンとの戦いで、護って死ぬのなんてダメ、とガドの献身をまるで否定するかのようなセリフをフィオルンに叫ぶカルナには耳を疑った。
最終盤の記憶空間における「思念体ガド」なんて登場も死者を冒涜しているようにしか思えず二重に腹が立ったものだ。
未来と可能性を語る本作ではあるが、死者には未来などないのだ。ただ凍結された過去があるだけ。
生きている者たち、カルナたちにとってはガドの死が10前、20年前の出来事となったとしても、時が止まった死者にとっては
たった今起きたことと変わらないのである。仮にカルナが寿命を迎えて巨神に還るとき、ガドと天国で再会して
顔向けできるのだろうか。何度も言うが死者にとっては時は止まっている。カルナにとってははるか昔のことでも
ガドにとってはつい先程の出来事なのだ。彼の死は。
その死者の屍を踏みしだいて彼らは未来を語っているのだ。本来あるべきだった死者たちの未来と居場所を押しのけて・・・・。
わかるか高橋哲也!たとえ創作物でも「人を殺す」というのはそういうことなのだ。その人の命と未来と可能性のすべてを奪う行為なのだ。
私は安易に人を死なせる創作者を軽蔑している。例外は銀英伝くらいなものだ。
カルナとラインのキズナトークはガドの無念を晴らすためにことごとく低評価になるような選択肢にしてやったぜ!
ガド、天国で見ていてくれたか!?アンタの無念を少しは張らせただろうか。ほんとふざけんなよ高橋哲也を許すまじ!
ゼノブレ1はカルナに横恋慕してる「間男ライン」とガドが戦う番外編が追加シナリオでほしいくらいだ。
ゼノブレ2は嫌な仲間キャラって皆無だったんだがその点だけは1は2に劣る。
自分の婚約者が自分が死んだらあっさり別の男に
乗り換えてるのを見たら死んでも死にきれない。ガドも成仏できないだろう。
本編のエンディングでラインたちと水辺で戯れるカルナとジュジュ。そこはラインではなく本来はガドがいるべき場所だ。
エギルさえいなければ本来彼はこの先何十年もカルナたちと幸せに暮らせたのだ。更に言えばラインを失恋させないために
14章のラストで無理やりガドを死なせた製作者が憎い。
カルナまで婚約者がいる身で(それも生存を信じてるはずなのに)別の男に惹かれる尻軽女みたいな
演出になっていてガドも無理やり殺され、本来はガドの居場所をラインに奪われるという、
ほんとにラインをあぶれさせないための胸糞悪い脚本でせっかくの名作が台無しである
どうせ新たなモナドで宇宙を再構成するのであればカルナとガドには結ばれてほしかった・・・
多くの人は感動するエンディングなのかも知れないが、私は死者たちが本来あり得た可能性と未来を
想起して見ていて辛かった。
落ちた腕の砂浜で「親にできることは子どもたちを見守ることだけ」とダンバンに語るリキ。
これは神と人の関係にも言えるのではないだろうか。自らの願いが叶わず不遇にある時、
人は神が何もしてくれないと嘆くが、神様にできることも人間たちを見守ることだけなのかも知れない。
神であるザンザと人間であるホムスとの対立。世界はどちらのものか。
この命題は私達の地球に置き換えてみれば地球自体は地球自身のものか人類のものか、
と問われているようなものだ。
私の感覚から言えば、地球は地球自身のものなので自然災害や伝染病という
かたちをとって人類がひどい目にあい、人類が滅亡に瀕しても地球の側に正義があると思える。
逆シャアのエコテロリズムはやりすぎだが(笑)
別の例え方をすれば、アナタの体に寄生しているノミやダニが
アナタの意思に逆らいアナタの体の支配権を主張しているようなものなのがシュルクたちの立場だ。
自分たちを生み出した「神」が実在する世界で神に逆らうことの難しさ。
「あたりの前のこと」が神と人では違いすぎる。神にとって当たり前のことは人にとっては非常識で非道
だし逆もまた然りである。
神と人、などという大仰なくくりでなくても人間の親子関係でもその認識のズレは
よくあることでもある。
「守りたいもの」が違ってくれば正義は自ずと違ってくる。
ただ個人的には、カルナとガドには結ばれてほしかった・・・
世間で「負けヒロインのメリア救済企画」と揶揄される番外編の「つながる未来編」だが、
「ガド救済企画」も作ってほしかったわ・・・
どのような事情や動機があったとしても、やはりエギルのしでかしたことはとうてい許されるものではないし
許してはならないのだと思う。ガドとカルナだけでなくフィオルンやコロニー6、コロニー9、・・・巨神界の多くの人の
命を奪い、人生を歪め、幸せを奪ったのだから。生きたかった人はたくさんいたはずだ・・・(機神を動かして更に何千人も殺してるしね)
そして、世間で「負けヒロインのメリア救済企画」と揶揄される
Switch版追加シナリオの「つながる未来編」だが
そのメリアを外してネネ(盾)とキノ(ヒーラー)をパーティーに加えたほうが
戦闘が安定する件、どうなんだ(笑)
だいたい嫁(フィオルン)に黙って他の女と飛行機旅行に行くとか
どういう了見だシュルクは💢
あと声に関してはWii版からの10年経過しての新録だから
浅沼晋太郎のシュルクが声がまるで違うwモッサリしてオッサン臭い
というか喉が枯れてる感じ。相当無理して出してるんだろうなぁ。
その点、メリア役の声優さんは声の印象が全然変わってなくて
凄いと思った。女性声優の方が年齢の影響を受けにくいのだろうか?
肝心のシナリオだが、ゲルガーみたいな露骨な胡散臭い男も出てきて
全然関係ない作品だけどBLEACHで見た番外編的な展開に思わず既視感(笑)
それとシュルクが皇都が危険だと知らせれても「どうしても皇都に行かなくちゃいけないんです」と
こだわる必然性が乏しくて納得できなかった。コロニー9にはフィオルンやダンバンなど
待っている人達もいるんだから
まずコロニー9に帰ることを第一に考えるのが自然じゃないか?
案の定、ネット上でも「負けヒロインのメリア救済企画」と揶揄されるSwitch版追加シナリオの「つながる未来編」だが
そのメリアを外してネネ(盾)とキノ(ヒーラー)をパーティーに加えたほうが戦闘が安定する件はもう苦笑いしか出ない。
結局一度もメリアをパーティーに参加させずにクリアしたよ(笑)
っていうか、為政者であり民衆統合の希望だと繰り返し作中で語られてる皇主が最前線で戦ってたらダメだろ(笑)
それとゲルガーの主張は一理ある。血統主義の理非はともあれ、実際問題、
ハイエンターの純血は常にテレシア化する危険性があるわけで、混血党が危険視するのも自然ではある。
ただ、最期の決闘も何の策もなく単身で挑むというのは考えなさすぎだろう。ゲルガーに奥の手を用意させておけよ脚本家!
それと、機神界のマキーナたちは故郷の隠れ里に帰れないと言っているが「ジャンクスがあれば帰れるじゃん(笑)」
全体的にシナリオに突っ込みどころ多すぎなんだよな。
ゼノブレイドシリーズの脚本はベタだし、先の読めるシナリオ展開も多いが、それでもきちんと王道を踏まえて
プレイヤーに今の私のように色々と思考させる力を持った脚本だしゲームではある。
ほんと間男ラインの部分がなければ名作、と称賛して差し支えないと思う。長文ご覧頂きありがとうございました。
一部の汚点を除き名作、と称賛して差し支えないと思う。その汚点が個人的に大問題で製作者たちを許せないのだが。
カルナとガドには結ばれてほしかった・・・以下、ネタバレ含む長文感想。
終盤の第14章でカルナに横恋慕してるラインがガドに減らず口叩いてるシーンには正直イラっとしたものだ。「お前の出る幕じゃねぇっ」とね。
記憶を完全に消されても、それでも決してカルナだけは撃とうとしなかったガドの愛は本物だと思う。
「モナドで人は斬れない」という設定とカルナやオダマさんが「ガドは生きてるような気がする」と匂わせた時点で正直、先の展開は予想できた。
私にとって予想外だったのは、その予想通りになってこんなにツライとは思わなかったことだ・・・
特に許せないのは14章で一端を助かったガドを無理やり殺したことだ。
もしガドが生きていればエンディングで水辺でカルナたちと戯れているのは
ガドであり、ラインはどこかで負け犬の無聊をかこっているしかなかったであろう。
それを避けるために高橋哲也は無理やりガドを死なせたのである。
ラインがカルナに出会った時点でガドはカルナの婚約者であり
カルナの心にはガドがいた。それを無理やり捻じ曲げるためにガドを殺したしたのである。
エンディングでガドのことなどなかったかのようにラインたちと水辺で戯れるカルナとジュジュを見ているのは辛かった・・・。
そこはラインではなく本来はガドがいるべき場所だったのに。
っていうかジュジュ、ガドはお前にとって父親代わりのような人だったんじゃねぇのかよ!あっさりしてんな随分!
これではガドは浮かばれないぞ正直・・・。自分の婚約者が自分が死んだらあっさり別の男に
乗り換えてるのを見たら死んでも死にきれない。成仏できないだろう。
使徒ディクソンとの戦いで、護って死ぬのなんてダメ、とガドの献身をまるで否定するかのようなセリフをフィオルンに叫ぶカルナには耳を疑った。
最終盤の記憶空間における「思念体ガド」なんて登場も死者を冒涜しているようにしか思えず二重に腹が立ったものだ。
未来と可能性を語る本作ではあるが、死者には未来などないのだ。ただ凍結された過去があるだけ。
生きている者たち、カルナたちにとってはガドの死が10前、20年前の出来事となったとしても、時が止まった死者にとっては
たった今起きたことと変わらないのである。仮にカルナが寿命を迎えて巨神に還るとき、ガドと天国で再会して
顔向けできるのだろうか。何度も言うが死者にとっては時は止まっている。カルナにとってははるか昔のことでも
ガドにとってはつい先程の出来事なのだ。彼の死は。
その死者の屍を踏みしだいて彼らは未来を語っているのだ。本来あるべきだった死者たちの未来と居場所を押しのけて・・・・。
わかるか高橋哲也!たとえ創作物でも「人を殺す」というのはそういうことなのだ。その人の命と未来と可能性のすべてを奪う行為なのだ。
私は安易に人を死なせる創作者を軽蔑している。例外は銀英伝くらいなものだ。
カルナとラインのキズナトークはガドの無念を晴らすためにことごとく低評価になるような選択肢にしてやったぜ!
ガド、天国で見ていてくれたか!?アンタの無念を少しは張らせただろうか。ほんとふざけんなよ高橋哲也を許すまじ!
ゼノブレ1はカルナに横恋慕してる「間男ライン」とガドが戦う番外編が追加シナリオでほしいくらいだ。
ゼノブレ2は嫌な仲間キャラって皆無だったんだがその点だけは1は2に劣る。
自分の婚約者が自分が死んだらあっさり別の男に
乗り換えてるのを見たら死んでも死にきれない。ガドも成仏できないだろう。
本編のエンディングでラインたちと水辺で戯れるカルナとジュジュ。そこはラインではなく本来はガドがいるべき場所だ。
エギルさえいなければ本来彼はこの先何十年もカルナたちと幸せに暮らせたのだ。更に言えばラインを失恋させないために
14章のラストで無理やりガドを死なせた製作者が憎い。
カルナまで婚約者がいる身で(それも生存を信じてるはずなのに)別の男に惹かれる尻軽女みたいな
演出になっていてガドも無理やり殺され、本来はガドの居場所をラインに奪われるという、
ほんとにラインをあぶれさせないための胸糞悪い脚本でせっかくの名作が台無しである
どうせ新たなモナドで宇宙を再構成するのであればカルナとガドには結ばれてほしかった・・・
多くの人は感動するエンディングなのかも知れないが、私は死者たちが本来あり得た可能性と未来を
想起して見ていて辛かった。
落ちた腕の砂浜で「親にできることは子どもたちを見守ることだけ」とダンバンに語るリキ。
これは神と人の関係にも言えるのではないだろうか。自らの願いが叶わず不遇にある時、
人は神が何もしてくれないと嘆くが、神様にできることも人間たちを見守ることだけなのかも知れない。
神であるザンザと人間であるホムスとの対立。世界はどちらのものか。
この命題は私達の地球に置き換えてみれば地球自体は地球自身のものか人類のものか、
と問われているようなものだ。
私の感覚から言えば、地球は地球自身のものなので自然災害や伝染病という
かたちをとって人類がひどい目にあい、人類が滅亡に瀕しても地球の側に正義があると思える。
逆シャアのエコテロリズムはやりすぎだが(笑)
別の例え方をすれば、アナタの体に寄生しているノミやダニが
アナタの意思に逆らいアナタの体の支配権を主張しているようなものなのがシュルクたちの立場だ。
自分たちを生み出した「神」が実在する世界で神に逆らうことの難しさ。
「あたりの前のこと」が神と人では違いすぎる。神にとって当たり前のことは人にとっては非常識で非道
だし逆もまた然りである。
神と人、などという大仰なくくりでなくても人間の親子関係でもその認識のズレは
よくあることでもある。
「守りたいもの」が違ってくれば正義は自ずと違ってくる。
ただ個人的には、カルナとガドには結ばれてほしかった・・・
世間で「負けヒロインのメリア救済企画」と揶揄される番外編の「つながる未来編」だが、
「ガド救済企画」も作ってほしかったわ・・・
どのような事情や動機があったとしても、やはりエギルのしでかしたことはとうてい許されるものではないし
許してはならないのだと思う。ガドとカルナだけでなくフィオルンやコロニー6、コロニー9、・・・巨神界の多くの人の
命を奪い、人生を歪め、幸せを奪ったのだから。生きたかった人はたくさんいたはずだ・・・(機神を動かして更に何千人も殺してるしね)
そして、世間で「負けヒロインのメリア救済企画」と揶揄される
Switch版追加シナリオの「つながる未来編」だが
そのメリアを外してネネ(盾)とキノ(ヒーラー)をパーティーに加えたほうが
戦闘が安定する件、どうなんだ(笑)
だいたい嫁(フィオルン)に黙って他の女と飛行機旅行に行くとか
どういう了見だシュルクは💢
あと声に関してはWii版からの10年経過しての新録だから
浅沼晋太郎のシュルクが声がまるで違うwモッサリしてオッサン臭い
というか喉が枯れてる感じ。相当無理して出してるんだろうなぁ。
その点、メリア役の声優さんは声の印象が全然変わってなくて
凄いと思った。女性声優の方が年齢の影響を受けにくいのだろうか?
肝心のシナリオだが、ゲルガーみたいな露骨な胡散臭い男も出てきて
全然関係ない作品だけどBLEACHで見た番外編的な展開に思わず既視感(笑)
それとシュルクが皇都が危険だと知らせれても「どうしても皇都に行かなくちゃいけないんです」と
こだわる必然性が乏しくて納得できなかった。コロニー9にはフィオルンやダンバンなど
待っている人達もいるんだから
まずコロニー9に帰ることを第一に考えるのが自然じゃないか?
案の定、ネット上でも「負けヒロインのメリア救済企画」と揶揄されるSwitch版追加シナリオの「つながる未来編」だが
そのメリアを外してネネ(盾)とキノ(ヒーラー)をパーティーに加えたほうが戦闘が安定する件はもう苦笑いしか出ない。
結局一度もメリアをパーティーに参加させずにクリアしたよ(笑)
っていうか、為政者であり民衆統合の希望だと繰り返し作中で語られてる皇主が最前線で戦ってたらダメだろ(笑)
それとゲルガーの主張は一理ある。血統主義の理非はともあれ、実際問題、
ハイエンターの純血は常にテレシア化する危険性があるわけで、混血党が危険視するのも自然ではある。
ただ、最期の決闘も何の策もなく単身で挑むというのは考えなさすぎだろう。ゲルガーに奥の手を用意させておけよ脚本家!
それと、機神界のマキーナたちは故郷の隠れ里に帰れないと言っているが「ジャンクスがあれば帰れるじゃん(笑)」
全体的にシナリオに突っ込みどころ多すぎなんだよな。
ゼノブレイドシリーズの脚本はベタだし、先の読めるシナリオ展開も多いが、それでもきちんと王道を踏まえて
プレイヤーに今の私のように色々と思考させる力を持った脚本だしゲームではある。
ほんと間男ラインの部分がなければ名作、と称賛して差し支えないと思う。長文ご覧頂きありがとうございました。