可不可以? 又は 最甜蜜的負担

F4と内田篤人を愛でつつ、直観の趣くまま好き勝手に語ってます。
不好意思!

100分de日本人論

2015年01月04日 | うっちー
100分de名著 お正月スペシャル


 内田篤人は色気のスペシャリストである!? 


 ネトウヨがウヨウヨしている昨今…
嫌韓・嫌中とセットになった「日本人論」=「愛国論」ではなく、
“名著”としての「日本人論」に接するのは意義のあることかもしれない…

NHKの「100分de名著 お正月スペシャル」、なかなか楽しめました
録画しそこなったので、NHKさん、再放送おねがいします~

 4人の論客がそれぞれ推薦する本を持ち寄って、日本人の本質を探るのだけれど、
毎回100分で1冊紹介するのに、100分で4冊じゃ、1冊25分じゃんね。
「こなしきれるのかな?」とは思いましたが、
とりあえず本の内容&エッセンスの紹介と、
この4人が揃って、ちょっとでも討論してるのを見れるのはありがたいかもね

<紹介順>
 編集工学研究所長・エディトリアルディ…松岡正剛氏:九鬼周造「『いき』の構造」;日本人の美学
 作家・小説家…赤坂真理氏:折口信夫「死者の書」;日本人の感受性
 精神科医…斎藤環氏:河合隼雄「中空構造日本の深層」;日本人の心のかたち
 明治大学 野生の科学研究所所長…中沢新一:鈴木大拙「日本的霊性」;日本人の根源にあるもの

 MCは伊集院光さんと武内陶子アナウンサー。
伊集院さんのツッコミが、かゆいところに手が届く感じで、いつも素晴らしいんですよね。よい聞き手です

 まずは松岡正剛氏が紹介する九鬼周造「『いき』の構造」。
土居健郎氏の『甘えの構造』は読んだけど、『「いき」の構造』は読んだことなかったな…

九鬼周造は文部省官僚の家に生まれ、ヨーロッパ留学も経験していながら、
日本文化と日本人の精神構造に強い関心を持った。
母親が芸妓であったことや、生まれてすぐ母が父を捨て、岡倉天心のもとに走ったことなど、
さまざまな要因があると思われるが、遊郭の美意識である「いき」に魅かれ、考察にいたるところがとても面白い。
自身は京都帝国大学教授文学部哲学科教授である。

 九鬼は、『「いき」の構造』を明らかにするために、まず内包する3つの特徴をあげる。
① 媚態 ②意気地 ③ 諦めの3つである。
「いき」の基調は「色っぽさ」であり、「なまめかしさ」や「つやっぽさ」を要素として挙げる。
「媚態」とは異性間の交渉上の緊張状態のことで、
   媚態の要は、距離を出来得る限り接近せしめつつ、距離の差が極限に達せざることである。
慣れ合って、緊張状態を失ってしまえば、「媚態」も消える。
「意気地」は意地に通じるが、
   「いき」は媚態でありながらなお異性に対して一種の反抗を示す強味をもった意識である
ことの表現だろう。
   「いき」は垢抜けがしていなくてはならぬ。
この表現が「諦め」。未練たらしくてはならない。
   運命に対する知見に基づいて執着を離脱した無関心である。(緑の部分は引用)

…このへんで、もう英陸は…「これって、内田篤人のことじゃね??」と思い始めた
「意気地」なんかは、「ツンデレ」じゃん
さらに、番組ではアニメーションで紹介されたのだけど、見た目の「いき」「色っぽさ」っていうのがね…

・姿勢はまっすぐではいけない。軽く崩すこと→あちゅとくんは猫背が基本で、くねくねがお得意
・姿はほっそり柳腰
・丸顔よりも「ほそおもて」
・横目、上目、伏目…まとめて流し目
・瞳はうるうる 口は半開き
・哀愁を帯びた微笑み
・髪は正形の崩れたもの→無造作ヘアね!
・抜き衣紋→ネクタイ苦手。首回りはゆるゆるが好きよね!
・手付きも大事!

他に「湯上りがよい」「チラリズム」「薄化粧」とか「薄物を着る」(つまりスケスケ)などがあるけど、
これって、やっぱ、どう考えても…
内田篤人だろ~~~
ああ、あちゅとくんは、やっぱ、色っぽくて、なまめかしくて、つやっぽくて、「いき」なんだぜ


「あちゅと…

他の3冊ご紹介
 赤坂真理さんの折口信夫「死者の書」。
折口信夫さんが同性愛者ということもあるけど、その感受性は「憑依性」。
生物に限らず、モノにまで憑依して、その内側からの音を聞き、受容していく感性を解説。
赤坂さんはそれを「モノを恋う感受性」と表現します。
アニミズム&シャーマン的なものとも言える

 最近は「マイルド・ヤンキー」研究でも有名な斎藤環さん。
河合隼雄さんが「中空構造日本の深層」で指摘するには、日本人の無意識性。
ど真ん中が空っぽなまま、物事が運び、結局誰も責任を取る人がいなくなるシステムをひも解きます。
でも、それはある意味、徹底的な争いを避ける道であり、交じり合う余地を残していること…
よい意味の「曖昧さ」であれば、平和なのです
しかし、その真ん中の空洞に、強圧的なものが放り込まれたとき、日本人は抵抗ができない…

 よく「日本人には哲学がない」とか「宗教観がない」といわれる…が…
中沢新一さんは鈴木大拙「日本的霊性」により、日本人の大地に根ざした、土着性と生命力を評価する。
キーワードが「無分別智」。
ものごとを単純に2元論で分けない。訳知り顔で知識に頼らない…
自らの「生」の中から湧き出る“智”…その正しさを私たち日本人は知っている。
さて、それが日本人の強みとなるのか…?

 さらにあちゅとくんの色っぽさの秘密を、他の3冊とも合わせて考察するなら、
「曖昧さ」「中間性」を要素として挙げることができると思う。
本人はそーとー頭がいいにもかかわらず、それを見せることを嫌う「マイルド・ヤンキー」性もあるし、
「言葉よりプレー」と言い切る「無分別智」ね
そして、ピッチ上では…あちゅとくんは「平面と俯瞰」をイメージしながら、冷静にプレーする。
でも、ときに「神がかり」とも言われるパフォーマンスが出現する。
今季は「神技アシスト」に、「神がかりWブロック」なんてものが飛び出した
あちゅとくんの必死のプレーの中で、サッカーの神様が一瞬「憑依」するのかもしれない…
とても強い「共感性」、豊かな「感受性」も持ってるよね。
ただ、「僕見た」の人だから、「中核」はしっかりしてます。

 あちゅとくんは世界中で愛されているから、けっして「日本人論」の枠に閉じ込める必要はない。
ただ、あちゅとくんが「日本の神秘性」、オリエンタルな魅力を外国人にすごく感じさせる存在ではあるだろうな。
今回、英陸はこの番組を見て、「内田篤人」の要素を少し分析させてもらえたのがとっても面白かっただよ。
とくに、あちゅとくんの色っぽさについてね

内田篤人は日本の大事な大事な宝物
日本が誇る「美」そのもの …なのかもね

 さて、サッカー日本代表は、アジアカップ決戦の地オーストラリアに入って、
本日は練習試合。

元日まで試合をこなしたマヤは、直接オーストラリアへ。
サウサンプトンとの契約を3年間延長なんてすごい!

 あちゅとくんは…

 英陸も投票してるけど、1位のマイヤー(フランクフルト)が強くて…

 憂いを帯びたあちゅとくんの微笑み…

 この冬…もちろんリハビリはあったでしょうが、いつもよりは日本でゆっくりできたのかも?
さて、出国はいつでしょう?
結局今年はドーハ・キャンプには同行せず。ドイツでリハビリするとか…
じゃあ、ノイアーにも会えないね…
ちょっと寂しいけど、しっかり膝を治して、体力養って、BL後半&CL戦に備えてくださいな。

  がんばれ!内田篤人!!  

  頼むぜ!SCHALKE04!  

  負けるな!日本代表!  
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6 コメント

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「TVガイドPERSON VOL.29」 (RedStar)
2015-01-08 14:16:12
内田さん、表紙らしいッスね。ポスターもついてて、「俺の居場所」をテーマにしたインタビューも載るとか。もしかして通販で予約とかしちゃってる(^m^)!?
返信する
ポスターいらないから、全編内田さんでお願いしたい (英陸)
2015-01-08 22:11:52
 RedStarさん
予約は…してないっす…
本屋さんの店頭で、ドッキドキしながら買うのが楽しかったりして…
この表紙、すっごく好き
買って買って~(なんて甘えてみたりする…
返信する
甘えても (RedStar)
2015-01-08 23:37:00
買わんよ。
返信する
あら (英陸)
2015-01-08 23:43:52
 RedStarさん
RSさんもツンデレね
返信する
そして (RedStar)
2015-01-14 08:02:54
再びBitteを買う日々が始まるみたいですね。Fight☆
返信する
はい… (英陸)
2015-01-15 00:00:35
 RedStarさん
「フチ田篤人」さんのパッケージを見かけたときは、即ご連絡ください
よろしく
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