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可不可以? 又は 最甜蜜的負担

F4と内田篤人を愛でつつ、直観の趣くまま好き勝手に語ってます。
不好意思!

アタルちゃんって、占い師なのかな?

2019年03月24日 | Weblog
『ハケン占い師アタル』…脚本:遊川和彦


 へえ…最終回の視聴率、11.3%だったんだ 



 杉咲花ちゃんの圧倒的な存在感!
すでに2回目からはパターンが読めてしまったけれど、結局ズルズル見てしまった…
遊川和彦さんのドラマって、収まりが悪いから、最終回は心配したんだけどね。
あの視聴率40%越えで伝説となった『家政婦のミタ』(2011年10月~12月)も、
最終回はグダグダだったからね。
子どもたちがミタさん(松嶋菜々子さん)に感謝を伝えるシーンは悪くなかったけど、
ミタさんが自分の過去を長々と話す場面は、
ただただ「ドラマを終わらせるための言い訳」としか思えなかった…
NHK朝ドラ『純と愛』(2012年度下半期)に至っては、最終回だけじゃなく全編が破綻
主役の夏菜さんは割食ったよね…
朝ドラウオッチャーの英陸として、ワースト1の作品は、ダントツで『純と愛』だと申し上げましょう
『べっぴんさん』や『まれ』も、なかなかに悲惨だったけどね…

と、いうことで、遊川作品の中では、『アタル』は、割とよい最終回だったのではないでしょうか?

 アタルちゃんは、悩める人々を直接救ってくれる。
ドラマのコンセプトが…

悩み多き“働く人々”と会社を変える
ニュータイプの救世主が登場!
杉咲花×遊川和彦
が仕掛ける
平成最後の新“働き方改革


相談者に対して、口の利き方が乱暴になるのは、
「ああ、もう、コイツ何でこんなにウダウダしてるの?!」とイラついている視聴者からすると、
一緒に悪態ついてる気分になってスッキリする
でも、最後にはぶっきらぼうだけど、アタルちゃんが言ってくれるんだよね…
「あなたにも絶対いいところがある」「あなたにしかできないことがある」って…

ミタさんは何も言ってくれなかった…
すべてをパーフェクトにこなす家政婦で、何でも「あります」「できます」って言うけど、
子どもたちも、お父さん(長谷川博己さん!!)も、「自分はどうすればいいの?」といくら訴えても無表情…
でも…だから、皆自分で自分の心に問いかけて、自分で解決策を見いだしていった。
ミタさんは知らん顔をしていたのではなくって、自分で答えを見つけた家族を行動で支えた。

だから、今回『アタル』を見てて、「あ~、アタルちゃんは答えるんだ~」って思って見てました。
しかも、徹底的にアドバイスするんだよね。
言ってほしいことを、全部言う。

 アタルちゃんは占い師なのだろうか??
アタルちゃんは、「私は予言者じゃない」と言ってたことがあって、
この先に何が起こるかを当てるわけではないんだよね。
アタルちゃんには、その人が見えてる…
コンプレックスを抱えてしまったその時が見える…
今と、過去がはっきりと見える…そして的確なアドバイスができる…
これは「占い」なのか??
特殊能力によるカウンセラーじゃ???

 ま、その違いは置いといて…
英陸が一番心に残ったのは第6回。
部下のリストラを命ぜられたチーフ大崎さん(板谷由夏さん)が、悩みに悩んで、自分が会社を辞めようとしていた…
自ら「あなたを見ます」と、狭い部屋でアタルちゃんと大崎チーフが面と向かう…

このときのアタルちゃんのセリフがいいよね!

じゃあ
部下の気持ちなんて無視して

権力 振りかざす奴が
リーダーなわけ?

困った時は部下に丸投げ
結果が出なければ人のせい

うまくいったら
「自分がやった」って自慢する奴が

リーダーなわけ?

そいつらこそ偽物だから。

本物のリーダーは

誰よりも 悩んで悩んで
悩み抜く人間なんだよ。


見ていたほとんどの人が「そうだ、そうだ」って言って、めちゃくちゃうなずいたはずだよね。
クソ上司いるいる!!!!っていうか、そういうヤツばっかり!!!!!
そういう奴らを「偽物」って言ってくれて、
悩む大崎さんこそ、本物のリーダーだって、気づかせてくれた。

 最終回、会社を辞めたアタルちゃんを見送って、
大崎さんが改めて、自分たちの会社名をメンバーと確かめます。

会社の名前は「シンシア」=誠実
ひとつ、一つ仕事を誠実にやり遂げていってこそ、信頼が得られる…
そうしてこそ、自分にも仕事にも自信と誇りを持てる…


やってるふりばっかりじゃ、何も結果が出せるわけがない。
見せかけばかりで、権力振りかざしてたら、絶対に信頼なんて得られるわけがない。

ものすごく当たり前で、まっとうなこと…
でも、言ってもわからないヤツはわからないんだよね。
そういうヤツは、辞めさせるしかない



がんばろ~


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